# ANGEL VOICE

## 基本情報

- 著者: 古谷野孝雄
- 連載: 週刊少年チャンピオン
- ジャンル: ヤンキー、少年漫画、サッカー、スポーツ、青春
- 評価: 8.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月30日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/e110fa5f-e1e6-430c-ad89-ab8bcc5d1b62

## あらすじ

千葉の高校に、喧嘩だけは県内最強と笑われるサッカー部があった。廃部まであとわずか、集まったのは中学時代に恐れられた荒くれ者たち。新任監督は彼らにボールを渡し、来る日も来る日も地味できつい反復練習を課していく。負ける時はきちんと負ける。決まりそうな場面で決まらない。それでも積み上げた分だけ、彼らは少しずつ強くなる。喧嘩に走らずギリギリのプレーで戦えるようになるまでの変わりようが、試合の一つひとつに刻まれていく。部を支えたマネージャーが抱えた病、そして彼女に届けたい勝利。泥くさい一勝の重みが胸を打つ、涙なしでは読めない選手権！

## この漫画を読むのに向いている人

- きらめく才能や奇跡ではなく、**地道な積み重ねで少しずつ強くなる過程**をじっくり追いたい人
- 荒っぽい連中が変わっていく話が好きで、**熱さと切なさが同時に来る青春もの**を求めている人
- 必殺技の出てこない**硬派で泥くさい試合描写**を、腰を据えてじっくり長く読み込みたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 最初のうちから引き込まれたいタイプで、**地味な立ち上がりが長く続く作り**を待ちきれない人
- 病を抱えた人物が物語を動かす筋立てが苦手で、**あからさまに泣かせにくる展開**にどうしても身構える人
- 熱量の高い掛け合いがずっと続くとしんどくなり、**暑苦しいノリ**からはできれば距離を置きたい人

## 良い所

- 決まりそうな場面できっちり外すし、負ける時はちゃんと負ける。**都合のいい奇跡に頼らない試合運び**だから、勝ち上がる場面の説得力のほうがまるで違う。
- 序盤の荒れた空気だけで見限らなくてよかった。**失敗して直してまた挑む積み重ね**だけで押してくる作りだ。終盤の畳みかけなど、もはや涙腺への反則技。
- サッカーのルールもよく知らないまま読み始めた。それでも**選手の心の動きまで追う細かい描写**に引き込まれて、気づけばこの競技そのものが好きになっている。
- 誰か一人だけの話ではなく、部の全員に見せ場が回ってくる。**一試合ごとに背負うものが増える緊張感**は、現実の試合を観ているときの息苦しさにかなり近い。
- マネージャーの歌をめぐる話が切なくて、読み終えたあともずっと残る。熱さと悲しさが並んで進むから、**泣かされ続ける展開**の余韻がなかなか消えない。

## 悪い所

- 出だしがとにかくきつい漫画だ。**荒れた連中の喧嘩ばかり続く滑り出し**で、一度は読む手が止まる。競技に向き合い始めてからが、ようやくこの作品の本番になる。
- 元は不良という肩書きだけで、真面目に続けてきた相手を次々と抜いていく。**努力してきた側が噛ませになる構図**は、さすがに都合がよすぎやしないだろうか。
- 登場人物の顔の描き方だけは、正直かなり好みが分かれるところ。**あごの張った似た輪郭が並ぶ絵柄**のせいか、格好いいはずの女性の顔立ちまで一様にいかつく映る。
- マネージャーの病気を軸に据えた展開は、狙って泣かせにきていると感じる。**お涙頂戴に寄せた仕掛け**が苦手なら、ここで一歩引いてしまうかもしれない。
- 監督が有能だという設定の割に、判断のぶれる場面がいくつか引っかかってしまう。**人数を揃えない練習試合**など、細かいところで首をかしげたくなる箇所が残る。
