レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
BLOOD ALONE の感想と評価(良いところ、悪いところ)
BLOOD ALONE
完結著者: 高野真之
連載: 月刊コミック電撃大王
ジャンル: 日常・ラブコメ/アクション/サスペンス/吸血鬼/ダークファンタジー
評価: 7.6/10
あらすじ
小説家を名乗りながら、実際は猫探しで食いつないでいる青年探偵。その部屋には、ある事件で吸血鬼に変えられてしまった少女が暮らしています。血を分け合うふたりの間にあるのは主従ではなく、恋人のような、父と娘のような、名前のつかない温かさ。けれど希少な血を狙う同族や暗殺の傭兵たちが、静かな夜のたびに影を落としていきます。少女は力を使うほど自分を見失い、敵の首領へ近づいてしまう。青年は姉を奪ったその首領と決着をつけるため、夜の底へ踏み込んでいく。甘い毎日が深い闇に浮かんだ小さな灯りだと気づいたとき、胸の奥がきゅっと縮みます。夜の色で綴られる、静かなラブストーリー!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 血を分け合う関係が主従ではなく対等という、吸血鬼ものの型を外した設定に触れてみたい人
- おどろおどろしい怪異譚よりも、夜の部屋で続く静かな同居生活の甘さをじっくり味わいたい人
- 闇に沈んだ夜の画面づくりや、枠線を外したコマ割りの試みといった作りの面まで楽しみたい人
向いていない人
- 商業の単行本だけで最後まで読み切りたい人や、続きを追う手間とお金をかけたくない人
- 過去の掘り下げよりも、ヒロインの出番が絶えない軽やかな展開をテンポよく追いたい人
- カタカナの名前や入り組んだ勢力の関係を、頭の中で整理しながら読むのが億劫な人
良い感想・レビュー
- ふたりのじゃれ合いを眺めているうちに、探偵として、狩人としての背景が少しずつ見えてきました。ゆるい毎日がとこしえの闇の淵に浮かんでいると気づいた瞬間、背筋がひやりとします。
- 途中に枠線でコマを区切らない回が挟まっていて驚きました。それでも漫画としてきちんと読めるのだから、描き手の腕には脱帽です。血を分ける関係が主従でないところも新しく思えました。
- 小説はさっぱり売れず、猫探しで食いつなぐ主人公。娘のように接する彼と恋する乙女のヒロイン、そのすれ違いが微笑ましくて、機嫌をとろうと苦労する姿につい笑ってしまいます。
- 途中のバトルより、ふたりが穏やかに寄り添う場面のほうが俺はずっと好みだ。過去の因縁はにおわせるくらいで十分。ロマンス目当てで手に取るなら満足できる一作だと思う。
- ほとんどが夜の場面で、紙面は真っ黒に沈んだ画面。一瞬を切り取るような戦いの描き方に戸惑いつつ、主人公の力の正体がわかると腑に落ちました。巻末の人物紹介にも助けられます。
悪い感想・レビュー
- 読み進めるうちに絵の描き方が変わって硬くなった気がして、動きのキレも落ちた印象。もともと雰囲気が好きで追っていた作品なので、そこが崩れると追いかけるのがきつい。
- 終わり方があっけなくて、調べたら雑誌の連載が止まっていました。続きは同人誌と電子書籍で追いかける形になり、商業の単行本と比べたときの値段の高さがこたえます。
- ヒロイン好きの私としては、過去の話が長く続いてお目当ての彼女の出番が薄い時期がつらかったです。刊行の間が空くと前の内容を思い出す作業から始まるのもしんどいです。
- 相関図を眺めても敵側の勢力の線が頭に入ってこない。カタカナの名前や組織が次々に増えるせいで、誰が誰を狙っているのかはっきりしないまま話が進み、日常の場面が恋しくなる。
- 主人公が一途で紳士なのはいいけれど、気持ちをほとんど表に出さないぶん、ヒロインばかりが騒いでいるように見えます。もっと言い合ってニヤニヤできる場面が欲しいところです。
良い感想・レビュー
- ふたりのじゃれ合いを眺めているうちに、探偵として、狩人としての背景が少しずつ見えてきました。ゆるい毎日がとこしえの闇の淵に浮かんでいると気づいた瞬間、背筋がひやりとします。
- 途中に枠線でコマを区切らない回が挟まっていて驚きました。それでも漫画としてきちんと読めるのだから、描き手の腕には脱帽です。血を分ける関係が主従でないところも新しく思えました。
- 小説はさっぱり売れず、猫探しで食いつなぐ主人公。娘のように接する彼と恋する乙女のヒロイン、そのすれ違いが微笑ましくて、機嫌をとろうと苦労する姿につい笑ってしまいます。
- 途中のバトルより、ふたりが穏やかに寄り添う場面のほうが俺はずっと好みだ。過去の因縁はにおわせるくらいで十分。ロマンス目当てで手に取るなら満足できる一作だと思う。
- ほとんどが夜の場面で、紙面は真っ黒に沈んだ画面。一瞬を切り取るような戦いの描き方に戸惑いつつ、主人公の力の正体がわかると腑に落ちました。巻末の人物紹介にも助けられます。
悪い感想・レビュー
- 読み進めるうちに絵の描き方が変わって硬くなった気がして、動きのキレも落ちた印象。もともと雰囲気が好きで追っていた作品なので、そこが崩れると追いかけるのがきつい。
- 終わり方があっけなくて、調べたら雑誌の連載が止まっていました。続きは同人誌と電子書籍で追いかける形になり、商業の単行本と比べたときの値段の高さがこたえます。
- ヒロイン好きの私としては、過去の話が長く続いてお目当ての彼女の出番が薄い時期がつらかったです。刊行の間が空くと前の内容を思い出す作業から始まるのもしんどいです。
- 相関図を眺めても敵側の勢力の線が頭に入ってこない。カタカナの名前や組織が次々に増えるせいで、誰が誰を狙っているのかはっきりしないまま話が進み、日常の場面が恋しくなる。
- 主人公が一途で紳士なのはいいけれど、気持ちをほとんど表に出さないぶん、ヒロインばかりが騒いでいるように見えます。もっと言い合ってニヤニヤできる場面が欲しいところです。
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