レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
思い、思われ、ふり、ふられ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
思い、思われ、ふり、ふられ
著者: 咲坂伊緒
連載: 別冊マーガレット
評価: 8.5/10
あらすじ
由奈は人見知りで、少女漫画みたいな恋にあこがれる夢見がちな女の子。明るくて現実的な朱里と出会い、正反対なのに不思議と仲良くなっていく。由奈が惹かれた「王子様」は、じつは朱里の義弟だった。まっすぐな気持ちを認めて告白し、振られてもあきらめない由奈。その真剣さに彼の心が少しずつ動いていく。一方、幼馴染のストレートな言動に、恋を器用にこなしていたはずの朱里がどんどん不器用になっていく。ふたりの女の子とふたりの男の子、それぞれの視点で描かれる恋は切なくて、でもどこまでもかわいい。すれ違って、向き合って、進路も未来も自分で選ぶ。読み終えたら、4人の眩しさに胸がいっぱいになる青春群像劇!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 二組の恋を同時進行で追いかける展開が好きで、贅沢な群像劇を腰を据えて味わいたい人
- 不器用な子が自分の気持ちに正面から向き合って前へ出る、まっすぐな恋の成長を応援したい人
- 透明感のあるきれいな絵と繊細な心理描写に包まれて、ピュアな青春のときめきにひたりたい人
向いていない人
- すれ違いを繰り返す展開が長く続くのを苦手に感じやすく、テンポの速い恋愛劇を求める人
- 登場人物が本音でぶつかり合うドロドロした修羅場や、激しい起伏のある物語を好む人
- 登場人物同士が終始おだやかに気づかい合う空気より、波乱に満ちた刺激を第一に読みたい人
良い感想・レビュー
- すれ違いがちな二組を同時に見られる贅沢さがいい。片方が早めに結ばれてイチャイチャしてくれるから、もう片方がなかなか進まなくてもイライラせず見守れた。二組の恋を並行で追える構成が効いていると思う。
- 人見知りで不器用な子が、自分の気持ちをまっすぐ認めて相手にぶつかっていく姿がかわいい。弱気だった女の子がだんだん強くなる流れに、応援せずにはいられなかった。恋を自覚して前に出る瞬間がまぶしい。
- 恋を器用にこなしていたはずの子が、天然な男の子に振り回されてどんどん不器用になっていく。そのちぐはぐさが切なくて、心臓がばくばくした。現実的な子ほど崩れていく描き方に共感しかない。
- 絵がとにかくきれいで、どのコマも思わず見とれてしまう。女の子の仕草も男の子の照れた表情もとても繊細で、読んでいるだけで自然とピュアな気持ちになれた。素直に共感できる青春が広がった。
- 登場する4人がみんないい子で、最後まで嫌なキャラがいなくて安心して読めた。恋愛だけじゃなく友情も丁寧に描かれていて、読み終えるころには全員を応援していた。誰にも悪意がない優しい群像がうれしい。
悪い感想・レビュー
- みんながお互いを思いやりすぎて、言いたいことを言えないまま同じようなすれ違いを繰り返すのが、正直じれったかった。もっと本音をぶつけ合う場面があってもよかったんじゃないかと思う。
- 一組が早い段階で安定してしまって、後半はもう一組の話にぐっと偏っていた印象。どちらのカップルも同じくらい好きだったから、付き合ってからの日常をもっとバランスよく見たかった。
- 中盤のこじらせ方が長くて、元カレが同じようなタイミングでかき乱すパターンの繰り返しに、途中でちょっと飽きてしまった。もう少しコンパクトな尺なら、何度も読み返しやすくなるのに。
- 終盤が急ピッチで進んで、片方のカップルの結末が駆け足に感じた。海外へ旅立つことで4人の関係がばらばらになる寂しさもあって、最後だけにもう少しの余韻が欲しかったな。
- 自分の気持ちを自覚したはずなのに、つまらないプライドで言い出せない展開が続いて、どんだけすれ違うのと何度も突っこみたくなった。タイミングのかみ合わなさにやきもきさせられっぱなし。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
すれ違いがちな二組を同時に見られる贅沢さがいい。片方が早めに結ばれてイチャイチャしてくれるから、もう片方がなかなか進まなくてもイライラせず見守れた。二組の恋を並行で追える構成が効いていると思う。
みんながお互いを思いやりすぎて、言いたいことを言えないまま同じようなすれ違いを繰り返すのが、正直じれったかった。もっと本音をぶつけ合う場面があってもよかったんじゃないかと思う。
人見知りで不器用な子が、自分の気持ちをまっすぐ認めて相手にぶつかっていく姿がかわいい。弱気だった女の子がだんだん強くなる流れに、応援せずにはいられなかった。恋を自覚して前に出る瞬間がまぶしい。
一組が早い段階で安定してしまって、後半はもう一組の話にぐっと偏っていた印象。どちらのカップルも同じくらい好きだったから、付き合ってからの日常をもっとバランスよく見たかった。
恋を器用にこなしていたはずの子が、天然な男の子に振り回されてどんどん不器用になっていく。そのちぐはぐさが切なくて、心臓がばくばくした。現実的な子ほど崩れていく描き方に共感しかない。
中盤のこじらせ方が長くて、元カレが同じようなタイミングでかき乱すパターンの繰り返しに、途中でちょっと飽きてしまった。もう少しコンパクトな尺なら、何度も読み返しやすくなるのに。
絵がとにかくきれいで、どのコマも思わず見とれてしまう。女の子の仕草も男の子の照れた表情もとても繊細で、読んでいるだけで自然とピュアな気持ちになれた。素直に共感できる青春が広がった。
終盤が急ピッチで進んで、片方のカップルの結末が駆け足に感じた。海外へ旅立つことで4人の関係がばらばらになる寂しさもあって、最後だけにもう少しの余韻が欲しかったな。
登場する4人がみんないい子で、最後まで嫌なキャラがいなくて安心して読めた。恋愛だけじゃなく友情も丁寧に描かれていて、読み終えるころには全員を応援していた。誰にも悪意がない優しい群像がうれしい。
自分の気持ちを自覚したはずなのに、つまらないプライドで言い出せない展開が続いて、どんだけすれ違うのと何度も突っこみたくなった。タイミングのかみ合わなさにやきもきさせられっぱなし。
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