レビュー著者: 漫画よしあし
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ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風
完結著者: 荒木飛呂彦
連載: 週刊少年ジャンプ
ジャンル: ファンタジー/頭脳戦/バトル/アクション/冒険/ギャング
評価: 9/10
あらすじ
西暦2001年、イタリア・ネアポリス。DIOの血を引きながらジョースターの気高い心を継いだ少年ジョルノ・ジョバァーナは、街を汚す麻薬を消すためギャング組織の門を叩く。同じ志を抱く幹部ブチャラティのチームに加わった彼に下るのは、顔も知らないボスの娘を護衛せよという任務。組織の刺客と命を削り合いながらたどり着いた先で、ボスの吐き気を催す企みを知った一行は、帰り道のない反逆を選ぶ。闇にしか居場所のない若者たちが、誇りだけは決して手放さない。張り詰めた頭脳戦の裏で、覚悟という言葉の重さが胸に刺さる。犠牲を越えて受け継がれる黄金の意志!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 殴り合う強さよりも、手持ちの力をどう使い切るかを競う読み合いに夢中になれる人
- 痛みを伴う別れを受け止めながら、自分の意志で退路を断つ生き方に胸を打たれたい人
- 異国の街を舞台に、明るい仲間のやり取りの裏で裏社会の冷たさがずっと漂う空気感を楽しみたい人
向いていない人
- 話の勢いで押し切られるのが苦手で、戦いの理屈を一つずつ納得しながら読みたい人
- 味方まで周りを巻き込む荒っぽさが気になり、体が壊れる描写のえぐさに引いてしまう人
- 描き込みの密度が高い画面を追うのが苦手で、さらっと読み進められる軽さを求める人
良い感想・レビュー
- 僕の本棚には単行本が全部そろっているのに、つい読み返してしまった。刺客に追われる道中でリーダーも新入りも引き返せない覚悟を順に見せていくのがたまらない。終盤に前の部の人気者が顔を出したのもうれしい。
- 主人公の力が命や部品を生み出せるとわかった瞬間、戦い方の幅がぐっと広がりました。少しの無茶が通るぶん駆け引きが何段も深くなるんですね。ここまでの覚悟は自分にはまねできません。
- 味方も敵の暗殺チームもみんな好きになったのに、前の部と違って次々と退場していくのが切ない。それでも別れがあるからこそ物語が濃くなると感じてしまう自分がいて、
- 決められた運命に人は逆らえないのかという問いが芯にあります。行き場をなくした若者たちが吐き気がするほどの悪へ正面から立ち向かう姿に、大事なことをいくつも教わりました。つらい時に私が思い出す言葉です。
- 宿敵の息子が主人公という組み立てがまずおもしろい。受け継いだ気高さと人を惹きつける強さを併せ持つからこそ頂点に立てたのだろう。陽気な仲間たちの奥に冷たさがのぞく空気は、この部だけの手ざわりだ。
悪い感想・レビュー
- この部から能力の仕組みが一気にこみ入って読みづらくなるのは確かで、途中で投げ出す人も少なくないと思う。僕も何度か手が止まったが、アウトローらしい誇りの輝きに引っ張られて最後までついていった。
- 最後の敵の能力が結局どういう理屈なのかつかめないまま読み終えてしまった。後半は何がどうなったのかよくわからず、気に入っていた面々が途中で退場するのも物足りない。それ以外に文句はないのだけど。
- 前の部と比べて荒っぽい描写がぐっと増えました。味方も敵も夢や目的のために周囲への被害を顧みないので、ここは好き嫌いが分かれるところだと思います。穏やかな話を期待すると面食らいます。
- 鏡の中に入る力も相手を老いさせる力も、理屈としてさすがに無理を通しすぎている気がしてならない。そろそろネタに詰まってきたのかなと勘ぐってしまい、私の中では引っかかったままだ。
- ホラー映画みたいな張り詰めた場面が続くのはいいのですが、人の体が壊れる描写のえぐさに読む側の覚悟が必要でした。かなりきつい絵面もあるので、苦手な方にはすすめにくいです。










