レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
オークション・ハウス の感想と評価(良いところ、悪いところ)
オークション・ハウス
連載: ビジネスジャンプ
ジャンル: 青年漫画/ハードボイルド/ミステリー・サスペンス
評価: 7.6/10
あらすじ
世界一の目を持つ男、柳宗厳。英国の老舗オークションハウスで敏腕の重役として名を馳せる彼には、もうひとつの顔があった。伝説の贋作師の息子に技を叩き込まれた、天才の贋作師である。幼い日、一枚のフェルメールを狙った三人の男に両親を奪われた。仇を討つ、そのためだけに彼は美術界の裏側へ潜り込んだのだ。名画の真贋をめぐる騙し合い、闇のオークション、美術品に群がるマフィアの企み。鍛え上げた眼と古い武術を武器に、リュウは三人の暗殺者をじりじり追い詰めていく。だが復讐を果たした先に待っていたのは、市場を裏から操る巨大組織と、歴史の闇に沈んだ秘宝の争奪戦だった。美への誇りを胸に闇へ挑む、アート・クライム・アクション!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 名画の真贋をめぐる騙し合いと駆け引きを、たっぷりの薀蓄ごとじっくり味わいながら読みたい人
- 何でもこなす主人公が行く先々で敵を叩きのめしていく、痛快な無双劇にどっぷり浸りたい人
- 描き込みの濃い劇画の絵柄で、大人向けの復讐譚を長い尺のままじっくり読みふけりたい人
向いていない人
- 後半で話がどんどん大きく広がっていくので、きれいに畳まれる結末を何より大事にしたい人
- お色気の場面が多めなので、濃いめのサービス描写は避けて物語の筋だけを追っていきたい人
- 文字量も描き込みも多い作りなので、軽やかに読める短編を空き時間にさくっと楽しみたい人
良い感想・レビュー
- この世に存在しないはずの絵をゼロから作り上げ、専門家ごと欺いてみせる展開に痺れた。四百年前の埃を修道院から集めるなんて、知っていても一生使い道のない話。そこが妙に面白い。
- 叶精作さんの絵がとにかく上手い。幻の名画が会場に運び込まれる場面は、目がくらむほどの豪華さが段違いだった。劇画のタッチも好みで、主人公の逞しさに惚れ惚れする。
- 登場人物の動かし方が計算し尽くされていて、私には矛盾らしい矛盾が見つからなかった。前半の鮮やかな逆転劇は何度読んでも唸る。絵の良さと話の運びがきれいに噛み合う。
- 次に何が起きるかまるで読めない。とんでもない急展開が続くので、あれこれ考えながら追うのが楽しかった。よくこんな話を思いつくものだと、作り手に脱帽している。
- 知識も語学も武術も何でもござれ。主人公が男からも女からもほめられまくるので、なろう系に近い気持ちよさがある。突っ込みを入れながら読むのが、私にはちょうどいい。
悪い感想・レビュー
- 序盤の緻密な美術ミステリーが好きだったぶん、進むにつれて銃撃戦とお色気に寄っていくのが惜しい。マフィア相手ならオークションで騙し合ってほしかったと、今でも思っている。
- 終わりどころを何度も逃していると感じた。主人公が女たちと別れて消えていく場面で締めればよかったのに、そこから無理やり引き延ばした印象が拭えない。尻すぼみの幕切れにもやもやが残る。
- 主人公が万能すぎる。行く先々で女性が都合よく惚れて身を投げ出すので、ご都合主義の連続にだんだん白けてしまった。バブル期の空気そのままという感じ。
- これ何を読んでいるんだっけ、と我に返る回数が多い。お色気の場面の比重が思ったより大きく、多すぎてもはやギャグに見えてくる。筋を追いたい私には少ししんどい。
- 劇画調の絵が密度たっぷりで、そこに説明のセリフがぎっしり詰まっている。絵画の知識がないと長台詞は流し読みになるし、読み終わる頃には目がすっかりくたびれる。
良い感想・レビュー
- この世に存在しないはずの絵をゼロから作り上げ、専門家ごと欺いてみせる展開に痺れた。四百年前の埃を修道院から集めるなんて、知っていても一生使い道のない話。そこが妙に面白い。
- 叶精作さんの絵がとにかく上手い。幻の名画が会場に運び込まれる場面は、目がくらむほどの豪華さが段違いだった。劇画のタッチも好みで、主人公の逞しさに惚れ惚れする。
- 登場人物の動かし方が計算し尽くされていて、私には矛盾らしい矛盾が見つからなかった。前半の鮮やかな逆転劇は何度読んでも唸る。絵の良さと話の運びがきれいに噛み合う。
- 次に何が起きるかまるで読めない。とんでもない急展開が続くので、あれこれ考えながら追うのが楽しかった。よくこんな話を思いつくものだと、作り手に脱帽している。
- 知識も語学も武術も何でもござれ。主人公が男からも女からもほめられまくるので、なろう系に近い気持ちよさがある。突っ込みを入れながら読むのが、私にはちょうどいい。
悪い感想・レビュー
- 序盤の緻密な美術ミステリーが好きだったぶん、進むにつれて銃撃戦とお色気に寄っていくのが惜しい。マフィア相手ならオークションで騙し合ってほしかったと、今でも思っている。
- 終わりどころを何度も逃していると感じた。主人公が女たちと別れて消えていく場面で締めればよかったのに、そこから無理やり引き延ばした印象が拭えない。尻すぼみの幕切れにもやもやが残る。
- 主人公が万能すぎる。行く先々で女性が都合よく惚れて身を投げ出すので、ご都合主義の連続にだんだん白けてしまった。バブル期の空気そのままという感じ。
- これ何を読んでいるんだっけ、と我に返る回数が多い。お色気の場面の比重が思ったより大きく、多すぎてもはやギャグに見えてくる。筋を追いたい私には少ししんどい。
- 劇画調の絵が密度たっぷりで、そこに説明のセリフがぎっしり詰まっている。絵画の知識がないと長台詞は流し読みになるし、読み終わる頃には目がすっかりくたびれる。
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