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ごろごろ甘えたい!10巻以上の『猫』が主役の漫画おすすめ13選

公開日:2026年09月05日更新日:2026年09月05日

猫の出てくる漫画は山ほどありますが、猫そのものが物語の真ん中に座っている作品となると、案外そう多くありません。膝の上で寝ているだけの脇役ではなく、悩んだり、働いたり、飼い主を甘やかしたり。そんな一匹が主役を張る漫画を13作品集めました。

10巻以上続いている作品にしぼったので、気に入ればしばらく読むものに困りません。ラーメンを作る猫、家事をこなす巨大猫、マウンドで居眠りする投手猫。顔ぶれの幅はかなり広めです。

結末まで読み切れる完結作と、いまも続いている作品の両方が並んでいます。今日の気分に合う一匹を選んでみてください。

目次

選び方のポイント

  1. 1. 猫が物語のどこに立っているかで選ぶ

    同じ猫漫画でも、飼われる側として可愛がられる話と、猫が自分の意思で働いたり誰かを助けたりする話では、読み心地がまるで違います。ラーメンを作る、家事をこなす、マウンドに立つ。猫が自分から動く作品は笑いの色が濃くなり、飼い主との暮らしを描く作品はしみじみした余韻が残ります。

  2. 2. 笑いたい日か、泣きたい日かで決める

    ゆるい笑いだけで満たされたい日もあれば、静かに泣きたい夜もあります。前者なら4コマやギャグ寄りの一話完結もの、後者は人の弱さに寄り添う人情ものが向いています。ただし癒やし目当てで開いた作品に、別れや老いを扱う回がまぎれていることもあります。

  3. 3. 絵の質感と読みやすさを確かめる

    猫漫画は絵の手ざわりがそのまま読み心地になります。全編オールカラーの水彩風、鉛筆の線と手書き文字、線を省いた柔らかいタッチ。どれも味わい深いのですが、手書き文字が続くと目が疲れますし、カラー作品は単行本の値段が上がりがちです。試し読みで一度、自分の目に合うか確かめてから買うのが確実です。

13作品の比較表

順位作品名ジャンル完結評価
1夜廻り猫夜廻り猫4コマ・8コマ/動物/人間ドラマ/日常連載中9.5/10
2チーズスイートホームチーズスイートホーム動物/日常/ホームドラマ/コメディ完結9.4/10
3ラーメン赤猫ラーメン赤猫お仕事/日常/コメディ/グルメ連載中9.3/10
4同居人はひざ、時々、頭のうえ。同居人はひざ、時々、頭のうえ。動物/日常/ホームドラマ/コメディ連載中9.2/10
5猫と竜猫と竜ファンタジー/癒やし/日常連載中8.8/10
6おじさまと猫おじさまと猫ヒューマンドラマ/日常/ペット/コメディ連載中8.7/10
7デキる猫は今日も憂鬱デキる猫は今日も憂鬱ファンタジー/動物/日常/コメディ連載中8.6/10
8きょうの猫村さんきょうの猫村さん動物/ヒューマンドラマ/コメディ・日常完結8.4/10
9ねことじいちゃんねことじいちゃん動物/ヒューマンドラマ/スローライフ・日常/日常・ほのぼの完結8.8/10
10猫絵十兵衛 ~御伽草紙~猫絵十兵衛 ~御伽草紙~動物/和風ファンタジー/人情ドラマ/歴史・時代劇完結8.8/10
11ポヨポヨ観察日記ポヨポヨ観察日記4コマ/動物/日常・ほのぼの/ギャグ・コメディ完結8.8/10
12猫ピッチャー猫ピッチャー動物/スポーツ・野球/ギャグ・コメディ完結8.8/10
13ねこ、はじめましたねこ、はじめました動物/少女マンガ/ギャグ・コメディ完結8.8/10
1

夜廻り猫

「涙の匂い」を辿り、孤独な心にそっと寄り添う。温かい涙が溢れる極上の8コマ猫漫画!

