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最終更新日:

異世界食堂 洋食のねこや の感想と評価(良いところ、悪いところ)

異世界食堂 洋食のねこや

異世界食堂 洋食のねこや

完結
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著者: 犬塚惇平エナミカツミヤミザワモロザワ

連載: 月刊少年エース

ジャンル: 料理・グルメ異世界ファンタジー

評価: 8.3/10

あらすじ

オフィス街の外れ、雑居ビルの地下にある創業五十年の洋食屋「ねこや」。ふだんは近所の人が通うだけの定食屋なのに、土曜の定休日になると店の扉は剣と魔法の世界の森や荒野、王宮へとつながる。エルフもドワーフも獣人も、世界を滅ぼす力を持つ竜さえも、たった一皿のために週に一度の扉をくぐってくる。角を隠して飢えていた魔族の少女はここで居場所を見つけ、名高い賢者と剣豪は好物の優劣をめぐって言い争い、常連たちはいつしか好きな料理の名前で呼ばれるようになる。腹が満ちれば、心もほどける。種族も過去も関係なく、同じ卓で湯気の立つ皿に夢中になる土曜日!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 知らない誰かが夢中で食べる姿を眺めているだけで、こちらまで腹が減って幸せになれる人
  • 一話ごとに客が入れ替わり、毎回ちがう人生の断片に触れられるオムニバス形式の短編集が好きな人
  • 派手な展開よりも、腹が満ちて気持ちがほどけていく時間を、寝る前にゆっくり味わいたい人

向いていない人

  • 先へ先へと話が転がる展開を求めていて、一話完結の落ち着いたテンポだと物足りなく感じる人
  • 同じ原作の別のコミカライズを読み込んでいて、絵柄やコマ運びの好みがすでに固まっている
  • アニメで筋をひととおり知っていて、まだ見ていない展開だけを先に読みたいと考えている人

良い感想・レビュー

  • 常連がみんな好物の名前で呼ばれていて、注文した一皿がそのまま人となりの説明になる。食材の描き方も丁寧なので、私のように夜中に開くと確実に腹が減る。街の洋食屋らしい和洋折衷のお品書きにも和んだ。
  • 主役は店主でも、客に光が当たる話が多いです。脇役一人ひとりに好物と物語が用意されているので、読み手の性格まで見えてきます。週に一度だけ異世界につながる設定も、短いページ数でうまくまとまっています。
  • 絵がきれいで、湯気や焦げ目の一つひとつが細かい。うまそうなだけでなく、同じ卓を囲むうちに敵同士が仲間になっていく変化まで描かれていて、読み終えると妙に満ち足りる。友情が芽生えていく回がとくに好きだ。
  • 派手な事件は起きず、穏やかなやり取りが続くだけ。それでもいつもの店でいつもの味に迎えられる安心感があって、笑える瞬間も挟まる。淡々とした手触りこそ読みたかったもので、開くたびにこれでいいと思える。
  • 前のコミカライズが好きになれず身構えていたものの、給仕の少女が年相応に描かれていて安心した。人気どころの客が早い段階から顔を出すので、待たされる感じもない。この描き分けだけでも乗り換える値打ちがある。

悪い感想・レビュー

  • 食べて驚く流れが毎回同じで、途中から飽きてきた。動きのない一枚絵が続いて場面が進まないページも目につくし、物の値段や通貨の扱いも気になって集中が切れる。盛り上がる場面がないまま終わってしまった。
  • 原作を読んでいると、細かい描写の省き方が引っかかる。体格の描き分けが説明と食い違っていたり、一皿の裏にあるはずの手間が省かれている箇所があって、そこだけ雑に見える。思い入れがある場面ほど気になった。
  • 前のコミカライズを追いかけていた身には、並び順が違うだけで中身は前と同じ話に見える回がいくつもあります。絵柄も前のほうが好みでした。なぜ前の連載が終わったのかも腑に落ちません。
  • 絵そのものは上手いのに、どうにも物足りない。店主の表情やコマ割りの見せ方が前の版より地味で、同じ場面を読んでも印象に残らない。前の版の店主の顔がちらつく。続きが読めるのは嬉しいだけに惜しい。
  • アニメで見た話の先を期待して手に取ったのに、しばらく読んでも知っている場面をなぞっているだけでした。絵の好みも合わず、話は好きなのに読み進めるのがしんどい。絵だけなら評価は下げたいところです。

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