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最終更新日:

電波教師 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

電波教師

著者: 東毅

連載: 週刊少年サンデー

ジャンル: コメディ教師・教育学園

評価: 7.8/10

あらすじ

「やりたいことしかできない」病を自称し、部屋にこもってアニメブログばかり書いていたニート青年・鑑純一郎。妹の策略で、母校の教壇にいきなり立たされる。授業はせず、自己紹介がわりに携帯ゲームを配り出す困った先生。ところが生徒の悩みを前にして本気に火がつくと話は変わり、天才の頭脳とオタク知識をぶつけて、いじめも引きこもりも進路の迷いも、まるでゲームを攻略するように片づけていく。やがて舞台は、弱肉強食を掲げる名門校との全面対決へ。自分だけの武器を磨け、自分だけのルールで生きろ。その言葉に背中を押されるのは生徒だけではない。窓を蹴破るように常識をひっくり返す、型破りな学園コメディ!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 好きなことに全力を注ぐ大人が若い世代の背中を押していく話で、読んでいて元気をもらいたい人
  • 生徒が抱える悩みを、理屈と勢いでゲームのように攻略していく展開にわくわくできる人
  • ネットやオタク文化の小ネタを拾いつつ、型破りな先生が常識をひっくり返す痛快さを味わいたい人

向いていない人

  • 章ごとに同じ型を繰り返す構成が長く続くと飽きてしまい、毎回違う驚きを求めたくなる人
  • 教師と生徒の関わりを真面目に描いた物語を求めていて、可愛い女子生徒中心の華やかさが気になる人
  • 話にきれいな区切りがついた後も物語が続く作りに、引き延ばされたように感じてしまう

良い感想・レビュー

  • まわりの目を気にして本音を隠していた生徒たちに、好きに生きる先生のやり方がそのまま伝染していきます。読んでいるこっちの肩の力までふっと抜けるから不思議です。
  • 学園一の問題児も、口を開かない生徒も、めちゃくちゃな必勝法でぐいぐい自分のペースに引きこんでしまいます。解決のやり方が毎回まったく読めないところが面白かったです。
  • ネットの流行りをどんどん拾ってくるので、私のほうが勉強になりました。生徒よりネットに詳しい先生という発想は、今の学校を描くなら要ると思いました。
  • 声優を目指す子をいじめから救う流れは学園ものの王道で、素直にほっとした。教壇を降りるときに残したルールに縛られるなという一言が、いまも胸に刺さったままだ。
  • 十七歳で学術誌に論文が載った天才が、自己紹介がわりの携帯ゲームでいじめを見抜いてしまいます。この無茶苦茶さが逆に痛快さへ変わっていくのが気持ちよくて、俺も最後まで付き合いました。

悪い感想・レビュー

  • 導入があり、問題が起き、最後はゲームで決着。この判で押したように同じ流れが章ごとに続くので、途中から先が読めてしまった。一章ごとの決め台詞だけが救いだ。
  • 教師ものの名作と並べてしまうと、どうしても見劣りする。展開は楽しいのに、もう一度読み返したくなる引っかかりが少なく、読み終えたら中身が私のなかからするりと抜けていった。
  • 先生なのだから男子生徒ともっと向き合ってほしいと思いました。気づけばまわりが可愛い女子ばかりになっていくので、学園ものというよりハーレムものを読まされている気分になります。
  • 生徒の悩みを解決するはずが、ゲームで女の子を攻略するようなノリに見えてしまう場面があります。可愛さで押し切られるたび、少し白けた気持ちで読みました。
  • 途中で学校が変わり、荒れた少女たちを立ち直らせる流れは、有名な鬼教師ものを思い出させる。なにかと言えばゲームを強いられるのも、生徒の側に立つと面倒くさい。

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