レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
恋愛暴君 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
恋愛暴君
著者: 三星めがね
連載: COMICメテオ
評価: 7.2/10
あらすじ
死神の姿をした天使の少女が、ある日とつぜん男子高校生の前に舞い降りる。彼女が握っていたのは、名前を書いた者どうしを無理やりキスさせる理不尽な代物。しかも決まった刻限までに誰かがキスをしないと、書いた本人は死に、書かれた相手も一生ひとりのまま終わる。そんな無茶な条件に振り回されるうち、主人公は自分を病的なまでに愛するヤンデレ美少女と唇を重ねてしまう。天使まで面白半分に加わって、こわいのに笑える奇妙な三角関係が転がりだす。刃物が飛び交おうと、頭を空っぽにして笑い転げられる、勢いだけで駆け抜ける多重ハーレムのドタバタ狂騒曲!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 日々の疲れを忘れて、あたまを空っぽにして笑える勢い任せのドタバタコメディにどっぷり浸りたい人
- 刃物まで飛び交うのに、こわさと可愛さが同居する濃いキャラたちの掛け合いをとことん楽しみたい人
- 誰かひとりに決めず、全員まとめて幸せにしてしまう型破りな締めくくりまで最後まで見届けたい人
向いていない人
- 平気で人に刃物を向ける場面や、血みどろの絵が次々に続く過激なドタバタ描写が苦手な人
- 勢い任せの騒がしさよりも、じっくり練られた恋愛模様をゆっくり落ち着いて味わいたい人
- 軽い笑いを楽しみたいのに、途中で差しこまれる重いシリアス展開にどうしてものれない人
良い感想・レビュー
- あたまを空っぽにして笑いたいときにぴったりだった。人が死ぬような重い話に疲れきったとき、これを開くと理不尽なノリの良さに救われる。ストーリーが無いわけでもなくて、私はこの空気が大好きだ。
- ヤンデレのヒロインがとにかくいい。浮気と思いこんだ瞬間に本気で刃物を向けてくるのに、それをギャグに変える呼吸のおかげで、こわさより可愛さが勝ってしまうから不思議だった。
- なにしろテンポが早くて、気づけば主要キャラたちがあっという間に恋人どうしになっている。なんでやねんと突っこみつつ、この勢い任せの展開に振り回されるのが楽しい。
- 最初はキャラも話も好きになれず、一度は投げかけていた。それがある地点から人と人の描き方が急に響いてきて、もつれた関係のうまみにいつのまにか引き戻されている。
- 誰かひとりを選ぶのではなく、全員をまとめて幸せにする形で締めくくる。曖昧にもせず変に決着もつけない開き直った大団円に、逆にすっきりした気分になった。
悪い感想・レビュー
- ドタバタとゴチャゴチャが延々と続いて、平気で人に刃物を向けるヒロインを見ているのがつらかった。血みどろの場面も次々に出てくるので、そういう絵が苦手だと厳しい世界だと思う。
- 主人公にまるで心が動かなかった。たいして中身のない彼がやたら持ち上げられ、女の子たちには変人設定を足して無理やり味つけした感じが最後まで拭えなかった。
- 中盤から家庭の事情を明かしてシリアスに転じるのだが、これが本気でつまらない。暴力性に理由をつけたかったのか、迷走しきった展開が続いて、打ち切り寸前の漫画を見ている気分。
- 面白い設定をうまく使えば十分に話を作れるのに、芯を掘り下げないままどうでもいいキャラを足していく。ネタ切れのたびに新顔を出すその場しのぎの繰り返しにがっかりした。
- 設定もキャラも悪くないだけに、終わり方が駆け足に思えて惜しい。回ごとの出来にも差があって、もう少しテンポが整っていたら、もっとのめりこめたはずなのに。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
あたまを空っぽにして笑いたいときにぴったりだった。人が死ぬような重い話に疲れきったとき、これを開くと理不尽なノリの良さに救われる。ストーリーが無いわけでもなくて、私はこの空気が大好きだ。
ドタバタとゴチャゴチャが延々と続いて、平気で人に刃物を向けるヒロインを見ているのがつらかった。血みどろの場面も次々に出てくるので、そういう絵が苦手だと厳しい世界だと思う。
ヤンデレのヒロインがとにかくいい。浮気と思いこんだ瞬間に本気で刃物を向けてくるのに、それをギャグに変える呼吸のおかげで、こわさより可愛さが勝ってしまうから不思議だった。
主人公にまるで心が動かなかった。たいして中身のない彼がやたら持ち上げられ、女の子たちには変人設定を足して無理やり味つけした感じが最後まで拭えなかった。
なにしろテンポが早くて、気づけば主要キャラたちがあっという間に恋人どうしになっている。なんでやねんと突っこみつつ、この勢い任せの展開に振り回されるのが楽しい。
中盤から家庭の事情を明かしてシリアスに転じるのだが、これが本気でつまらない。暴力性に理由をつけたかったのか、迷走しきった展開が続いて、打ち切り寸前の漫画を見ている気分。
最初はキャラも話も好きになれず、一度は投げかけていた。それがある地点から人と人の描き方が急に響いてきて、もつれた関係のうまみにいつのまにか引き戻されている。
面白い設定をうまく使えば十分に話を作れるのに、芯を掘り下げないままどうでもいいキャラを足していく。ネタ切れのたびに新顔を出すその場しのぎの繰り返しにがっかりした。
誰かひとりを選ぶのではなく、全員をまとめて幸せにする形で締めくくる。曖昧にもせず変に決着もつけない開き直った大団円に、逆にすっきりした気分になった。
設定もキャラも悪くないだけに、終わり方が駆け足に思えて惜しい。回ごとの出来にも差があって、もう少しテンポが整っていたら、もっとのめりこめたはずなのに。
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