レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
怨み屋本舗 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
怨み屋本舗
完結著者: 栗原正尚
連載: グランドジャンプ/ビジネスジャンプ
ジャンル: 青年漫画/復讐劇/クライム・サスペンス/ピカレスクロマン
評価: 7.8/10
あらすじ
「あなたの怨み晴らします。社会的抹殺、実質的殺害」。法も警察も届かず、泣き寝入りするしかなかった人のポストに、黒い名刺が投げ込まれる。法外な報酬と引き換えに怨みを代行する謎の美女、怨み屋。自らを正義ではなく必要悪と言い切り、依頼に嘘や逆恨みがあれば依頼人ごと叩き潰す。情報屋やホストの弟、癖の強い工作員たちを駒に、彼女は自分の手をほとんど汚さない。人の欲や思い込みを見つけては突き、標的が勝手に転げ落ちるよう仕向けていく。やがて浮かぶのは、家族を奪ったカルト教団への長い怨み。すっきりする回もあれば、苦い後味だけが残る回もある。それでも次の依頼が気になってしまう闇の復讐ビジネス!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 日ごろのうっぷんが溜まっていて、法では裁けない相手がきっちり報いを受けるまでを見届けたい人
- 主人公が直接手を下さず、周りの人間を動かして標的を自滅させる頭脳戦を味わいたい人
- 一話完結でテンポよく進み、区切りごとに敵と狙いが変わる長い連載を腰を据えて読みたい人
向いていない人
- 依頼人まで痛い目に遭う苦い結末が混じるのは苦手で、勧善懲悪ですっきりと終わってほしい人
- 巻き添えになった人への埋め合わせがない話の運びが引っかかって、先を読み進めにくくなる人
- 劇画調で癖のある絵柄や、不潔さや残酷さをこれでもかと強調してくる描写が受けつけない人
良い感想・レビュー
- 序盤で殺人犯に仕立てられた依頼人が、実は最初から標的だったと後で分かる。張った伏線を何年も先の話で回収してくるので、読み返すたびに話の見え方が変わり、作者の頭の中を覗きたくなりました。
- 怨みの晴らし方が社会的な抹殺と実質的な殺害に分かれ、値段まで違うという商いの仕組みにしびれました。本店から各地の支店へ広がり、区切りごとに敵と狙いが変わるので、途中からでも入りやすいです。
- 復讐ものは重すぎると読むのがつらいし、軽すぎると嘘くさい。この作品は暗さと娯楽のバランスがちょうどよく保たれているので、ほかの復讐劇よりずっと気楽に付き合えると思う。
- 怨み屋自身はほとんど手を下さない。周りの人間の欲や思い込みを利用して標的を自滅させるやり口が頭脳的で、どう転がすのか読めないまま最後まで持っていかれた。
- 主人公の女がとにかく聡明で格好いい。工作員たちも一人ずつ濃くて、悪人がとことん嫌な奴に描かれるぶん制裁の痛快さが際立つ。一話完結でテンポがよく、はまってどんどん買ってしまう。
悪い感想・レビュー
- 妻を殺された夫が先走って別の男を刺し、そのまま殺人犯になってしまう。依頼人を救うどころか奈落へ落として仕事を終える筋立てで、手際のよさは認めますが正直あまり釈然としません。
- 標的を追い詰めるために無関係の人まで巻き込むのに、巻き込んだ相手への埋め合わせが最後までないのが引っかかります。自分の手を汚さず終わるところも、どうにもせこく思えてしまいます。
- 依頼人の側にも落ち度があることが多く、加害者も被害者も代行業者も全員の嫌な面を見せられる組み立てになっている。私が肩入れできる人物は最後まで現れず、遠くから眺めるだけで終わった。
- 初期の情報屋が体を掻いては垢やフケを撒き散らしていて、読んでいて気持ち悪かったです。協力者の不潔さをわざわざ絵で執拗に見せてくるところは、正直いらない気がします。
- 絵が劇画調で、とくに中年男の描き方が生理的にきつい。人を罠にはめて死なせる話が延々と続くので読後感もよくないし、個人情報を丸裸にされる場面は想像すると怖くなった。
良い感想・レビュー
- 序盤で殺人犯に仕立てられた依頼人が、実は最初から標的だったと後で分かる。張った伏線を何年も先の話で回収してくるので、読み返すたびに話の見え方が変わり、作者の頭の中を覗きたくなりました。
- 怨みの晴らし方が社会的な抹殺と実質的な殺害に分かれ、値段まで違うという商いの仕組みにしびれました。本店から各地の支店へ広がり、区切りごとに敵と狙いが変わるので、途中からでも入りやすいです。
- 復讐ものは重すぎると読むのがつらいし、軽すぎると嘘くさい。この作品は暗さと娯楽のバランスがちょうどよく保たれているので、ほかの復讐劇よりずっと気楽に付き合えると思う。
- 怨み屋自身はほとんど手を下さない。周りの人間の欲や思い込みを利用して標的を自滅させるやり口が頭脳的で、どう転がすのか読めないまま最後まで持っていかれた。
- 主人公の女がとにかく聡明で格好いい。工作員たちも一人ずつ濃くて、悪人がとことん嫌な奴に描かれるぶん制裁の痛快さが際立つ。一話完結でテンポがよく、はまってどんどん買ってしまう。
悪い感想・レビュー
- 妻を殺された夫が先走って別の男を刺し、そのまま殺人犯になってしまう。依頼人を救うどころか奈落へ落として仕事を終える筋立てで、手際のよさは認めますが正直あまり釈然としません。
- 標的を追い詰めるために無関係の人まで巻き込むのに、巻き込んだ相手への埋め合わせが最後までないのが引っかかります。自分の手を汚さず終わるところも、どうにもせこく思えてしまいます。
- 依頼人の側にも落ち度があることが多く、加害者も被害者も代行業者も全員の嫌な面を見せられる組み立てになっている。私が肩入れできる人物は最後まで現れず、遠くから眺めるだけで終わった。
- 初期の情報屋が体を掻いては垢やフケを撒き散らしていて、読んでいて気持ち悪かったです。協力者の不潔さをわざわざ絵で執拗に見せてくるところは、正直いらない気がします。
- 絵が劇画調で、とくに中年男の描き方が生理的にきつい。人を罠にはめて死なせる話が延々と続くので読後感もよくないし、個人情報を丸裸にされる場面は想像すると怖くなった。
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