漫画よしあし10巻以上の漫画レビュー専門サイト
レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

真の実力はギリギリまで隠していようと思う の感想と評価(良いところ、悪いところ)

真の実力はギリギリまで隠していようと思う

真の実力はギリギリまで隠していようと思う

完結
マークダウンで表示

著者: 鍋島テツヒロ猫夜叉亀小屋サト

連載: 月刊コミック電撃大王

ジャンル: ファンタジーバトル・アクション学園

評価: 7.8/10

あらすじ

神と契約すればスキルを得られる世界。名門騎士家の三男ユノは、生まれた直後に最高神ゼウスと契約してしまう。あふれる力を抑え込むだけで手一杯、まともに剣も習えないまま育ち、周りからは「無能」と呼ばれ続けた。王都の魔法騎士学園に入ったユノが出会ったのは、誰とも契約できず見せ物にされていた名も無き女神。アテナと名を与え、この子を最高位の神へ押し上げると決めた日から、隠してきた力がほんの少しずつ漏れ出していく。しかもこの世界、崇められているのは悪魔で、本物の神々は忘れ去られている。ひっくり返った信仰の裏側へ踏み込む、隠しきれない最強と名もなき女神の逆転劇!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 崇められる存在と忘れられた存在が入れ替わった世界のねじれが明かされていく物語を追いたい人
  • 普段は気の抜けた主人公が本気を出す瞬間にしびれて、誰かのために力を解き放っていく動機に引かれる人
  • 健気な女神や気性の違う令嬢たちが並ぶ、性格の描き分けがはっきりしたヒロインたちを楽しみたい人

向いていない人

  • 設定の新しさより展開の新しさを求めていて、見慣れた無双の型をなぞる流れだと物足りなくなる人
  • 主人公が迷わず戦い抜く姿を期待していて、幼さゆえのためらいで手が止まる戦いが続くともどかしくなる人
  • 女の子の顔立ちが似通って見える作画が気になり、衣装の露出の強さにも引っかかってしまう人

良い感想・レビュー

  • よくある最強チートものだと決めつけていたのに、崇められている神が実は悪魔で、神々のほうが忘れられていると知った瞬間、信仰がまるごとひっくり返った世界なのだと気づいて読む目が変わりました。
  • 力の暴走で身内を傷つけかけた過去があるから、普段はずっと気の抜けた顔をしている。その子が強敵を前に腹をくくって本気を出す瞬間のかっこよさに、俺の中の子どもっぽい部分が喜んでしまう。
  • 神様なのに誰にも選ばれず見世物にされていた女の子が、名前をもらってから健気に張り切る姿がかわいい。その子を一番の神にするために力を解禁していくという動機がまっすぐで、全巻買い揃えてしまった。
  • 実力を隠す筋書きはありふれているのに、見せ方がうまい。ひたすら純粋な女神、騎士らしく気遣う幼なじみ、意地悪な目をした令嬢と、並んでも印象が混ざらないヒロインたちで、どの子の出番も待ち遠しい。
  • 絵がかわいい。力を抑え込むせいでボンクラ扱いされている主人公が、入学の場では文句なしの結果を出す。そこで気づけない父親のほうが鈍い。我が子の素質を家族が一番見ていないもどかしさが効いている。

悪い感想・レビュー

  • 設定の芯は面白いのに、話の運びがどこかで見た無双テンプレのままで、迷走している感じがした。読者だけが名前を知っている神々という仕掛けが空回りしていて、絵も演出もうまいのに乗り切れなかった。
  • 強いはずなのに、戦いの最中で「やっていいのか」と迷って手が止まる。まだ子どもだから仕方ないとはいえ、とどめを刺しきれない主人公のためらいが続くと、私のほうまでもやもやしてくる。
  • 話も配役も面白いのに、女の子がみんな同じ顔に見えて、髪型を取ったら見分けがつかない。男性陣は描き分けがうまいだけに、ハーレム路線なのに顔で個性が立たないのがもったいなく感じた。
  • 神々の事情が気になる話なのに、公爵家の夫人の装いだけが場に合わない。色気を通り越した身分に釣り合わない際どい衣装が目に入るたび、他の女の子の服がかわいいだけに首をかしげてしまった。
  • 生まれた直後に最高神と契約したという出発点が、どうにも飲み込めない。赤ん坊に儀式などできるはずもなく、物語の土台にあたる設定がふわっとしたまま進むので、読みながら引っかかりが消えない。

同じジャンルの漫画

該当作品はありません。