夜廻り猫
作者
深谷かほる
掲載誌
コミックDAYS
ジャンル
4コマ・8コマ/動物/人間ドラマ/日常
完結
連載中
評価
9.5/10

良い点

頭に猫缶を載せた平蔵が、夜の街で泣いている人の隣に座り、ただ話を聴く。説教もアドバイスもないその距離感に救われます。コピー用紙にフェルトペンで描かれた素朴な線からは、人を見つめるまなざしの温かさが伝わってきます。1話8コマで完結するので、どこから開いても優しい涙が流せます。

気になる点

1話が短いぶん、孤独死や病気、虐待といった重い現実がまっすぐ刺さります。心が弱っているときにまとめて読むと沈み込んでしまいます。デジタル作画に慣れた目にはラフすぎて、線の歪みが最初は気になるはず。毎回同じ流れをなぞるので長く読むと型が見えてきますし、刊行ペースもゆっくりです。

こんな人におすすめ

夜にひとりで抱えている寂しさを、説教なしにそっと聴いてもらいたい人

こんな人には不向き

重い現実を描く回が続くのがつらく、明るい猫漫画だけを読みたい人

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2

チーズスイートホーム

完結

迷子の子猫チーと山田一家の、温かくて愛らしいオールカラー日常ホームコメディ!

チーズスイートホーム
作者
こなみかなた
掲載誌
モーニング
ジャンル
動物/日常/ホームドラマ/コメディ
完結
完結
評価
9.4/10

良い点

ミルクを夢中で飲む、ビニール袋に突っ込んで大はしゃぎする。子猫チーの仕草が細かくて、猫と暮らした人ほど声が出ます。全編オールカラーの水彩風で、絵本をめくっているような気持ちに。ペット禁止のアパートで隠れて守り、やがて引っ越しまで決める山田一家の姿もいいです。

気になる点

子猫が家の中でどたばたする話が続くので、筋の進み方や意外性を求めるとものたりません。1話8ページと短く、込み入った人間ドラマにはなりません。母猫とはぐれる冒頭の設定は、読み返すたび胸に引っかかります。全巻カラーのぶん単行本の値段も高めで、12巻そろえるとそれなりの出費です。

こんな人におすすめ

子猫の仕草をひたすら眺めて、顔がほころぶ時間がほしい人

こんな人には不向き

話の起伏がほしくて、のんびりした日常だけでは物足りない人

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3

ラーメン赤猫

猫たちが営むラーメン店で、珠子のお仕事ライフがスタート!心温まる絶品日常コメディ!

ラーメン赤猫
作者
アンギャマン
掲載誌
少年ジャンプ+
ジャンル
お仕事/日常/コメディ/グルメ
完結
連載中
評価
9.3/10

良い点

猫が愛玩される側ではなく、ラーメン店の職人として働いています。抜け毛を経営の課題として扱う誠実さや、迷惑客に感情的にならず大人の対応で向き合う姿に背筋が伸びます。スープの温度管理まで描き込まれていて、読んでいるとおなかが空いてくるのも困りもの。悪意のない世界で、仕事の疲れがほどけていきます。

気になる点

一話完結ののんびりしたお仕事コメディなので、劇的な展開を待つと平坦に感じます。線を省いた優しい絵柄は、描き込みの濃い作品に慣れた目には地味に映ります。猫が営むファンタジーなのに確定申告や保健所の検査が妙に生々しく、そこで醒めてしまう瞬間も。主人公の珠子は自己主張が控えめで、立ち位置が受け身に見えます。

こんな人におすすめ

悪意のない優しい世界で、働く姿を眺めながらほっとしたい人

こんな人には不向き

大きな事件やひりつく展開を漫画にいちばん求める人

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4

同居人はひざ、時々、頭のうえ。

人嫌いな作家と一匹の野良猫。人間と猫のW視点で紡がれる、涙と優しさの日常コメディ!

同居人はひざ、時々、頭のうえ。
作者
二ツ家あす/みなつき
掲載誌
COMICポラリス
ジャンル
動物/日常/ホームドラマ/コメディ
完結
連載中
評価
9.2/10

良い点

人嫌いの作家と拾われた猫、それぞれの視点で同じ出来事を二度描きます。前半のすれ違いが後半で回収される作りが効いていて、毎話じんとします。ご飯をねだる声も急な猛ダッシュも、猫を飼っている人ほどうなずけるはず。世話をするうちに周りの優しさに気づいていく男の再生も、静かに積み上がっていきます。

気になる点

同じ場面を視点を変えてなぞるぶん、話の進みは遅めです。まとめて読むと重複が気になります。初期の主人公がとにかく偏屈で、最初の数巻は苛立ちが先に立ちます。線の細い美形ぞろいの絵柄は、硬派な日常ものを想像していると合いません。吐き戻しや抜け毛の掃除といった現実の大変さも、やや柔らかく描かれています。

こんな人におすすめ

猫と人がすれ違いながら距離を縮めていく過程を、じっくり見守りたい人

こんな人には不向き

話がさくさく進まないと落ち着かず、繰り返しの構成が苦手な人

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5

猫と竜

魔法猫に育てられた竜が贈る、心温まる異種族交流。読む猫カフェとも称される癒やしの物語!

