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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

テラフォーマーズ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

テラフォーマーズ

テラフォーマーズ

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著者: 橘賢一貴家悠

連載: 週刊ヤングジャンプ

ジャンル: バトルアクションサバイバルSF

評価: 8.8/10

あらすじ

火星をテラフォーミングするために放たれたゴキブリが、500年の歳月を経て驚異的な進化を遂げた人型怪物『テラフォーマー』。それらを駆除すべく、昆虫や生物の特殊能力を肉体に移植する『M.O.手術』を施された人類の戦士たちが、火星の大地で命懸けのサバイバルに挑む!スズメバチやテッポウエビ、デンキウナギなど、実在する生物の解説を交えた緻密でロジカルなバトル能力戦。主要キャラすら一瞬で首を撥ねられる容赦のない絶望的な世界観と、散りゆく戦士たちの魂の美学。5年半の長期休載から奇跡の復活を遂げ、舞台を地球へと移して人類の存亡を賭けた決戦を描く、SFバイオレンスアクションの最高峰!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 実在する生物の特性をそのまま超能力に変えた奇抜な設定のサバイバルが好きな人
  • 容赦ない絶望感の中でも知恵と絆を尽くして戦う人間ドラマを追いかけたい人
  • 力強い作画による迫力のあるバトル描写とスケールの大きな設定に惹かれる人

向いていない人

  • 長期休載でいったん冷めた作品に戻るモチベーションを保つのが難しい人
  • 陰惨な暴力描写が続く展開を生理的に受けつけにくいと感じる人
  • 複数の勢力が複雑に絡み合う設定の全体像を把握するのが読む上で負担になる人

良い感想・レビュー

  1. 俺、実在する生物の驚異的な生態をそのまま超能力に変える「M.O.手術」の能力戦にマジでシビれた。生物のトリビアを交えたナレーションがバトルの緊迫感に凄まじい説得力を与えていて最高に面白い。
  2. 主要キャラでも「え、ここで死ぬの?」と容赦なく一瞬で退場させていく絶望的なサバイバル感が凄い。アドルフ班長の、あの美しくも悲しすぎる最期の散り際を目撃した時は、布団の中でガチ泣きした。
  3. 橘賢一先生の迫力あふれる筋肉美の描き込みと、ゴキブリの不気味すぎる無表情な顔面の描き分けが素晴らしすぎる。あの絶望的な数のテラフォーマーに囲まれる見開きコマの恐怖は、この漫画でしか味わえない。
  4. 5年半という長期の休載を乗り越えて、2024年に奇跡の連載再開を果たしてくれた時は、一人のファンとして涙が出た。物語は地球編へと突入してさらに混沌を極めているけど、最後まで必ず見届けたい名作。
  5. 「害虫」と「人間」の立場が完全に逆転した世界で、知恵と技術のすべてを振り絞って戦う泥臭い人間ドラマに魂が揺さぶられる。極限状態でのキャラクター同士の熱い絆に、何度も胸を熱くさせられた。

悪い感想・レビュー

  1. 度重なる休載と、2018年からの約5年半に及ぶ大休載のせいで、新刊が出た頃にはあらすじを完全に忘れてしまった。話のブームの熱量が完全に冷めてしまったのが、長年追ってきたファンとして本当に辛い。
  2. 舞台が地球に移ってから、テラフォーマーとの生存競争よりも「人間同士の政治的な陰謀劇」にシフトしたのが少し残念。火星アネックス1号の、あの孤立無援のサバイバルホラー的なスリルが好きだったのに。
  3. ジョセフを筆頭とするニュートン一族の設定や交配による遺伝子チート化が進んで、パワーインフレが激化しすぎ。初期の「身近な昆虫の特性で知恵を絞って怪物に立ち向かう」というリアルな面白さが薄れた。
  4. 作中のゴキブリが人間を一方的にすり潰したり引き裂いたりする凄惨なバイオレンス描写が、私には少しグロすぎてきつかった。ダークで暴力的な作品なのは分かっているけど、食事前には絶対に読めない。
  5. 複数の国家やクランが裏切りを繰り返すので、「誰がどの勢力で、誰の味方なのか」が一読しただけでは非常に分かりづらい。話のプロットが複雑になりすぎて、シンプルなバトルの興奮が薄れてしまった。

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