漫画よしあし10巻以上の漫画レビュー専門サイト
レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

八十亀ちゃんかんさつにっき の感想と評価(良いところ、悪いところ)

八十亀ちゃんかんさつにっき

八十亀ちゃんかんさつにっき

マークダウンで表示

著者: 安藤正基

連載: 月刊ComicREX

ジャンル: 県民性4コマ漫画コメディ

評価: 8.5/10

あらすじ

東京から名古屋に引っ越してきた高校生・界斗は、地方らしい訛りや文化を期待していたのに、周りが意外と普通でがっかりする。そんなある日、猫みたいな髪型でコテコテの名古屋弁を話す女子高生・最中と出くわす。彼女を観察したくて写真部に入った界斗は、岐阜や三重、静岡出身の濃い面々に囲まれ、コメダのモーニングやしるこサンド、鬼まんじゅうといったご当地ネタに振り回されていく。愛あるディスりと自慢が飛び交うなか、東海地方のホンネや暮らしぶりがじわじわ染みてくる。読み終わるころには名古屋にちょっと行きたくなる、笑って学べるご当地コメディ!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • その土地をまるで知らなくても存分に楽しめる、ご当地あるあるネタでくすっと笑いたい人
  • 地元のイマイチな面まで包み隠さず正直に描く、愛あるご当地いじりにニヤリとさせられたい人
  • 笑いながら名古屋や東海地方の地理や文化まで学べる、勉強にもなる4コマを読みたい人

向いていない人

  • こまごました情報を詰め込まず、さらっと軽く読める4コマをのんびり気楽に楽しみたい人
  • きっちりしたオチや、キャラ同士の関係の進展といった手応えを漫画にしっかり求めたい人
  • 縁のない土地のマニアックな内輪ネタばかりが続くと、置いていかれた気分になってしまう人

良い感想・レビュー

  1. 名古屋のことをまるで知らない他県民の私でも、界斗と一緒にへぇと感心しながら読めた。可愛い名古屋弁と地元愛のあふれる空気に、気づけば知らない街が近く感じられる
  2. 地元民として読むと、細かいあるあるネタに共感しかない。良いところだけでなくイマイチな部分まで正直に描くから、自虐まじりのご当地いじりにかえって愛着がわいた。
  3. 愛知県民ではないけれど、鎌倉ハムのCMは何度も見た覚えがあって、やけに懐かしい。中部圏のあるあるにくすっと笑いつつ、ほのぼの癒されるひとときになっている。
  4. 新しく出てきた顧問の先生がとにかく好みだ。先生っぽくないマイペースな口ぶりが場の空気を壊さないし、あどけない可愛さに会話のテンポまで軽くなる。
  5. 4コマの下にある解説の情報量がすごい。読みながら名古屋の地理や文化まで自然と頭に入る観光ガイドみたいなご当地4コマで、一石二鳥の楽しさがあった。

悪い感想・レビュー

  1. 最初のうちは珍しさで楽しめたけれど、だんだんネタがマニアックに寄りすぎて、地元以外の人には何が面白いのか分からない話が増えてきたように思う。
  2. 4コマなのにオチが弱いと感じる場面が多い。ページ下の解説を読まないとピンとこないことがあって、漫画というより観光ガイドを眺めている気分になった。
  3. 名古屋を持ち上げるのはいいのだが、岐阜や三重を少し見下したような発言や、自虐を超えたディスりが目についてしまう。読んでいて気持ちが沈むときもある。
  4. ギャグのテンポは悪くないのに、あるあるを詰め込みすぎて一コマあたりの情報量が多い。気軽に読めると思うと、読むのにけっこう疲れるのが正直なところ。
  5. ヒロインが主人公にいつまでも冷たいツンツンした態度ばかりで、正直少し引っかかる。大げさな演出とはいえ、デレる場面ももう少し見せてほしかった。

同じジャンルの漫画

該当作品はありません。