# 本屋の森のあかり

## 基本情報

- 著者: 磯谷友紀
- 連載: Kiss
- ジャンル: お仕事、恋愛、少女漫画、本・文学
- 評価: 8.4/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年10月04日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/f7ead850-f5c0-4f46-8535-697a3eaed19d

## あらすじ

地方の支店から東京の本店へ移ってきた新米書店員のあかり。大型書店の仕事は毎日が大忙しで、とまどうことばかりです。そんな彼女の心のよりどころは、やさしくて物知りな本オタクの副店長・杜三。人間より本が好きなその人に思いを打ち明けるものの、恋は届かずフラれてしまいます。ぎくしゃくするあかりに、いつもどおりやさしい彼。それがありがたくて、かなしい。同期の緑も加わり、三人の思いが少しずつ動き出します。各話には実在の本が一冊ずつ、物語にからめて登場します。東京本店から名古屋支店、さらにソウル支店へと舞台を移しながら、本屋さんの裏側ものぞける、本と恋をめぐる書店員ライフ！

## この漫画を読むのに向いている人

- **読むと紹介された本も読みたくなる漫画**を探している、本屋さんや本そのものが好きな人
- 普段は見えない**書店員の仕事の裏側**をのぞいてみたい人や、書店で働いた経験があり共感したい人
- 派手な展開よりも、**ほのぼのとした恋と仕事の物語**をゆっくり、やさしい気持ちで味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **キャラが濃く描き分けのはっきりした作品**を好み、登場人物の存在感の薄さが気になる人
- **先が読めないスピード感ある展開**を求め、まったりしたお約束の進み方では物足りない人
- お仕事ものに**現実の職場の厳しさやリアルさ**を求め、恵まれた大型書店の描写に引っかかる人

## 良い所

- 1話ごとに1冊の本が物語にからめて出てきて、読むと**本が無性に読みたくなります**。古典から日本の作品、海外の詩集まで幅広く、実際に紹介された詩集を買いました。
- 本の紹介が文章だけで終わらず、**装丁や挿絵にまで触れてくれる**のが本好きにはうれしいところ。これまであまり好きではなかった詩が、雪景色のイメージと一緒に引用されたことで、魅力的な印象に変わりました。
- 本屋さんの業務のひとつひとつに『へぇ〜』と感心できる。細々した仕事の大変さも伝わる。書店に勤めていた身としては『そういうことあった！』と、**働いた人ほど共感できる書店の裏側**が詰まっている。
- 洋書担当のおじさん書店員など、新しく出てくる人たちがみんな等身大で一生懸命。何より本が好きな人ばかりで、**哀愁漂うおじさんたちの奮闘**を読んでいると心がほんわかしてくる。
- 本屋の仕事と恋という本筋に加え、各話に出てくる本が気になって、気づけばまた開いています。色気はないけれどふんわりしていて、**昼間の本屋のようなあたたかさ**を感じる上質な少女漫画です。

## 悪い所

- **登場人物の存在感が全体に薄い**のがどうしても物足りない。雰囲気も絵の感じも、なにもかもが希薄で、人物の描き分けもいまひとつ。主人公のキャラが薄いのも難点だ。
- 書店好きが共感するあるあるは好きです。ただ、話が進んでキャラクターが際立ってくるにつれ、なんだかモヤっとしてきました。主人公は一生懸命で、**純粋ないい子なのになぜかイライラさせられる**のです。
- 期待どおりほのぼのとしていて、動きはあってもどうもまったり進行。コンプレックスの描き方が**ステレオタイプすぎて先が読めてしまう**。お約束だと、安心して読める保険のようなものだとわかってはいるけれど。
- 子どものころ読んだ本が題材なのはうれしい反面、現実の本屋と比べると**この書店は恵まれすぎている**と感じます。立地がよく、配本にも困らず、100面陳までできるゆとりは夢の中のお話のようです。
- パステルカラーの表紙絵が好きなのに、紙の本にある**裏表紙や折り返しのイラストが電子版には入っていない**のが、なんとももったいない。電子版の値段にも首をかしげたくなる。
