# ナニワトモアレ

## 基本情報

- 著者: 南勝久
- 連載: 週刊ヤングマガジン
- ジャンル: 青年漫画、ヤンキー、ギャグ・コメディ、レース
- 評価: 8.2/10
- 最終更新日: 2026年08月09日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/f503a412-c276-4146-a4ea-43ccb301b49d

## あらすじ

平成のはじめ、大阪。免許を取ったばかりの十八歳が、モテたい一心で新車のシルビアを買う。先輩に誘われるまま環状線を走る集団へ入り、夜ごと高速をぶっ飛ばす日々がはじまった。ナンパに明け暮れ、よそのチームとぶつかり、くだらない下ネタで笑い転げる。そのすぐ隣で、仲間が取り返しのつかない事故を起こす。走る楽しさと、失う重さ。どちらも抱えたまま、男たちはハンドルを握り続ける。やがて内輪のもめごとからチームを離れ、自分たちの旗を立てるために新しい仲間を集めていく。作者が過ごした夜をそのまま紙に焼きつけたような、笑えて、痛くて、切ない青春！

## この漫画を読むのに向いている人

- 車と喧嘩とギャグが全部好きで、**平成初期の走り屋たちの空気**を作りものでなくそのまま浴びたい人
- きれいに整えられた不良像ではなく、**バカで不恰好なまま燃えていた若さ**をのぞいてみたい人
- 笑いと暴力と切なさが同じ皿に盛られた、**雑多で騒がしい男たちの群像劇**をまるごと楽しめる人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 下ネタの多い作品が苦手で、**エロ描写を挟まない落ち着いた不良漫画**をゆっくり読みたい人
- 法を破る側に気持ちを寄せにくく、**暴走行為を娯楽として眺めること**そのものに抵抗がある人
- 最初から絵が整っている作品を求めていて、**荒削りな初期の描線**に付き合うのがしんどい人

## 良い所

- 車と喧嘩とギャグ、全部好きな自分にはたまらない一作でした。**寓話ではなく地続きのリアル**という感じで、出てくる連中がそのへんにいそうなところがいい。笑いながら読めます。
- ダジャレあり走りあり、重い事件ありで、いろんな話が同時に進んでいく。**何度読み返しても飽きない密度**があって、久しぶりに開いたのにまた手が伸びた。
- 従兄がリアルタイムで環状族だったので、自分にはただの車漫画で終わりませんでした。**大阪の人情と友達づきあいの温度**がちゃんと描かれていて、女心の勉強にもなります。
- バリバリのヤンキーものとは違って、そのへんの不良たちの日常という距離感がいい。**笑いと暴力とエロと感動が同居する雑多さ**が心地よく、読んでいて肩に力が入らない。
- 傍から見ればバカで無意味なのに、彼らの熱だけはひしひし届きます。**等身大で不恰好な男くささ**が他の不良漫画になくて、読み終えて残るのは切なさとはまた違う悲しさ。

## 悪い所

- リアルというよりドキュメンタリーに近い作りは面白いのですが、**走る連中が美化されすぎている**ところは正直残念でした。真似する人が出ないことを願うばかりです。
- 主人公が喧嘩で名を上げることに夢中で、彼女の異変にまるで気づきません。あの**身勝手さにいらいらする**場面が続いて、読んでいて気持ちがささくれ立ちました。
- 下ネタの言葉選びがとにかく直球なので、そこが苦手な人はまず受け付けないと思います。**下品さで押し切る笑い**が続くから、静かに読める不良漫画を期待すると裏切られます。
- 環状族という存在そのものに乗り切れなかった。高校生ならまだしも、**大人になった連中の暴走に肩入れするのが難しい**し、主人公にも突き抜けたところがなくて物足りない。
- 悪くはないけれど際どいラインというのが正直なところ。**微妙という言葉がしっくりくる手ざわり**だし、絵も初めのうちは拙くて、そこで脱落しかけた自分がいます。
