# コレットは死ぬことにした

## 基本情報

- 著者: 幸村アルト
- 連載: 花とゆめ
- ジャンル: ファンタジー、少女漫画、恋愛漫画
- 評価: 9.1/10
- 最終更新日: 2026年10月20日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/da44ec77-1bca-438a-a6d3-71d2515303f3

## あらすじ

村でたったひとりの薬師として、朝から晩まで患者に追われる少女コレット。休む間もない毎日に心がすり切れ、ついに診療所わきの井戸へ身を投げてしまう。目を覚ますと、そこは死者の国・冥府だった。待っていたのは、死者を裁く重い務めを抱えながら、日光アレルギーなどの不調を隠して働き続ける冥王ハデス。目の前の病人を放っておけないコレットは、思わず治療を申し出る。誠実に死者と向き合うハデスの姿にふれ、彼女はもう一度、薬師としての誇りを取りもどしていく。井戸を通って地上と冥府を行き来しながら、ガイコツの家来や神々とも心を通わせる日々。笑えてときめいて、ときに胸を打たれる、ギリシャ神話を下敷きにした薬師と冥王の恋物語！

## この漫画を読むのに向いている人

- **ギリシャ神話をわかりやすく噛みくだいた少女漫画**で、神様たちのエピソードも味わいたい人
- **笑ってときめいて泣ける恋愛もの**を、中だるみのない長い物語で最後までじっくり味わいたい人
- 恋愛だけでなく、主人公が**人の命に関わる仕事をしているからこそ深まる物語**にひかれる人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **大人どうしの落ち着いた恋愛**を求めていて、メインキャラクターの見た目が幼いと気になる人
- **恋人になるまでのゆっくりした歩み**にじれったさを感じやすく、早く関係が進んでほしい人
- 設定の筋が通っているかを重視し、**命を救う仕事と自ら死を選ぶ導入のずれ**が気になる人

## 良い所

- 主人公ふたりはもちろん、まわりの人たちもみんな好きになれる作品です。長い物語なのに**中だるみせず、笑ってときめいて泣いての繰り返し**で、感情が忙しいまま最後まで大満足で読めました！
- ギリシャ神話と少女漫画の組み合わせがみごとです。**エグい神話の世界をわかりやすく噛みくだきつつ、神話からは離れない**描き方に感動しました。思いがけない展開に絶望の涙を流し、最後は嬉し涙でした。
- ありがちな筋立てに見えて、**主人公が人の命に関わる薬師だからこそ話に深みが出ている**と感じます。くせの強い神様たちの豊かな表情や、絶妙なせりふの間合い、時おり胸をつかまれる一言にもひかれました。
- タイトルの「死ぬことにした」は、井戸に飛びこむからだと最初は思っていました。読み進めるうちに、**人生をまっとうすると決めたという意味**だとわかります。後半はふたりのイチャイチャもどんどん増えます。
- 地上へ戻るコレットを、寝ぐせのまま見送りに来るハデス様が尊すぎる。**つきあう前からお互いを思いやってきた分、恋人になってからの結びつきが強く**、誰も間に入れない感じがする。

## 悪い所

- 大人が読むには内容がやや浅く、物足りないかもしれません。冥界の王というわりにハデスは少年、働きすぎの薬師コレットは小学生に見え、**メインのふたりが子ども同士のカップルに見えてしまう**のが残念でした。
- 主人公は前向きで人を助けてばかりいて、命の大切さを誰よりわかっていそうです。そんな彼女が**自分から死のうとした導入は、設定として少し矛盾**していると思います。
- お互いになかなか想いを伝えられず、イライラさせられます。少しずつしか縮まらないふたりの関係は、**恋の進み方がゆっくりすぎて物足りない**と感じました。
- 絵柄が好みに合わず読みにくさがあり、さらに長い連載のあいだに**絵柄の移り変わりが大きく**、途中からはそれまでの絵と印象がずいぶん違って見えてしまいます。
- 高評価には申し訳ないけれど、合わない作品でした。なんだかのめり込めません。**薬師という設定があまり活きていない**気がします。犬の設定だけはとても好きでした。