猫と竜
作者
アマハ/佐々木宣人
掲載誌
このマンガがすごい!WEB
ジャンル
ファンタジー/癒やし/日常
完結
連載中
評価
8.8/10

良い点

魔法を使う猫の一族に育てられた竜の話です。猫と竜のやり取りが可愛くて、読んでいるあいだ頬がゆるみっぱなしになります。一話完結で読みやすく、家族の絆や友情といった芯が根っこにある。柔らかい絵からは毛並みの手ざわりや森の空気まで伝わってきます。

気になる点

淡々とした流れなので、山場やバトルを待つと退屈に感じます。オムニバス中心で、長編としての太い筋は追えません。世界の設定や魔法の理屈もゆるめで、作り込みを求めると入り込みにくいところがあります。理想化された優しい世界に寄りすぎていて、もう少し毒がほしくなる読み方もあります。

こんな人におすすめ

種族の違いを越えた穏やかな交流を眺めて、気持ちを和らげたい人

こんな人には不向き

ファンタジーには戦いや冒険、深い世界設定を期待する人

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6

おじさまと猫

売れ残りの猫と妻を亡くした紳士が、互いを宝物に変えていく同居物語

おじさまと猫
作者
桜井海
掲載誌
ガンガンpixiv/月刊少年ガンガン
ジャンル
ヒューマンドラマ/日常/ペット/コメディ
完結
連載中
評価
8.7/10

良い点

売れ残っていた猫と、妻を亡くした紳士。互いが手放せない存在になるまでの道のりに、毎回泣かされます。猫の習性や仕草の再現が細かく、紳士のダンディさと不器用さのギャップもずるいです。動物ものとして開くと、失意から立ち直る人間ドラマの手ごたえが思ったより大きいはず。

気になる点

猫の気持ちが人間に都合よく訳されているように見えてくると、素直に入り込めなくなります。自虐や哀愁のあとに無条件の優しさが来る型がはっきりしていて、先も読めます。周りの人が増えるにつれ、紳士と猫だけの世界の濃さは薄れていきます。似た運びの繰り返しも目につきます。

こんな人におすすめ

心がささくれた日に、押しつけがましくない優しさで立て直してほしい人

こんな人には不向き

泣かせどころが先に読める話より、予想を裏切る展開がほしい人

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7

デキる猫は今日も憂鬱

家事万能な巨大すぎるお世話焼き黒猫・諭吉と、ポンコツズボラOLの愛おしき日常モフモフコメディ!

デキる猫は今日も憂鬱
作者
山田ヒツジ
掲載誌
月刊少年シリウス
ジャンル
ファンタジー/動物/日常/コメディ
完結
連載中
評価
8.6/10

良い点

熊ほど大きい黒猫がエプロンを締め、掃除も洗濯も弁当作りも完璧にこなします。生活能力ゼロの飼い主を呆れながら甘やかす関係が、とにかく尊いです。日替わり弁当の描写は食欲をそそりますし、ずっしりしたモフモフ感の作画にも落ち着きます。ギスギスした人間関係が一切なく、疲れた夜にちょうどいい一冊。

気になる点

飼い主のポンコツぶりが度を越していて、猫がこき使われて見える瞬間があります。疲れて帰る、ご飯で癒やす、巨大猫を隠してドタバタ。この流れが繰り返され、巻を重ねるとお約束に飽きます。諭吉がなぜ知性と巨体を得たのかも掘り下げられません。周囲が巨大猫を当たり前に受け入れる設定は、リアリティを求めると白けます。

こんな人におすすめ

有能な猫に甘やかされる逆転した関係を、笑いながら味わいたい人

こんな人には不向き

設定の謎や物語の転換を追いたくて、繰り返しの構成に飽きやすい人

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8

きょうの猫村さん

完結

人の言葉を話す白猫の家政婦が、心のこじれた名家に奉公し、家族の気持ちをほどいていく人情コメディ

きょうの猫村さん
作者
ほしよりこ
ジャンル
動物/ヒューマンドラマ/コメディ・日常
完結
完結
評価
8.4/10

良い点

二本足で歩き、人の言葉まで覚えた白猫が家政婦として名家に入ります。もめ事に首を突っ込んでは騒ぎを大きくするのに、こじれた家族はゆっくりほどけていく。家事は完璧なのに爪とぎの衝動にだけは勝てない、その猫っぽさがおかしいです。鉛筆の線と手書き文字も、読み進むうちに癖になります。

