# BTOOOM！

## 基本情報

- 著者: 井上淳哉
- 連載: 月刊コミック@バンチ
- ジャンル: 青年漫画、アクション、サバイバル・デスゲーム
- 評価: 7.5/10
- 最終更新日: 2026年07月26日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/f010898d-c8d3-48ca-ae31-6c1cf455ecc1

## あらすじ

世界ランキング10位のゲーマー。ただし現実では母親とうまくいかず、部屋にこもりきりの22歳。ある日いきなり拉致され、目を覚ました先は南の孤島だった。渡されたのは8個の爆弾と、手の甲に埋め込まれたチップ。生きて帰るには他人を殺し、チップを8個そろえるしかない。人を殺せないと迷う彼のそばに、頼れる年上の男と、男を恐れる少女が並ぶ。爆弾は種類ごとに使い道が違い、風向きひとつで勝敗がひっくり返る。空から降る水と食糧を誰が取るかでも、人の顔つきは変わっていく。やがて島の裏に、途方もない仕組みが見えてくる。結末はふたつ用意されている。読み終えてもざらつきが消えない、逃げ場のない孤島の記録！

## この漫画を読むのに向いている人

- **爆弾ごとの性能差を読み合う頭脳戦**が好きで、力任せの殴り合いより、じりじりした駆け引きを味わいたい人
- 追い詰められた人がどこまで醜くなり、どこで踏みとどまるのかを、**むき出しの人間ドラマ**として見届けたい人
- **ふたつ用意された結末**という珍しい仕掛けごと楽しみたくて、同じ物語の別の行き先まで読み比べたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 性暴力や体つきの強調がつらく、**本筋と関係のない刺激**が挟まると、そこで読む気持ちが切れてしまう人
- 主人公が無傷で切り抜ける展開が引っかかってしまい、勝ち負けには**きっちり筋の通った理屈**がほしい人
- 重い空気が続く物語が苦手で、途中に**息の抜ける明るさ**がないと最後まで走りきれないと感じる人

## 良い所

- 投げ合うだけの話かと思っていたら、爆弾の種類ごとに戦い方がまるで違いました。風向きまで計算して置き場所を決める**道具の使い分け**が面白く、途中から戦術を一緒に考えながら読んでいます。
- 部屋にこもっていた男が、島でだんだん頼れる顔になっていく。腕前だけでなく人を守る責任まで背負い込む**不器用な変わりよう**が自然で、最初のだらしない姿を知っているぶん余計に効いた。
- 全員で仲良く脱出、なんて甘い話にならないのがいい。手を組んだ相手がいつ寝返るか読めず、それでも誰もが生き延びようとする**むき出しの必死さ**に引きずり込まれた。
- 結末がふたつ用意されていると聞いたときは企画倒れを疑ったが、読んでみると**どちらの道も成り立つ**ように話が積み上げられていて驚いた。両方読んで、どちらにも納得している。
- 空から落ちてくる水と食糧の取り合いが、爆弾の撃ち合いと同じくらい怖い。優勢と劣勢が何度も入れ替わる**シーソーみたいな展開**で、先を予想しては外れるのを繰り返している。

## 悪い所

- 爆弾の心理戦がせっかく面白いのに、胸の強調や性暴力の描写が本筋と関係なく差し込まれます。**そこじゃない部分での刺激**が続くと、人に勧めにくくてもったいないと感じました。
- 相手が何度爆弾を投げても主人公が無傷なのは、さすがに雑だと思う。当たらない理由づけも後付けに見えて、**都合よく守られる主人公**が気になり出すと戦いの緊張が抜けていく。
- 設定は面白いのに、とにかく空気が重い。人が壊れていく場面が続くので、**殺伐としすぎた読み心地**に疲れてしまい、先を読む気力が続かない時期があった。
- 読み始めの印象は、どこかで見た要素の寄せ集めだった。拉致されて殺し合いという枠組み自体に**目新しさが薄い**ぶん、話に乗るまで時間がかかったのは正直なところ。
- 分岐という発想は面白かったものの、明かされる裏側の設定には無理が多い。真実を知っても**世界が何も変わらない後味**が残り、期待した分だけ肩透かしを食らった。
