# 贄姫と獣の王

## 基本情報

- 著者: 友藤結
- 連載: 花とゆめ
- ジャンル: ファンタジー、恋愛、異類婚姻譚、少女漫画
- 評価: 8.7/10
- 最終更新日: 2026年10月20日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/fee96c44-e9d0-4c6d-bc2f-7df84f415a06

## あらすじ

人間を寄せつけない瘴気の国オズマルゴへ、99番目の生贄として差し出された少女サリフィ。死を恐れず王の前に進み出た彼女は、生贄の儀式の夜、孤高の王が人間と魔族の混血で、新月のたびに人の姿へ変わってしまうと知る。孤独を分かち合い、飾らない心に救われた王は儀式をやめ、彼女を正妃に迎えると言い切った。けれど人間を見下す宰相アヌビスら王宮の魔族は強く反発し、王妃にふさわしいかを見極める試練を次々と突きつける。聖獣の呼び出しや他国の武将のもてなしに、芯の強さと分け隔てのない優しさで挑むサリフィ。強面を気にする姫アミトや親衛隊の面々など、心強い味方も少しずつ増えていく。種族の壁に向き合う重さと、もふもふの王との甘い時間がひとつになった、種族をこえた恋物語！

## この漫画を読むのに向いている人

- 種族の間にある**差別や偏見に向き合う重みのある物語**と、甘い王道の恋をどちらも味わいたい人
- 威厳ある獣の王が見せる照れ顔や、**もふもふした人外キャラのかわいさ**をたっぷり味わいたい人
- **信念を曲げずに試練へ立ち向かうヒロイン**が、少しずつ周りの味方を増やしていく話が好きな人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **人外の姿のままで進む恋**を求めていて、相手が人の姿に変わる設定だと冷めてしまう人
- **無垢でまっすぐすぎるヒロイン**にいらだちやすく、弱さや負の一面もある主人公が好きな人
- 課題を乗り越える**似たような流れのくり返し**より、毎回新しい展開や意外さを求める人

## 良い所

- ありがちな人外ものかと思いきや、設定もキャラ作りも丁寧に作り込まれています。**捨て身だからこそ信念を曲げないヒロイン**の想いが周りに響き、仲間を増やしていく流れに彼女のよさが出ています。
- サリフィ以外はみな魔族なのに、**人の形をしていないキャラたちの表情が豊か**で、それぞれが際立っている。アップの顔が怖いのをネタにされるアミト姫が大好きだ。種族の格差を描く話に、現実の世界のことも考えた。
- 少女漫画なんてイチャイチャするだけだと思っている人にこそ読ませたい。**種族の間に根深く残る差別に真っ向から向き合う**物語に、砂糖を吐きそうなほど甘い王道ラブコメが絡み合うのだから、つまらないはずがない。
- 感情移入できるか心配でしたが、王様がかっこよくて、そのうえかわいいんです。**威厳たっぷりなのに、もふもふの尻尾でヒロインを包み込む**姿がとにかくかわいいです。
- 人間の妃なんて認めないと口うるさい宰相のアヌビスまでかわいい！お世話係の二人はパジャマ姿までかわいいし、**獣の姿だと渋いおじさん風の王様が、人間になると少年のような顔を見せる**のもたまらない。

## 悪い所

- 雰囲気や話は楽しめるのに、ヒロインのよさがいまひとつわからない。**性格のいい子でしょうと言わんばかりの無垢さ**が強く、嫌味を言われた時のキョトン顔も癪にさわる。もう少し負の一面がほしい。
- 人外ものに慣れていないまま読みましたが、王様を含む動物の絵がどうも気になり、話が頭に入ってきませんでした。展開も**トントン拍子にうまくいきすぎる**ように感じ、キュンとくる場面もいまひとつでした。
- 人外ものだと思っていたのに、王様が人間の姿になるのが早すぎない？**本格的な人外ものを読んでいる人ほど物足りない**はず。ヒロインも見た目と考え方がずいぶん幼く、そこも受けつけなかった。
- 課金してまで続きを読み進めましたが、**同じような展開のくり返しで新しい出来事がひとつもない**のが残念です。そのうち飽きてしまい、読むのをやめました。
- 王の代わりに公務をするヒロインが「私みたいな…」と**自分を卑下する言葉を口にする**のが気になります。偉ぶらないこととへりくだることは別物です。それでは相手を軽んじたことになってしまいます。
