レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ソムリエール の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ソムリエール
著者: 城アラキ
連載: ビジネスジャンプ
評価: 8.2/10
あらすじ
両親を亡くし、スイスの山あいにある施設で育った樹カナ。名も知らぬ援助者のおかげでワイン造りを学び、東京のレストランでソムリエール見習いとして働きはじめる。ワインへの知識と情熱はあふれるほどなのに、支配人からは「客を見ていない」と厳しく言われ、人と向き合うことの意味を一から学んでいく。訪れる客のひとりひとりに、その心をほどく一本のワインがある。グラスの向こうにひろがる歴史と物語が、すれ違った人と人をそっと結び直す。やがてカナは、自分を支えてくれた足長おじさんの正体と、父が残した過去を追ってフランスへ。ワインが運ぶ人情と再会の物語!
読む前に確認したい相性
向いている人
- ワインの知識がなくても、一杯ごとに宿る歴史と人情の物語をじっくり味わってみたい人
- ただのうんちく漫画で終わらせず、お酒を軸にした温かな人間ドラマとして楽しみたい人
- 難しい知識がなくても、気軽に読みながら知らなかったワインの奥深さに少しずつ触れてみたい人
向いていない人
- 登場人物が客の生き方に踏み込んで諭す流れに、上から目線の説教くささを感じてしまう人
- 毎回一話完結で似た型がくり返される作りより、本筋がぐいぐい動く物語をまっすぐ求めたい人
- ワインのうんちく解説だけでなく、料理とワインの相性まできちんと描いた作品を読みたい人
良い感想・レビュー
- ワインのことはさっぱりなのに、するする読めてしまう。うんちくだけの漫画かと思いきや、ワインを軸にした人間ドラマとして成り立っていて、ちょっと変わった銘柄まで知れるのがうれしい。
- 一話ごとに一本のワインが出てきて、その歴史を語りながらお客の心をほどいていく。同じ形なのに毎回巧みに運ばれる展開で、不思議と飽きずに次を読みたくなる。
- 絵柄が作品によく合っていて、注がれる一杯にちゃんとドラマがある。ワインが好きな人はもちろん、飲めない私でも銘柄ごとの物語にひきこまれて、その奥深さをしみじみ感じる。
- 主人公のまわりで起きる人間模様が楽しくて、ときどき涙ぐみながらページをめくった。お酒は飲めないけれど、料理とワインの取り合わせを頭で想像するだけでも満たされる。
- ワインだけでなく、ワインを愛する人まで丁寧に描くのがいい。ひたむきな情熱がまわりを動かしていくさまが心地よくて、最後まで手を止めずに読み終えた。
悪い感想・レビュー
- 話としては面白い。でも毎回お客の私生活に踏み込んで、その生き方を正そうとするのが引っかかる。こんな若い子に上から諭されると、差し出がましさを感じてしまった。
- 物語に無理やりワインを絡めている感じがして、そこがどうにも受けつけない。肝心のワインがちっとも美味しそうに見えないのも、正直なところ残念だった。
- ワインの話はいいのに、料理との相性にはまるで触れないのが物足りない。作者が知識をひけらかしたいだけに見えてしまう場面もあって、少し鼻についた。
- 足長おじさんの正体は予想どおりで、謎解きやサスペンスは不得手なのだと思う。それでも人情の部分と合間のコメディが楽しくて、結局は最後まで読んでしまう。
- 一話完結が続くあいだは本筋がほとんど動かず、終わりが決まってから慌てて解決編に入るので、進展がだいぶ端折られてしまう。その終盤の駆け足感が惜しくて仕方なかった。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
ワインのことはさっぱりなのに、するする読めてしまう。うんちくだけの漫画かと思いきや、ワインを軸にした人間ドラマとして成り立っていて、ちょっと変わった銘柄まで知れるのがうれしい。
話としては面白い。でも毎回お客の私生活に踏み込んで、その生き方を正そうとするのが引っかかる。こんな若い子に上から諭されると、差し出がましさを感じてしまった。
一話ごとに一本のワインが出てきて、その歴史を語りながらお客の心をほどいていく。同じ形なのに毎回巧みに運ばれる展開で、不思議と飽きずに次を読みたくなる。
物語に無理やりワインを絡めている感じがして、そこがどうにも受けつけない。肝心のワインがちっとも美味しそうに見えないのも、正直なところ残念だった。
絵柄が作品によく合っていて、注がれる一杯にちゃんとドラマがある。ワインが好きな人はもちろん、飲めない私でも銘柄ごとの物語にひきこまれて、その奥深さをしみじみ感じる。
ワインの話はいいのに、料理との相性にはまるで触れないのが物足りない。作者が知識をひけらかしたいだけに見えてしまう場面もあって、少し鼻についた。
主人公のまわりで起きる人間模様が楽しくて、ときどき涙ぐみながらページをめくった。お酒は飲めないけれど、料理とワインの取り合わせを頭で想像するだけでも満たされる。
足長おじさんの正体は予想どおりで、謎解きやサスペンスは不得手なのだと思う。それでも人情の部分と合間のコメディが楽しくて、結局は最後まで読んでしまう。
ワインだけでなく、ワインを愛する人まで丁寧に描くのがいい。ひたむきな情熱がまわりを動かしていくさまが心地よくて、最後まで手を止めずに読み終えた。
一話完結が続くあいだは本筋がほとんど動かず、終わりが決まってから慌てて解決編に入るので、進展がだいぶ端折られてしまう。その終盤の駆け足感が惜しくて仕方なかった。
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