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最終更新日:

ねこ、はじめました の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ねこ、はじめました

ねこ、はじめました

完結
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著者: 環方このみ

連載: ちゃお

ジャンル: 動物少女マンガギャグ・コメディ

評価: 8.8/10

あらすじ

呑気な男子高校生・和代尚は、ある日の交通事故をきっかけに、そばにいた野良猫と中身が入れ替わってしまう。腹は減る、寒い、縄張り争いは待ってくれない。野良の暮らしに音を上げかけたところを、同じ高校に通うドジで優しい女子高生・チカに拾われ、「ニャオ」と名づけられて飼い猫になる。中身は男子高校生のまま、抜け毛にうろたえ、体温の測り方に絶句し、すぐ眠くなる体に振りまわされる毎日。チカの度を越した天然ぶりに心の中でツッコミを入れながら、人間に戻る道を探すはずが、猫の暮らしのほうがすっかり板についていく。読めば肩の力が抜ける、終わらないニャンコライフ!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 猫のしぐさや体つきの描き方にうるさくて、あるあるで思わず笑える猫まんがをずっと探している人
  • 恋の駆け引きや大きな事件よりも、一話ごとにオチのつくゆるい日常を寝る前に少しずつ読みたい人
  • 際どい場面や下ネタが一切ないまんがを探していて、家族そろって開ける安心感を大事にしたい人

向いていない人

  • 元の姿に戻るまでの筋道をきっちり追いたくて、話が前へ進まない作りだとじれったくなる人
  • 毎回はっきり違う展開や驚きがほしくて、似た調子の短い話の連なりだと途中で飽きてしまう人
  • 登場人物が実年齢より幼く見える丸くやわらかい少女まんがの絵柄が、どうしても気になる人

良い感想・レビュー

  • 猫の描き方がとにかくうまいです。リアルさを削らずに丸く可愛くまとまっていて、犬も鳥も人もみんな愛らしい。善人しか出てこない安心感もあり、読んでいて嫌な気持ちになる場面がひとつもありません。
  • 中身がお年頃の男子なのに、着替えも風呂も自分から目をそらして絶対に覗かない。下衆な展開がまるごとない作りだから、家族の誰と一緒に開いても気まずくならない。ゆるい日常が延々続くだけ、そこがいい。
  • 抜け毛でハゲるのではと焦り、体温の測り方に絶句し、すぐ眠くなる体に振り回される。その姿に私は何度も吹き出した。空回りし続けるツッコミは、おかしいのにどこか切ない。
  • 中身が人間なのに、その強みをまるで生かせません。自分にも飼い主にもツッコミを入れるだけです。元へ戻る努力をあっさり手放したあたりから、開き直った猫の暮らしぶりがますます好きになりました。
  • 狭いところに顔を突っ込む、胴体が異様に伸びる、白目のまま寝る。猫あるあるの再現度が高すぎて、俺が猫になってもきっと同じことをするな、と笑ってしまいました。

悪い感想・レビュー

  • もう少し必死に元の姿へ戻ろうとしないのかと、私は途中でじれったくなりました。ハチャメチャな猫暮らし一辺倒の展開が続くので、どこかで飽きが来てしまい、何か変化がほしくなります。
  • 素直でバカなところは好きなのに、読み進めるほど主人公の口癖が耳につくようになりました。「〇〇じゃね?」の言い回しが繰り返されるたび、またかとため息が出ます。安心して読める分、驚きは薄いです。
  • 人間の体に入ったほうの猫がどうしているのかは、ほとんど描かれない。片側だけで進む入れ替わりなので、同じ調子がこのまま続くなら、そのうち飽きてしまいそうだ。
  • 猫の姿なら何をしても許される、という主人公の考え方が、猫好きの僕にはうっすら怖く映りました。癒やされているはずなのに、中身は男の子だと思い出すたび居心地の悪さを覚えてしまいます。
  • 予想を裏切らない話が続くので、安心して読めるかわりに刺激はありません。飛び抜けて面白い回に当たった覚えがなく、暇つぶしにちょうどいいゆるい空気感の作品でした。

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