# 霊媒師いずな Ascension

## 基本情報

- 著者: 真倉翔、岡野剛
- 連載: グランドジャンプ
- ジャンル: 青年漫画、オカルト、ホラー、バトル
- 評価: 8.3/10
- 最終更新日: 2026年04月25日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/f89b923e-ff8d-492f-883b-65c28b616593

## あらすじ

『霊媒師いずな』待望の第2部完結編。いずなは女子大生となり、より深く人々の心の闇と対峙する。真倉翔×岡野剛が贈る、現代都市怪異譚の到達点。就職難、テロ、カルト、および家族崩壊。社会問題を霊的メタファーで描き出す骨太なストーリー。一人の女性として、霊能力者として、いずなが辿り着いた「救い」の答えとは。衝撃と感動の最終章！

## 良い所

- **いずなが一人の人間として、より深く苦悩し成長していく内面の描写**が素晴らしかったです。前作以上に人々の心の闇に寄り添い、時には自分も傷つきながら答えを探す彼女の姿に、大人の女性としての強さを感じました。
- **ゴミ屋敷やテロなど、より深刻な現代社会の闇を霊的メタファーで描く手腕**に唸らされました。単なるホラーを超えて、今の日本が抱える問題を直視させるような骨太なエピソードが多く、読み応えが格段に増しました。
- **前作からの因縁が整理され、いずなの物語として綺麗に完結した納得感**に、長年のファンとして胸が熱くなりました。最後に見せてくれた彼女の笑顔に、これまでの戦いと苦労が全て報われたような気がして感無量です。
- **岡野先生の作画の安定感が抜群**で、妖怪の不気味さとキャラクターの美しさが完璧なバランスで共存しています。特にいずなの表情が、前作よりも柔らかく、かつ凛々しくなっていて、絵を眺めるだけでも楽しめました。
- **「救いとは何か」を問い続ける、深みのある一話完結のエピソード**の数々に、何度も涙しました。単なる勧善懲悪ではなく、加害者側の悲しみにも光を当てるような慈悲深い視点に、作者の優しさを感じて癒やされました。

## 悪い所

- **やはりお色気シーンの頻度が過剰**で、ここぞという感動シーンにまで乳首や下着の描写が割り込んでくるのが、読んでいて正直かなり興醒めでした。物語の質が高いだけに、この露骨なサービス路線が本当に惜しい。
- **本筋の「いずなの過去」に関する秘密の開示が少し遅い**ように感じ、途中のエピソードが少し中だるみしているように見える時期がありました。もっと早い段階で物語の核心に触れて、緊張感を高めてほしかったです。
- **社会問題の描写がステレオタイプ**で、実際の複雑な背景を反映しきれていないように感じる回がありました。啓蒙的な側面が強すぎて、エンタメとしての楽しさが説教臭さに負けてしまっているのが残念でした。
- **完結までに未回収の伏線がいくつか残っている**ように見えて、もっと続きが見たかったという不完全燃焼感があります。いずなと周囲のキャラのその後の関係性など、もっと丁寧に描き切ってほしかったなという本音。
- **特定の敵キャラクターの行動原理が理解しづらく**、最後まで感情移入できないまま終わってしまったのが寂しいです。物語の舞台装置として消費されてしまったような印象を受け、キャラクターの愛着が薄れたのが惜しい。
