# 彼女、お借りします

## 基本情報

- 著者: 宮島礼吏
- 連載: 週刊少年マガジン
- ジャンル: 青春、ラブコメ
- 評価: 8.1/10
- 最終更新日: 2026年04月21日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/dbae5606-22c4-4349-af6e-05ca4269b7c3

## あらすじ

ダメダメな大学生・木ノ下和也は、初めての彼女に1ヶ月で振られ、自棄になって「レンタル彼女」を申し込む。そこで出会った水原千鶴は、誰もが振り返るほどの美少女だった。一度きりのつもりが、家族や友人への嘘が重なり、二人の関係は予期せぬ方向へ！？宮島礼吏が贈る、レンタルから始まる、嘘と本音が交錯する究極の「リアル」ラブコメディが開幕！

## 良い所

- **水原千鶴というヒロインの圧倒的な完成度**に脱帽しました。レンタル彼女としての完璧な笑顔と、ふとした瞬間に見せる素の冷たさや脆さ。彼女の夢に向かうひたむきな姿を知るたびに、どんどん惹き込まれます。
- 主人公の和也が本当に情けない男なのですが、**「好きな人のために全力を尽くす」時の爆発力**が凄まじいです。映画制作のエピソードでは、彼の執念と愛の深さに何度も胸が熱くなり、応援せずにはいられませんでした。
- 宮島先生の作画が非常に美麗で、**特に女の子の服装や表情のバリエーション**が豊かです。毎話のように新しい魅力を発見できるほど、ビジュアル面での満足度が高く、画面の隅々までこだわりを感じる名作です。
- 嘘を隠すためのドタバタ劇が面白い一方で、**キャラクターたちの内面にある孤独や痛み**も丁寧に描かれています。単なるラブコメではなく、人間関係の複雑さや「本音」の尊さを考えさせてくれる深みがあります。
- 麻美ちゃんや瑠夏ちゃんといったライバルたちの介入が物語を加速させ、**次はどうなるのかという引き**が抜群に上手いです。もどかしい距離感の連続ですが、その分だけ二人の想いが通じ合った時の爆発力が楽しみです。

## 悪い所

- 主人公の和也が嘘を重ねすぎて自業自得な展開が多く、**読んでいてイライラしてしまうこと**が多々ありました。もう少し、彼が自分自身の過ちから学んで成長する姿を早い段階で見せてほしかったな、というのが本音です。
- 物語の進展が非常にゆっくりで、**何巻も同じような状況が続いているもどかしさ**を感じることがあります。心理描写が丁寧なのは良いのですが、読者としてはもう少しスピーディーな関係の変化を期待してしまいます。
- 和也の卑屈な独り言や、ヒロインを神格化しすぎる描写が時々過剰に感じられ、**共感の限界を超えてしまうこと**がありました。もう少し、一人の人間として対等に向き合うような対話のシーンを増やしてほしかったです。
- 掲載形式の影響か、**一話ごとの引きが強すぎて物語が細切れに感じられること**がありました。一気に読めば面白いのですが、毎週追いかけていると停滞感に耐えられなくなる時期があるのが、少し難点かなと思いました。
- 周辺のキャラクターたちの扱いが時折記号的というか、**物語を動かすための舞台装置**に見えてしまうことがありました。もっと彼ら自身の個人的なドラマや、和也抜きの人間関係も見てみたかったなと感じました。
