# 茉莉花官吏伝～後宮女官、気まぐれ皇帝に見初められ～

## 基本情報

- 著者: 石田リンネ、高瀬わか、Izumi
- 連載: 月刊プリンセス
- ジャンル: お仕事、ファンタジー、恋愛、中華風
- 評価: 8.3/10
- 最終更新日: 2026年06月04日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/f0fefcab-7863-491b-b764-836f89735ad3

## あらすじ

物覚えが良いことだけが取り柄の、平凡な後宮の女官・茉莉花。しかし、彼女の能力は一度目にしたものを絶対に忘れない「瞬間記憶能力」という驚異的な才能だった。ある日、彼女の才能を偶然見抜いたのは、気まぐれと噂されるが実際は極めて聡明な若き皇帝・珀陽。珀陽は茉莉花の才能を見抜き、女性初の「官吏（国家公務員）」の道を歩ませるべく、強引に猛勉強の試練を課す。自らの隠れた才能を過小評価しつつも、過酷な詰め込み勉強や試験に立ち向かい、独自の視点と知識で国を揺るがす難事件を解決していく。少しずつ皇帝との愛を深めながら、自立したプロの官吏としての道を堂々と切り開いていく、中華風宮廷サクセスロマンの傑作！

## この漫画を読むのに向いている人

- **超記憶力という特技**を武器に後宮で才能を開花させる、知略型ヒロインの活躍に爽快感を感じる人
- 陰謀が渦巻く中華後宮を舞台に、主人公と皇帝の信頼関係がゆっくり育つ恋愛要素を楽しめる人
- 煌びやかな中華衣装・装飾の美しい作画と、権謀術数が飛び交うスリリングな後宮ドラマが好きな人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 後宮内の複雑な人間関係や政治的な駆け引きが多く続くため、気楽な学園物や青春物を求める人
- 主人公の記憶力が時々都合よく機能しすぎ、**万能すぎるギフト**にご都合主義感を覚える人
- 中華ファンタジーの煌びやかなノリや演出に圧倒され、純粋な物語として没入しにくい人

## 良い所

- 一度目にした物を絶対に忘れない驚異的な記憶力を持ちながら、**自分の才能を過小評価する茉莉花**が可愛い。ただ暗記するだけでなく、努力を重ねて自分の知性で官吏の道を切り開く姿に強く共感した。
- 気まぐれに見えて誰よりも聡明な**皇帝珀陽の一途な溺愛と特別扱い**が、少女漫画として最高にニヤニヤさせられる。茉莉花の才能を早くから見抜き、厳しくも優しく背中を押す二人の関係性が本当に大好きだ。
- 高瀬わか先生による、後宮のクラシカルで**華やかで美しい衣装や背景描写**が本当に素晴らしい。キャラクターの表情、特に照れまくる茉莉花の表情や皇帝の麗しさが際立っており、眺めるだけで保養になる。
- 全12巻という読みやすい長さで、**第1部が綺麗に完結する完成度**が非常に良かった。原作小説の膨大なお話をダラダラと引き伸ばさず、要点をギュッと凝縮してスピーディに完結まで走り抜けた傑作だと思う。
- 単なる恋愛に留まらず、自分の知識と知恵を駆使して難解な**政治的難事件を解決する知略の面白さ**に大満足している。自立したプロの働く女性として、堂々と官吏の道を歩んでいくサクセスストーリーに和む。

## 悪い所

- 架空の中華世界とはいえ、女官たちの制服が短いミニスカートだったり、**衣装デザインの近代制服っぽさ**に強い違和感を覚えた。本格的な歴史時代劇を期待する私には、少しデフォルメが不自然に映る。
- 原作の膨大なお話を12巻にまとめた弊害で、物語の進行や個々のエピソード、心理描写の掘り下げが**駆け足で簡略化されすぎている**のが不満だった。小説版の丁寧な描写を愛する読者にとっては、少し薄い。
- 茉莉花が物覚えが良い（暗記）だけで実務的な成果を何も出していない初期から、**珀陽が都合よく特別待遇を約束する**ご都合主義に少し冷めた。才能があるのは分かるが、周囲の甘やかしぶりが過剰に感じる。
- 茉莉花が勉強する習慣がなかった状態から、**強制的に過酷な詰め込み勉強を強いる**教育環境が、見ていて少し精神的にキツかった。体調不良になりそうな過労状態の描写が多く、少し過保護さにハラハラする。
- 主人公の自己評価が常に低く、周りがいくら認めても「私なんか」と卑下するウジウジした態度が、**中盤以降は少しワンパターン**でイライラした。いい加減自分の能力を認めて自信を持ってほしいと思ってしまう。
