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一騎当千 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

一騎当千

著者: 塩崎雄二

連載: コミックガム

ジャンル: 歴史・伝奇(三国志)お色気格闘・アクション学園

評価: 7/10

あらすじ

1800年前の中華で果てた英雄たちの魂は、勾玉という小さな飾りに封じられ、海を渡って日本各地に散らばった。その勾玉を受け継いだ高校生は闘士と呼ばれ、覇権をかけて殴り合う。母の言いつけで南陽学院へ移ってきた孫策伯符は、天然でおっとりした女子高生。ただし体の内には水の龍が眠っていた。刺客として襲いかかる四天王との死闘、最強を決める大会、前世から続く因縁。拳を重ねるうちに、自分に定められた過酷な運命が見えてくる。やがて争いは三国志をなぞるように赤壁へ雪崩れ込み、魔王と化した曹操を止めるため、かつての敵とも手を組む。服が裂けようがお構いなしに殴り合う、むき出しの熱と色気!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 三国志の武将の名前と関係を頭に入れていて、元ネタと重ねながら読み替える遊びを楽しめる人
  • 学園ものの舞台で、理屈を抜きにして拳と武器がぶつかり合う戦いをひたすら追いかけたい人
  • 際どい描写もひっくるめて作者の好みが全開な作品を、斜に構えずに丸ごと面白がれる

向いていない人

  • 戦うたびに服が破れて肌が露わになる場面が続くので、そうした描写の多さが気になってしまう
  • 好きな歴史上の人物が見た目も性格も大きく変えられ、原典との落差につらくなってしまう
  • 地力のぶつかり合いより、能力やパワーのインフレが進んでいく戦いが主になると乗れなくなる人

良い感想・レビュー

  • 読み進めるほど絵が上手くなっていくのに驚きます。素手の殴り合いだけでなく武器を使った戦いも増えて、描き込みが良くなるにつれ戦い方の引き出しまで広がっていくところにわくわくします。
  • パチンコで名前だけ知って手に取ったが、三国志好きの自分でも普通に楽しめた。ある程度は史実をなぞるので納得しながら読めるし、作者の好みが隠す気ゼロで出ているのも、笑って受け取れるならむしろ持ち味。
  • 言い方は悪いのですが、予想に反して面白かったです。主人公がずっと真ん中にいるわけではなく、脇の武将が絶妙なところで駆けつけて場をさらう組み立てが効いていて、そこから急に面白くなりました。
  • 三国志をなぞる分だけ説明が足りない場面もあるのに、巻末の解説のおかげで置いていかれずに済んだ。細かい歴史は脇に置いて女子高生の殴り合いを楽しめる間口の広さが、ちょうどよかった。
  • お色気ものだと聞いて少し身構えていました。実際かなり露骨です。それでも場所も状況もお構いなしに始まる殴り合いに見応えがあるので、抵抗感はいつのまにか薄れました。

悪い感想・レビュー

  • 期待した分、肩透かしでした。パワーのインフレ合戦で決着がつくので先が読めるし、好きとも嫌いとも思えないまま淡々とページをめくるだけ。登場した次の場面でもう服がなくなっているのには笑ってしまいます。
  • 好きな武将が思っていたのと違う姿で出てきて、途中で力尽きました。元の人物像とかけ離れた見た目に変えられるのがつらい人はいるはずです。名前も姓と名と字を並べる書き方なので、なかなか頭に入りません。
  • 話に集中したいのに、どうでもいい台詞の場面で大きなコマを使って下着を見せてくる。見せ場でもない所まで露出の演出をねじ込んでくるのが邪魔でいらっとした。顔の形が崩れている回もあって気になる。
  • 三国志を知らないので、難しい漢字の名前が最後まで覚えられませんでした。戦うたびに服が破けて半裸になるのも、同じ脱げ方が繰り返されて刺激が薄れていくばかりで、色っぽさより「またか」が先に立ちます。
  • 同じころの学園バトル作品と見分けがつかない演出があって、どこかで見た絵面だなと思ってしまう。嫌いではないけれど、素手の技比べから超常の力の押し合いへとシフトしていく流れは物足りない。

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