レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
監査役 野崎修平 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
監査役 野崎修平
完結連載: ビジネスジャンプ
評価: 7.8/10
あらすじ
バブルがはじけたあとの日本。大手都市銀行あおぞら銀行の地蔵通り支店で支店長を務めていた野崎修平は、人情に厚いだけの男と見られ、出世の道からは外れていた。ところが支店の閉鎖と引き換えに、突然、役員待遇の監査役を命じられる。お飾りと侮られてきたその席から、野崎は行内の不正な融資へ手を伸ばしていく。政治家との癒着、株主総会にのさばる者たち。糸をたどった先には、頭取が抱えるバブル期の闇があった。調べるほどに圧力は強まり、やがて家族にまで及ぶ。剛腕の専務と時にぶつかり、時に手を組みながら、たった一人で巨大な組織に「ノー」を突きつける男。金融ビッグバンに揺れた時代を生々しく焼きつけた企業サスペンス!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 大きな組織の中で正しさを押し通すことの難しさを、熱のある物語として腰を据えて味わいたい人
- バブルがはじけたあとの金融のもつれを、専門用語に構えず内側から見た人間ドラマとして知りたい人
- 巨大な相手に一人で立ち向かう勧善懲悪の痛快さが好きで、読み終えたあとに気持ちよくなりたい人
向いていない人
- 実際の職務や制度がどう描かれるかを厳しく見ていて、現実離れした抜擢や設定が引っかかる人
- 悪役を徹底的に叩き潰す決着を望んでいて、含みを残した幕引きだと物足りなく感じる人
- 昔ながらの劇画調の絵柄が苦手で、絵の好みが合うかどうかを読むときにいちばん大事にする人
良い感想・レビュー
- 主人公が少し青臭いくらいまっすぐで、私はそこが好きでした。バブルがはじけた直後の、いちばん荒れた時期に放り込まれる骨太な金融再編もので、読み終えたあとの気分まで晴れます。
- 正義感の芯はぶれないのに、闘ううちに人格そのものが変わっていく。作中でいう仏鬼一体という言葉どおり、清々しかった男の顔つきが巻を追うごとに鋭くなっていくのが見ていて怖い。
- 読み終えた僕は、銀行の中がここまで容赦なく描かれているとは思いませんでした。融資の裏側も人事の力学も隠さず出てくるので、金融の世界で働く気がすっかり失せます。
- お堅い話だろうと私は身構えていたけれど、業界の言葉には短い説明がついていて読みやすい。ときどき挟まる家族の場面でほっとできるのもよく、最後まで置いていかれずに済んだ。
- 「バカはどこまでいってもバカだな」と言う専務に、主人公が「一人くらいそういう人間がいてもいい」と返す場面が好きだ。ぶつかり合う二人の距離が少しずつ変わっていくのが面白い。
悪い感想・レビュー
- 俺は、このままだと銀行そのものが潰れるぞと周りの行員のほうが心配になった。言っていることは正しいのだけれど、さすがにやりすぎな攻め方では、と何度も思う。
- 役員同士の派閥争いはあり得なさそうな展開が続くうえ、私は中途半端な決着のつけ方にも肩透かしを食らいました。悪を叩き潰しきってほしかっただけに、物足りない後味が残ります。
- こんなに若い人が監査役に選ばれるわけがない、というところで私はまず引っかかった。実務としての監査役の描かれ方にも違和感が大きく、そこは割り切って読むしかない。
- 僕には主人公の輪郭がぼんやりしたまま最後まで掴みきれなかった。ひとつひとつの話が唐突に始まり、熱血漢なのか昼行灯なのか、盛り上がらないまま終わる印象が拭えない。
- 絵柄が別の有名作家にあまりに似ていて、最初は戸惑いました。線の太い劇画調が好みに合えばいいのですが、私はそこだけどうしても引っかかり、素直に絶賛できずにいます。
良い感想・レビュー
- 主人公が少し青臭いくらいまっすぐで、私はそこが好きでした。バブルがはじけた直後の、いちばん荒れた時期に放り込まれる骨太な金融再編もので、読み終えたあとの気分まで晴れます。
- 正義感の芯はぶれないのに、闘ううちに人格そのものが変わっていく。作中でいう仏鬼一体という言葉どおり、清々しかった男の顔つきが巻を追うごとに鋭くなっていくのが見ていて怖い。
- 読み終えた僕は、銀行の中がここまで容赦なく描かれているとは思いませんでした。融資の裏側も人事の力学も隠さず出てくるので、金融の世界で働く気がすっかり失せます。
- お堅い話だろうと私は身構えていたけれど、業界の言葉には短い説明がついていて読みやすい。ときどき挟まる家族の場面でほっとできるのもよく、最後まで置いていかれずに済んだ。
- 「バカはどこまでいってもバカだな」と言う専務に、主人公が「一人くらいそういう人間がいてもいい」と返す場面が好きだ。ぶつかり合う二人の距離が少しずつ変わっていくのが面白い。
悪い感想・レビュー
- 俺は、このままだと銀行そのものが潰れるぞと周りの行員のほうが心配になった。言っていることは正しいのだけれど、さすがにやりすぎな攻め方では、と何度も思う。
- 役員同士の派閥争いはあり得なさそうな展開が続くうえ、私は中途半端な決着のつけ方にも肩透かしを食らいました。悪を叩き潰しきってほしかっただけに、物足りない後味が残ります。
- こんなに若い人が監査役に選ばれるわけがない、というところで私はまず引っかかった。実務としての監査役の描かれ方にも違和感が大きく、そこは割り切って読むしかない。
- 僕には主人公の輪郭がぼんやりしたまま最後まで掴みきれなかった。ひとつひとつの話が唐突に始まり、熱血漢なのか昼行灯なのか、盛り上がらないまま終わる印象が拭えない。
- 絵柄が別の有名作家にあまりに似ていて、最初は戸惑いました。線の太い劇画調が好みに合えばいいのですが、私はそこだけどうしても引っかかり、素直に絶賛できずにいます。
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