気になる点

走り書きのような手書き文字が頭に入ってこず、それだけで疲れます。コマごとに猫村さんの大きさが変わるなど、絵の中でだけ通る理屈が気になり出すと止まりません。穏やかな日々が続くばかりで、話が進んでいるのか分からないまま長く続きます。猫らしさの薄さに引っかかる読み方もあります。

こんな人におすすめ

動物が人の言葉を話す突飛な設定を、理屈を脇に置いて面白がれる人

こんな人には不向き

手書きの文字を目で追うのがしんどく、読みやすい紙面を大事にしたい人

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9

ねことじいちゃん

完結

妻を見送った七十五歳のじいちゃんと、下僕扱いしてくる飼い猫。離島の四季を並んで歩く、ゆるやかな暮らし。

ねことじいちゃん
作者
ねこまき(ミューズワーク)
ジャンル
動物/ヒューマンドラマ/スローライフ・日常/日常・ほのぼの
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

妻を見送った七十五歳と、彼を下僕あつかいする飼い猫。離島の四季が水彩でくっきり塗り分けられ、名古屋弁のゆるい間合いがそのまま島の空気になります。雨の日に猫をエコバッグへ入れて傘を差す、そんな寄り道が愛おしい。猫が夫婦の時間をつないでいたと分かってくる場面では、こらえきれなくなります。

気になる点

ほのぼの目当てで開くと、戦争の記憶をたどる回や老いと別れの話に足をすくわれます。書き文字が小さい場面があり、細かい台詞を拾うのに目が疲れます。紙の単行本はカラーではないので、電子で色を気に入ったあとだとがっかりします。猫あるあるをなぞる回が続くと、次を待つ気持ちも薄れていきます。

こんな人におすすめ

季節の移ろいと台所の匂いだけで満たされる、静かな暮らしの話が好きな人

こんな人には不向き

別れや老いに触れる回は避けたくて、明るい話だけを読みたい人

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10

猫絵十兵衛 ~御伽草紙~

完結

鼠除けの猫絵を描く絵師と、煙管をくわえた猫又。江戸の長屋で猫と人の縁を結ぶ人情話。

猫絵十兵衛 ~御伽草紙~
作者
永尾まる
掲載誌
ねこぱんち
ジャンル
動物/和風ファンタジー/人情ドラマ/歴史・時代劇
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

鼠除けの猫絵を描く絵師と、煙管をくわえた猫又の相棒。一話ごとに笑って、次の話で不意に泣かされます。猫の一匹一匹に物語が用意されていて、台詞まわしも小気味いい。長屋の建具や貼り紙まで描き込まれているので、江戸の暮らしが好きな人ほど画面の隅まで眺めたくなります。

気になる点

泣かせ方があざといと感じる回があります。動物は達者なのに人物になると読みづらく、誰が誰か分からない場面も出てきます。泣かせどころで人の表情が動かず、気持ちだけ置いていかれる回も。動物の受難をぼかさずに描くので、しんどい日には開きにくいです。すっきり終わらない締め方が続く点も好みが分かれます。

こんな人におすすめ

一話ごとに笑って泣ける人情話が好きで、江戸の空気ごと味わいたい人

こんな人には不向き

動物が命を落とす展開が苦手で、重い後味を引きずりたくない人

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11

ポヨポヨ観察日記

完結

ボールみたいに丸い猫ポヨと、猫バカ一家のやかましくて温かい日常4コマ

ポヨポヨ観察日記
作者
樹るう
掲載誌
まんがライフMOMO
ジャンル
4コマ/動物/日常・ほのぼの/ギャグ・コメディ
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

ボールみたいに丸い猫、その丸さの正体は脂肪ではなく筋肉です。野良犬が相手でも引かない中身の男前ぶりと見た目の落差がおかしくて、出てくるたびに頬がゆるみます。飼い主にしか通じないあるあるもきっちり入っていて、動物と暮らした経験があるほどうなずけるはず。行方知れずになる回では、ゆるい日常が続いたぶんだけ空白が重くのしかかります。

気になる点

筋が進む作りではないので、物語の起伏を求めると肩透かしを食らいます。長く続いたぶん、丸さをいじる笑いも猫の習性ネタも既視感が先に立ちます。終盤は急ぎ足でまとめに入り、描かれないまま残る関係も。リードを外した犬の扱いなど、飼い主のモラルに納得がいかない回もあります。

こんな人におすすめ

姿と性格のちぐはぐさでにやにやしながら、ゆるい笑いを重ねたい人

こんな人には不向き

先の読めない展開や大きな山場がないと物足りなく感じる人

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12

猫ピッチャー

完結

マウンドで居眠りする猫の投手が、大真面目な人間たちと本気で野球をやるフルカラーのギャグ漫画!

