# ケイ×ヤク　－あぶない相棒－

## 基本情報

- 著者: 薫原好江
- 連載: Palcy
- ジャンル: ブロマンス・バディ、サスペンス・クライム、アクション
- 評価: 8.2/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月07日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/ff56ffe9-b221-4e3a-9f91-c8a55c8c117a

## あらすじ

三年前に打ち切られた失踪事件の再捜査を訴え続ける公安捜査官に下されたのは、暴力団の若頭を見張れという筋違いの命令。渋々近づいた先で待っていたのは、見張り対象が、行方をくらませた敬愛する先輩の義弟だという事実だった。真相を知りたい気持ちだけが重なった二人は、警察とヤクザという立場を隠すため、偽りの恋人として同じ部屋で暮らしはじめる。ぎこちない同居はやがて、政界の闇に隠された国ぐるみのたくらみへと二人を引きずり込む。しかも明かされたのは、彼の家族を奪った昔の事件との思わぬつながり。命を預け合うほどに深まる信頼と、一枚ずつめくられていく謎の真相。危うい契約から始まる、まっすぐな男と妖しい男の相棒物語！

## この漫画を読むのに向いている人

- 立場も性格も正反対の二人が、割り切った関係から**背中を預け合える相棒へ変わっていく**過程をじっくり見届けたい人
- 重い謎解きの緊張と、同じ屋根の下で交わす軽口。**張りつめた話とゆるい日常が交互に来る**読み心地を楽しめる人
- 政治や組織の裏側まで踏み込む筋立てを、**説明の多さもふくめて腰を据えて読む**のが苦にならない人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 偽りの恋人という設定にひかれて、**甘い恋愛の場面をたっぷり味わいたい**気持ちで手に取る人
- 闇社会や警察のやりとりに、**現実にありそうな生々しさを最後まで保ってほしい**と願うタイプの人
- 込み入った説明や人物相関を追うのが重たく感じて、**さらっと軽く読み進められる話**を探している人

## 良い所

- 不器用なほど真っすぐな男と、妖しい色気をまとった男が並んでご飯を食べる場面のあたたかさに、心を掴まれました。**危うい任務のあいまに挟まる何気ない食卓**が、いちばん好きです。
- 行方をくらませた先輩の足取りを追う筋書きが骨太で、すっかり引き込まれました。**手を組んだ二人の距離が少しずつ縮まっていく**やわらかさとの配合がよくて、息苦しくならずに読めました。
- 第一話の冒頭からいきなり、あの若頭は自分の身体を手札のひとつみたいに使ってくる。**目的のためなら自分自身すら差し出すためらいのなさ**に俺はやられました。掴みが強い。
- 利害が一致しただけの、割り切った関係から始まる二人。それが**背中を預けても平気だと思える間柄へ変わっていく**過程を、ひとつひとつの心の揺れまで拾って描いてくれます。バディものが好きな人には刺さるはず。
- 相棒ものの枠には収まらず、国を揺るがすたくらみや古い傷との向き合いまで踏み込んでくる。重い話が続くなか、**同じ屋根の下で交わす軽口が息継ぎになる**のがありがたかった。

## 悪い所

- 偽りの恋人契約という売り文句に惹かれて読み始めたのに、中身はかなり硬いサスペンスでした。**甘い恋愛の場面を期待して開くと肩透かし**を食らいます。そこを楽しみにしていた身には、少し物足りません。
- 闇社会と警察のぶつかり合いに、ときどき**現実味より絵になる展開が優先される**場面が混じります。硬派な犯罪ものとして身構えて読むと、そのたびに気持ちが少し冷めてしまいました。好みは分かれそうです。
- 二人の関わりは終始見応えがあるのに、**黒幕の思惑の大きさに対して落としどころが強引**に見えました。あれだけ広げた話をこんなふうに畳んでしまうのかと、謎解きとしての詰めの部分には惜しさが残ります。
- 政治や組織のからくりを説明する台詞が多く、人物どうしの相関も込み入っています。**読みながら頭の中で関係を整理し続ける手間**がかかるので、気楽にめくりたい日には向きません。腰を据えて読む一冊です。
- 絵柄も人物の造形もきれいなのに、張りつめた事件の場面と、ふざけ合う日常の場面の温度差が大きいです。**深刻な話の直後にゆるい掛け合いが来る**切り替えに僕はついていけず、入り込めない箇所がありました。
