# VIVA! CALCIO

## 基本情報

- 著者: 愛原司
- 連載: 月刊少年マガジン
- ジャンル: 少年漫画、サッカー、スポーツ
- 評価: 8.4/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月30日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/fe70568e-7526-40de-9bfd-cf9a7258f016

## あらすじ

世界最高峰と呼ばれたセリエA。高校をやめた椎名耀は、たった一人でイタリアへ渡る。空港でボールを蹴ってみせたところから話は転がりだし、少年は下位に沈む名門フィオレンティーナの一員になる。常勝チームからの誘いを蹴っての選択だった。隣にはバティストゥータ、司令塔にはルイ・コスタ。立ちはだかるのはバッジョであり、鉄壁を敷く王者ミランだ。実名のスターたちにタメ口で「よこせ」と手を上げる日本人。夢物語と分かっていても胸が跳ねる。過酷なリーグ戦を真ん中で背負い、膝を壊してなお最終節のピッチに立った男が呼び込む、四半世紀ぶりのスクデット！

## この漫画を読むのに向いている人

- **九〇年代セリエA全盛期の実名スター**に胸が高鳴る世代で、当時の空気ごと味わい直したい人
- 現実味よりも夢のほうを取りたくて、**日本人が海外リーグで暴れまわる痛快さ**を素直に楽しめる人
- **格上相手にも物怖じしない主人公**が好きで、生意気なくらい強気なプレーに引っ張られたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **きれいに着地する結末**を望んでいて、唐突に終わる幕引きだと後味が悪くなってしまう人
- 競技の経験があるぶん設定には厳しく、**現実離れした無双まじりの展開**を受け入れられない人
- 好きな実在選手が引き立て役になるのがつらく、**実名の名選手が軽く扱われる描写**に抵抗がある人

## 良い所

- **バッジョもバティも実名で出てくる**という一点だけで、九〇年代のセリエAを追っていた世代には事件だった。当時テレビにかじりついていた人ほど刺さる作品。
- 日本人の主人公が、世界の司令塔に平気で「よこせ」と手を挙げる。臆したそぶりが一切ない。**格上に物怖じしない図太さ**だけで、この漫画はちゃんと成立している。
- 海外で日本人が活躍するなんて夢のまた夢だった頃の作品だ。**サッカー少年の願望をそのまま形にした話**で、当時子どもだった読者ほど心当たりがあるはず。
- 山場の置き方がとにかくうまい。**盛り上げどころを外さない試合運び**で、次の一戦まで一気に引っぱられる。マイナー扱いのまま埋もれているのが惜しい。
- テクニックも身体の強さも発想も、全部そろった主人公が海外でキャプテンマークを巻く。**チームを鼓舞する背中の格好よさ**は、いま読み返しても少しも色あせない。

## 悪い所

- **幕の下ろし方があまりにも唐突**で、打ち切りだったのではと本気で疑ってしまう。ここからという場面で話が切れ、待っていた続きはとうとう出てこないまま。
- **日本人高校生がいきなり無双する筋立て**は、さすがに現実味が薄い。漫画と割り切れば楽しめる一方で、この設定を飲み込めるかどうかで評価は真っ二つになる。
- **実在の名選手が雑魚のように扱われる**場面は、正直かなりつらい。憧れていた点取り屋が下手くそ呼ばわりされる場面は、当時のファンには酷な描き方に映る。
- リーグ名の書き間違いなど、**初期の用語まわりに粗さ**が残っている。情報量で押し切る先駆的な作品なのは確かだが、細部の雑さはどうしても目についてしまう。
- **選手生命に関わる怪我を隠しての強行出場**は、熱いより先に無茶が勝つ。少年漫画らしいと言えばそこまでだが、ひやひやしながらページをめくる場面が続く。