猫ピッチャー
作者
そにしけんじ
掲載誌
読売新聞日曜版
ジャンル
動物/スポーツ・野球/ギャグ・コメディ
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

マウンドで居眠りし、バットで爪を研ぐ猫の投手に、人間たちが大真面目に付き合います。投げたあと自分がくるりと回る魔球は、可愛すぎて打者のバットが出ません。好き嫌いがそのまま打率に出る勝負がばかばかしくて笑えます。用語のひとこと解説が挟まるので、野球のルールがあやふやでも置いていかれません。

気になる点

新聞連載ということもあり、どこかお行儀がよくて毒が薄いです。題材がプロ野球なので、野球談議が苦手だと乗り切れない回も出てきます。負け役ばかり任される球団のもじりは、贔屓の球団だと引っかかります。オールカラーのぶん値段は高めですし、一話完結なので伏線や長い成長物語は期待しないほうがいいです。

こんな人におすすめ

猫の身勝手な仕草を眺めているだけで機嫌がよくなる人

こんな人には不向き

勝敗にひりつく熱血スポーツものを想像している人

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13

ねこ、はじめました

完結

事故で野良猫と中身が入れ替わった男子高校生が、天然な女子高生に拾われて送るゆるすぎる飼い猫暮らし。

ねこ、はじめました
作者
環方このみ
掲載誌
ちゃお
ジャンル
動物/少女マンガ/ギャグ・コメディ
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

事故で野良猫と中身が入れ替わった男子高校生が、天然な女子高生に拾われて飼い猫になります。抜け毛にうろたえ、体温の測り方に絶句し、すぐ眠くなる体に振り回される姿に何度も吹き出しました。猫の描き方はリアルさを削らず丸く可愛くまとまっていて、犬も鳥も人も愛らしい。嫌な人物が出てこないので、誰と一緒に開いても気まずくなりません。

気になる点

元に戻ろうとする筋道はほとんど追われないまま、猫暮らし一辺倒で進みます。同じ調子が続くので、途中で飽きが来ます。主人公の口癖が繰り返されると耳につきます。人間の体に入ったほうの猫がどうしているのかも、ほぼ描かれません。予想を裏切らないぶん刺激は薄めです。

こんな人におすすめ

猫のしぐさの再現度にうるさくて、あるあるで笑えるまんがを探している人

こんな人には不向き

入れ替わりの筋道をきっちり追いたくて、話が前へ進まないとじれる人

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目的別のおすすめ

よくある質問

猫を飼っていなくても楽しめますか?

大丈夫です。あるあるにうなずける度合いは飼っている人のほうが高いものの、家族の話や仕事の話として読める作品も多く並んでいます。むしろ猫と暮らせない事情がある人ほど、暮らしを疑似体験できる一冊として楽しめます。

泣ける作品と笑える作品、どちらが多いですか?

どちらも入っていますが、笑いながら不意に泣かされる作品が多めです。一話完結でゆるく笑わせておいて、数話に一度ぐっとくる回を挟む。猫漫画にはこの作りが多く、そのふり幅が読みどころになっています。

動物が死ぬ場面が苦手なのですが、避けられますか?

作品によります。江戸を舞台にした人情ものや、老いと別れを扱う作品には、つらい回が混ざります。気になるなら日常コメディ寄りの作品から選ぶと、安心して読み進められます。

完結している作品はありますか?

13作品のうち6作品が完結済みで、残りは連載中です。結末まで読み切りたいなら完結済みから、長く付き合いたいなら続いている作品から選ぶとよいです。

まとめ

猫が主役の漫画に共通するのは、大きな事件が起きなくても最後まで読めてしまう強さです。眠って、食べて、気ままに歩く。それだけの一日が、なぜか人のこわばりをほどいていきます。ここに並べた13作品は、笑いの色も涙の重さもばらばらですが、読み終えたあとに残る手ざわりはよく似ています。今日の気分に近そうな一匹から、ゆっくり開いてみてください。