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東京貧困女子。 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

東京貧困女子。

東京貧困女子。

著者: 小田原愛/中村淳彦/鈴木大介

連載: ビッグコミックスペリオール

社会問題ノンフィクション

評価: 8.1/10

あらすじ

東京で暮らす若い女性たちが直面する貧困の実態を描いた作品。派遣や非正規雇用、風俗やパパ活など、生きるために選ばざるを得なかった現実を赤裸々に描写する。華やかな都市の裏側に潜む格差や孤独を浮き彫りにし、現代社会の歪みを突きつける社会派コミック。

良い所

  • 現代の東京で実際に起きている問題がリアルに描かれていて衝撃を受けた。
  • 取材に基づいた内容なので説得力があり、社会の裏側を知ることができた。
  • 絵柄が淡々としていて、逆に現実の重さが際立っていた。
  • 読み進めるうちに、自分の生活とも地続きであることを実感させられた。
  • 社会派漫画として問題提起が明確で、読後に深く考えさせられた。

悪い所

  • 重いテーマが続き、娯楽として読むには辛い部分が多かった。
  • 登場人物の背景が断片的で、感情移入しにくいと感じた。
  • 取材ベースのためか、物語性が弱くドラマとしての盛り上がりに欠けた。
  • 同じような境遇のケースが繰り返され、途中で単調に感じた。
  • 救いや希望の描写が少なく、読後感が暗くなりすぎた。

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