レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
きょうの猫村さん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
きょうの猫村さん
完結著者: ほしよりこ
評価: 8.4/10
あらすじ
子猫のころに拾ってくれた「ぼっちゃん」と、いつかもう一度暮らしたい。その願いひとつを胸に二本足で歩き、人の言葉まで身につけた白猫の猫村ねこ。家政婦紹介所に飛び込んだねこが送り込まれたのは、立派な構えの奥で家族がばらばらになっている犬神家でした。冷え切った夫婦、鏡ばかり気にする奥様、家に背を向ける中学生の娘。猫村さんはお節介と得意料理で、固く閉じた一人ひとりの気持ちをゆっくりほどいていきます。ときどき爪をとぎ、猫舌に苦戦しながら、それでも今日も台所に立つ。鉛筆の線と手書き文字だけで描かれた、やわらかくて泣ける奉公暮らし!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 毎日の家事や暮らしのこまごました場面を、ゆるくておかしい日常ものとして寝る前にゆっくり読みたい人
- 動物が人の言葉を話して働く突飛な設定を、細かい理屈は脇へ置いてまるごと面白がって読める人
- ばらばらになった家族の心がゆっくりほどけていく、急がない人情ドラマをじっくり味わいたい人
向いていない人
- 手書きの文字や鉛筆の線を追うのがしんどく、読みやすく組まれた文字を大事にしたい人
- 大きな事件や強い展開を求めていて、ほとんど動かない日常の積み重ねだけでは物足りない人
- 設定のつじつまをきちんと確かめたくなり、寸法や理屈の噛み合わなさが目についてしまう人
良い感想・レビュー
- ぼっちゃんにもう一度会いたい、その一心で言葉まで身につけた猫村さんが愛おしくてたまりません。奉公先のもめ事に首を突っ込んでは騒ぎを大きくするのに、こじれた家族がほどけていく気配だけは確かです。
- 鉛筆の線と手書きのセリフに、私は最初なかなか入り込めなかった。家事は完璧なのに爪とぎの衝動にだけは勝てない猫っぽさがおかしくて、いつのまにか毎日の一コマを待つ側になっている。
- 小料理屋の女将に肩入れして、奥様の味方でいなきゃと思いつつ手料理を食べすぎる猫村さんがいい。兄妹の言い争いも教授連中の物言いもまるごと昭和のにおいで、英語を習いたがる姿には胸を打たれてしまう。
- 猫が二本足で歩き、言葉まで喋って家事をこなすのに、同じ家の飼い犬はふつうの犬です。釣り合わなさを誰も突っ込まないおかしさにやられました。散歩に行きたいと言い出す場面で、僕も声を出して笑いました。
- 鼻持ちならないと思っていた長男が、筋道を立てて猫村さんをかばう場面で見方が変わった。読み進むほど奉公先の家族が少しずつ心を許していくところがうれしくなる。危機が迫る展開では気が気ではなかった。
悪い感想・レビュー
- 走り書きみたいなセリフが頭に入ってこなくて、それだけで疲れてしまった。手書き文字を目で追うしんどさが先に立ち、家政婦ものとしての中身は主人公が猫という一点しか私の中には残らなかった。
- 掃除機を押す猫村さんの大きさが、コマごとにバラバラで定まらない。あの手でおにぎりを握れるとも僕には思えない。絵の中でだけ通る理屈が気になりだすと止まらなくなった。
- わら半紙みたいな紙にこの値段かと思いながら、それでもつい買ってしまいます。紙の手ざわりと値段の釣り合わなさはやはり納得しきれませんし、ぼっちゃんとの再会がいつになるのかも見えてきません。
- 穏やかな日々が続くばかりで、事件らしい事件も新しい動きもほとんど起きない。進んでいるのか止まっているのか分からないペースのまま話が続き、この物語はどこで終わるのだろう。
- わがままでも気位が高いわけでもなく、猫らしさがどこにあるのかつかめないまま読んだ。主人公を猫にした理由の薄さがひっかかるし、へたうまの絵が内容になじんで見えてくるのも我ながら怖い。
良い感想・レビュー
- ぼっちゃんにもう一度会いたい、その一心で言葉まで身につけた猫村さんが愛おしくてたまりません。奉公先のもめ事に首を突っ込んでは騒ぎを大きくするのに、こじれた家族がほどけていく気配だけは確かです。
- 鉛筆の線と手書きのセリフに、私は最初なかなか入り込めなかった。家事は完璧なのに爪とぎの衝動にだけは勝てない猫っぽさがおかしくて、いつのまにか毎日の一コマを待つ側になっている。
- 小料理屋の女将に肩入れして、奥様の味方でいなきゃと思いつつ手料理を食べすぎる猫村さんがいい。兄妹の言い争いも教授連中の物言いもまるごと昭和のにおいで、英語を習いたがる姿には胸を打たれてしまう。
- 猫が二本足で歩き、言葉まで喋って家事をこなすのに、同じ家の飼い犬はふつうの犬です。釣り合わなさを誰も突っ込まないおかしさにやられました。散歩に行きたいと言い出す場面で、僕も声を出して笑いました。
- 鼻持ちならないと思っていた長男が、筋道を立てて猫村さんをかばう場面で見方が変わった。読み進むほど奉公先の家族が少しずつ心を許していくところがうれしくなる。危機が迫る展開では気が気ではなかった。
悪い感想・レビュー
- 走り書きみたいなセリフが頭に入ってこなくて、それだけで疲れてしまった。手書き文字を目で追うしんどさが先に立ち、家政婦ものとしての中身は主人公が猫という一点しか私の中には残らなかった。
- 掃除機を押す猫村さんの大きさが、コマごとにバラバラで定まらない。あの手でおにぎりを握れるとも僕には思えない。絵の中でだけ通る理屈が気になりだすと止まらなくなった。
- わら半紙みたいな紙にこの値段かと思いながら、それでもつい買ってしまいます。紙の手ざわりと値段の釣り合わなさはやはり納得しきれませんし、ぼっちゃんとの再会がいつになるのかも見えてきません。
- 穏やかな日々が続くばかりで、事件らしい事件も新しい動きもほとんど起きない。進んでいるのか止まっているのか分からないペースのまま話が続き、この物語はどこで終わるのだろう。
- わがままでも気位が高いわけでもなく、猫らしさがどこにあるのかつかめないまま読んだ。主人公を猫にした理由の薄さがひっかかるし、へたうまの絵が内容になじんで見えてくるのも我ながら怖い。
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