レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
著者: 車田正美
連載: 週刊少年チャンピオン
評価: 7.9/10
あらすじ
冥王の呪いを受け、命が残りわずかとなったペガサス星矢。彼を救う道はただ一つ、二百数十年前の聖戦の世界で呪いの剣を砕くことだった。女神アテナは時の神の力を借り、過去へと身を投じる。そこでは星矢の前世にあたる若き戦士や、のちに伝説と呼ばれる黄金聖闘士たちが、覚醒しつつある冥王の依代を前に過酷な運命へ振り回されていた。歴史から抹消されたはずの十三人目の聖闘士が目を覚まし、聖域全体がかつてない混乱へ沈んでいく。時空を越えて集ったかつての戦士たちが、次々と小宇宙を燃え上がらせてぶつかり合う。全編オールカラーで甦る、あの日の熱狂そのままの銀河神話!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 一度は幕を下ろしたはずの物語の、作者本人が手掛ける正統な続きをずっと待ち望んでいた人
- 必殺技の叫びとともに小宇宙が燃え上がる、全編カラーの熱いバトルに胸を高鳴らせたい人
- あの頃に夢中になった戦士たちが再び集い、力を合わせて戦う姿に懐かしさで胸を熱くしたい人
向いていない人
- 一つの山場までじっくり待つよりも、間延びせずテンポよく話が進んでいく展開を求めたい人
- 長く積み重ねてきた戦いの果てに、登場人物みんなが報われるすっきりとした結末を求めたい人
- これまでの設定やデザインを受け継いだ作りよりも、まったく新しい世界観を一から味わいたい人
良い感想・レビュー
- 一度は終わった物語の続きを、また作者本人が描いてくれる。この事実だけで胸が熱くなった。あの熱い世界観がそのまま残っていて、二日で一気に読み切ってしまった。本物の正統続編だと感じる。
- 繊細さには欠けるかもしれない。でも勢いだけでぐいぐい引き込まれるのだから、長く愛されるのも納得だ。あの頃のワクワクがちゃんと残っていて、一撃で小宇宙が燃え上がる。フルカラーがまた豪華でたまらない。
- アンドロメダやフェニックスといった、あの頃夢中になった青銅聖闘士が次々に現れる。私は涙をこらえられませんでした。作者本人にしか描けないものだと思います。往年のファンへのご褒美のようでした。
- 今回は女神みずからが現代の危機を救うために動く。しかも新旧の黄金聖闘士が入り乱れて戦うのだから、その発想の新しさにやられた。一癖も二癖もある連中ばかりで、一気に読み進めてしまった。
- 前作では伝説として語られるだけだった二人の、まだ未熟な若き日の戦いが描かれる。聖域の危機に立ち向かうその姿を見られるだけで、私は胸が熱くなりました。始まりの戦いをこの目で追える喜びは大きいです。
悪い感想・レビュー
- 数か月に一話という不定期の連載は覚悟していました。それでも単行本が出るまでに何年もかかると、前に何が起きていたのかを忘れてしまいます。待たされすぎて話が途切れる感覚には、正直まいりました。
- アテナが人間に降ろされ、みんなが記憶を消されて自分が誰かも分からないまま日常へ戻る。この結末には、これまで命をかけた戦いは何だったのかと、脱力感だけが残りました。こんな幕引きは求めていませんでした。
- 昔のあの凛とした雰囲気が、今作ではほとんど感じられません。カラーはきれいなのに、時々キャラの顔つきやデッサンの崩れが気になってしまう。作画の衰えが寂しくて、物語に入り込めない場面がありました。
- 過去の時代が舞台のはずなのに、黄金聖闘士の必殺技も性格も現代とほとんど変わりません。歴史のつながりとして不自然で、新鮮さもありません。前作の焼き直しをカラーで見せられている気がしました。
- 十三人目の聖闘士が復活すると何度も引っ張られた末、登場まで何年もかかり、各宮を説き伏せて回るくだりが長くて中だるみしました。おかげで冥王との戦いという肝心の主軸がすっかり後回しにされた印象です。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
一度は終わった物語の続きを、また作者本人が描いてくれる。この事実だけで胸が熱くなった。あの熱い世界観がそのまま残っていて、二日で一気に読み切ってしまった。本物の正統続編だと感じる。
数か月に一話という不定期の連載は覚悟していました。それでも単行本が出るまでに何年もかかると、前に何が起きていたのかを忘れてしまいます。待たされすぎて話が途切れる感覚には、正直まいりました。
繊細さには欠けるかもしれない。でも勢いだけでぐいぐい引き込まれるのだから、長く愛されるのも納得だ。あの頃のワクワクがちゃんと残っていて、一撃で小宇宙が燃え上がる。フルカラーがまた豪華でたまらない。
アテナが人間に降ろされ、みんなが記憶を消されて自分が誰かも分からないまま日常へ戻る。この結末には、これまで命をかけた戦いは何だったのかと、脱力感だけが残りました。こんな幕引きは求めていませんでした。
アンドロメダやフェニックスといった、あの頃夢中になった青銅聖闘士が次々に現れる。私は涙をこらえられませんでした。作者本人にしか描けないものだと思います。往年のファンへのご褒美のようでした。
昔のあの凛とした雰囲気が、今作ではほとんど感じられません。カラーはきれいなのに、時々キャラの顔つきやデッサンの崩れが気になってしまう。作画の衰えが寂しくて、物語に入り込めない場面がありました。
今回は女神みずからが現代の危機を救うために動く。しかも新旧の黄金聖闘士が入り乱れて戦うのだから、その発想の新しさにやられた。一癖も二癖もある連中ばかりで、一気に読み進めてしまった。
過去の時代が舞台のはずなのに、黄金聖闘士の必殺技も性格も現代とほとんど変わりません。歴史のつながりとして不自然で、新鮮さもありません。前作の焼き直しをカラーで見せられている気がしました。
前作では伝説として語られるだけだった二人の、まだ未熟な若き日の戦いが描かれる。聖域の危機に立ち向かうその姿を見られるだけで、私は胸が熱くなりました。始まりの戦いをこの目で追える喜びは大きいです。
十三人目の聖闘士が復活すると何度も引っ張られた末、登場まで何年もかかり、各宮を説き伏せて回るくだりが長くて中だるみしました。おかげで冥王との戦いという肝心の主軸がすっかり後回しにされた印象です。
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