# ピーチボーイリバーサイド

## 基本情報

- 著者: クール教信者、ヨハネ
- 連載: 月マガ基地
- ジャンル: 冒険、ダークファンタジー
- 評価: 7.8/10
- 最終更新日: 2026年07月01日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/ed838c24-e0d2-4465-9443-ef80bb284560

## あらすじ

平和な小国のお姫さまサリーは、旅の少年ミコトに出会い、外の世界へのあこがれをふくらませる。ところがある日、強い力を持つ鬼たちが城へ攻め入り、穏やかだった国は一変してしまう。危機を救ったのは、桃の力で鬼を冷たく斬り伏せるミコトだった。彼の残酷さと広い世界を知ったサリーは、国を飛び出して旅に出る。やがて鬼が人の悪意や怨みから生まれると知り、自らも桃の眼の力に目覚めていく。人も亜人も鬼も、争わず折り合って暮らす道はないのか。鬼を根絶やしにしたい者、共存派の鬼すら斬る者、それぞれの思惑に振り回されながら、サリーは仲間と終わりの見えない旅を続ける。誰もが知る桃太郎を、こんなにも血なまぐさく組み替えた異形の冒険譚！

## この漫画を読むのに向いている人

- かわいらしい絵柄と、鬼の首が飛ぶような**露骨で血なまぐさい描写**との落差を、面白がって受け止められる人
- 正義感の強いヒーローが少しずつ壊れていく、**狂気まじりのダークファンタジー**の空気にゾクッとしたい人
- 誰もが知っている昔話を、大胆に作り替えた**先の読めない冒険譚**をじっくり追いかけたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 手足や首が飛ぶような描写が何度も繰り返し出てくるので、**エグめのバトル表現**が苦手な人
- 登場人物たちの動機や世界観の作り込みに、**しっかりとした芯や深み**を最後まで求めたい人
- 広げるだけ広げた設定が、きれいに**筋の通った着地**をするところまでしっかり見届けたい人

## 良い所

- 桃太郎を下敷きにしたダークファンタジーで、鬼との住み分けに陰謀が複雑にからんでくる。絵のかわいらしさと露骨な描写の落差もあって、かなり**特殊なジャンル**の一本だと感じた。
- 正義の味方の桃太郎が異世界に来たらこうなるのか、と感心してしまう。狂気とアクションの爽快感がよく描けていて、ゾクッとする**主人公が壊れている物語**が好きな私にはたまらない。
- 日本人なら誰もが知る桃太郎のifを、ここまでおもしろくできるのは流石という他ない。少し色気と狂気がありつつ、**先の読めない展開**にぐいぐい引っぱられていく。
- アニメがきっかけで原作を読み始めた。サリーの成長や戦闘シーンがどれもよくて、アニメでは表せなかった部分や、この先に関わりそうな**伏線の張り方**が印象に残る。
- 昔話に出てくるアレは本当は何なのか、といった対比と皮肉も効いている。直接的な狂気と狂喜の表現がよくて、**ハマる人はとことんハマる**手ざわりだった。

## 悪い所

- 国を全滅させた敵ですら、少しかわいそうな面を見せれば「本当はいい子」扱いになる。この**扱いのゆるさ**はさすがに受け入れがたくて、途中でしんどくなった。
- 設定という風呂敷を広げすぎて、回収しきれないまま終わった気がする。作者の他作品のキャラも出てくるし、もともと**作者のファン向け**の一本なのかもしれない。
- 絵は綺麗でテンポもよく、サクサク読める。だけど世界観やキャラの芯がフワフワしていて、**感情移入できない**のがつらい。街が消し飛んでも主人公が軽く済ませる場面には戸惑った。
- 鬼が来る土地なのに城門を閉めないし、危険なはずの外に村があっさりある。**世界観の作り込みの甘さ**が気になって、続きを見たい気持ちがわいてこなかった。
- 人の悪意がテーマなのだろうけど、そこまで深くは掘られていない。展開が**作者の都合に振り回される**タイプに感じてしまい、うーん、読まなくてもいい気もする。
