# 群青にサイレン

## 基本情報

- 著者: 桃栗みかん
- 連載: 少年ジャンプ+、YOU
- ジャンル: ヒューマンドラマ、スポーツ、青春
- 評価: 8.2/10
- 最終更新日: 2026年07月22日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/ede13fd1-9957-42a2-941c-2244e4bdc53e

## あらすじ

少年野球のころ、同い年の従兄弟にエースの座を奪われた吉沢修二。嫉妬と焦りから裏工作に走って自滅し、イップスを抱えたまま野球を捨てた。数年後、高校で小柄になった従兄弟と再会し、「今なら勝てる」と野球部の扉を叩く。ところが左投げの捕手として、大嫌いな相手とバッテリーを組む羽目に。相手の球を受けるたび、消えたはずの劣等感がまた顔を出す。ぶつかり傷つけ合いながら、二人は少しずつ互いの弱さと向き合っていく。チームの誰もが暗い過去やトラウマを抱え、勝利の爽快感より心の泥沼が濃い。それでも野球にしがみつく姿が泥臭くて、目が離せない。青春の影を誤魔化さずに描いた高校野球！

## この漫画を読むのに向いている人

- 勝ち負けの爽快さよりも、**登場人物の弱さや嫉妬を掘り下げる物語**をじっくり味わいたい人
- 熱血や友情といった定番の展開ではなく、**登場人物の葛藤を軸にした青春群像劇**を読みたい人
- 不器用でぶつかり合う二人の関係が、**少しずつ信頼へ変わっていく過程**に胸を熱くできる人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 試合で勝ち進んでいくスカッとした展開や、**スポ根らしい勝利の爽快感**を何より優先したい人
- 暗い過去やトラウマが漂う**終始ジメジメした重い空気**が苦手で、明るく前向きな読後感を求める人
- 主人公が**うじうじと劣等感を引きずる展開**が長く続くと、途中でしんどくなってしまう人

## 良い所

- 負けたと思ったら戦わずに逃げてしまう主人公に、情けないのに自分を重ねてしまいました。**スポーツ漫画らしからぬ弱さ**が、かえって生々しくて胸にじわじわ来ました。気づけば本気で応援していました。
- 登場人物それぞれのトラウマや弱さがていねいに描かれていて、読みながら色々と考え込んでしまいました。**心のひだをすくい取る描写**が細やかで、同じ場面を何度も読み返しました。続きが気になって仕方ありません。
- 野球のルールもよく知らないのに、試し読みだけでぐいぐい引き込まれました。**スポーツを描いても絵に迫力がある**ので、次にどう転ぶのか気になってどんどん先へ進みました。野球が苦手な人にこそ勧めたい一作です。
- キャラのほぼ全員が暗い過去を抱えていて、主人公が落ち込むたびにこっちまでどっと疲れました。なのに、その**この先のカタルシスを求めてしまう中毒性**がクセになりました。疲れながらも、読む手が離せませんでした。
- 不仲なのに離れられない二人の関係が、読んでいて苦しいのに目が離せませんでした。**青春の影の部分を誤魔化さない**描き方が泥臭くて、それでいて美しいです。しんどさの先で泣かされた一冊です。

## 悪い所

- 負けたと思うと戦いもせず野球を投げ出し、嫉妬を人に八つ当たりする主人公にイライラしました。**逃げてばかりで反省も努力もない**から、なかなか前へ進みませんでした。歯がゆさが最後までつきまといました。
- 主人公の内面のドロドロした嫉妬や歪んだ感情が、これでもかと長々描かれます。**爽やかなスポ根を期待すると痛い目を見る**ので、そこは覚悟がいります。明るい読後感を求める日には手が伸びませんでした。
- 掲載誌の移籍のせいか、後半の展開がどうしても急ぎ足に感じてしまいました。**キャラの抱える闇が深いのに解決が駆け足**で、一つひとつをもっとじっくり見たかったです。心残りばかりが積もる終盤でした。
- とにかく全編が暗くて、主人公が落ち込むたびにこっちまで気が滅入りました。**終始ジメジメした空気**が続くので、読むだけでどっと疲れます。明るい気分になりたい時には向きませんでした。
- 「いちご100%」の作者と知って手に取ったので、ラブコメ要素ゼロの重苦しさに面食らいました。**少女誌のシリアス路線**は、正直なところ好みがはっきり分かれます。爽快な勝利を求める人には物足りないはずです。
