レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
数字であそぼ。 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
読む前に確認したい相性
向いている人
- 数学を理解できない苦しみを高解像度で描く、挫折と再起の知的コメディが好きな人
- 変人だらけの大学を舞台にした、ゆるい空気と切れ味鋭いギャグを一緒に楽しめる人
- 概念を理解する面白さを通じて、学問への敬意を感じられる作品を求めている人
向いていない人
- 本格的な数学の説明が続き、内容がわからないままページをめくるのを悔しく思う人
- 大きな山場を求める読み方で、ゆるい日常の繰り返しを単調に感じてしまう人
- 天才たちの悩みという構図が、自分とかけ離れすぎて共感しづらく感じてしまう人
良い感想・レビュー
- 「数学を理解できない苦しみ」をここまで解像度高く、かつ面白く描いた作品に初めて出会いました!天才だと思っていた横辺が、大学数学の抽象性に打ちのめされる挫折に、文系の自分ですら深く共感しました。
- 京大をモデルにした「吉田大学」の変人たちの生態や、独特のゆるい空気感が最高に笑えます!数学という一見地味なテーマを、絹田先生らしい切れ味鋭いギャグと人間ドラマで、最高に魅力的なエンタメに変えています。
- 「1+1=2」の証明すら疑うような数学の深淵が、図解を交えて分かりやすく解説されていて、知的な興奮を味わえました。数式を解くのではなく、「概念を理解する」ことの面白さに、数学嫌いだった自分が目覚めました。
- 挫折を経験しながらも、自分なりのやり方で数学と向き合い直す横辺の姿に、勇気をもらいました。周囲の天才たちに追いつこうともがく姿は、勉強に限らず「何かに挑戦する全ての人」に刺さる普遍的な熱さがあります。
- 登場人物全員が数学に対して真摯で、かつ人間味に溢れているのが素晴らしいです。教授たちの変人ぶりも愛おしく、学問への敬意を失わずに、その面白さを伝えてくれる。こんな大学生活を送りたかったと思わされます。
悪い感想・レビュー
- 数学的な説明が本格的すぎて、理解しようと努めても途中で脳がパンクしそうになる回がありました。ギャグは面白いのですが、肝心の数学の内容がさっぱり分からないままページをめくるのが、少し悔しくて寂しい。
- 物語の大きな山場や劇的な展開が少ないため、一気読みすると少し単調に感じてしまうかもしれません。日常のゆるいやり取りが魅力ではありますが、物語としてどこに向かっているのか、不安になる瞬間が正直ある。
- 「天才たちの悩み」という構図が、あまりに自分とかけ離れすぎていて、共感が追いつかないことがありました。挫折と言っても高レベルな話なので、結局は選ばれし者の世界を見せられている感覚になり、少し冷める。
- 主人公の横辺のネガティブな独白が長引くと、ギャグとしてのテンポが少し損なわれているように感じることがありました。もっと周囲の変人たちとの掛け合いをテンポよく見たかったな、と贅沢な不満を抱きました。
- 数学の概念をイメージ化する演出が、たまにシュールすぎて逆に混乱を招くことがありました。面白い試みだとは思いますが、直感的に理解できないことも多く、解説を読み込まないと話についていけないのが惜しい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
「数学を理解できない苦しみ」をここまで解像度高く、かつ面白く描いた作品に初めて出会いました!天才だと思っていた横辺が、大学数学の抽象性に打ちのめされる挫折に、文系の自分ですら深く共感しました。
数学的な説明が本格的すぎて、理解しようと努めても途中で脳がパンクしそうになる回がありました。ギャグは面白いのですが、肝心の数学の内容がさっぱり分からないままページをめくるのが、少し悔しくて寂しい。
京大をモデルにした「吉田大学」の変人たちの生態や、独特のゆるい空気感が最高に笑えます!数学という一見地味なテーマを、絹田先生らしい切れ味鋭いギャグと人間ドラマで、最高に魅力的なエンタメに変えています。
物語の大きな山場や劇的な展開が少ないため、一気読みすると少し単調に感じてしまうかもしれません。日常のゆるいやり取りが魅力ではありますが、物語としてどこに向かっているのか、不安になる瞬間が正直ある。
「1+1=2」の証明すら疑うような数学の深淵が、図解を交えて分かりやすく解説されていて、知的な興奮を味わえました。数式を解くのではなく、「概念を理解する」ことの面白さに、数学嫌いだった自分が目覚めました。
「天才たちの悩み」という構図が、あまりに自分とかけ離れすぎていて、共感が追いつかないことがありました。挫折と言っても高レベルな話なので、結局は選ばれし者の世界を見せられている感覚になり、少し冷める。
挫折を経験しながらも、自分なりのやり方で数学と向き合い直す横辺の姿に、勇気をもらいました。周囲の天才たちに追いつこうともがく姿は、勉強に限らず「何かに挑戦する全ての人」に刺さる普遍的な熱さがあります。
主人公の横辺のネガティブな独白が長引くと、ギャグとしてのテンポが少し損なわれているように感じることがありました。もっと周囲の変人たちとの掛け合いをテンポよく見たかったな、と贅沢な不満を抱きました。
登場人物全員が数学に対して真摯で、かつ人間味に溢れているのが素晴らしいです。教授たちの変人ぶりも愛おしく、学問への敬意を失わずに、その面白さを伝えてくれる。こんな大学生活を送りたかったと思わされます。
数学の概念をイメージ化する演出が、たまにシュールすぎて逆に混乱を招くことがありました。面白い試みだとは思いますが、直感的に理解できないことも多く、解説を読み込まないと話についていけないのが惜しい。





