レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
空母いぶき の感想と評価(良いところ、悪いところ)
空母いぶき
完結著者: かわぐちかいじ
連載: ビッグコミック
評価: 8.4/10
あらすじ
嵐の夜、南の小島に上がった工作員が「ここは我が国の領土だ」と言い放つ。領海に入り込んだ公船は巡視船とぶつかり、駆けつけた護衛艦へ威嚇射撃まで飛んだ。政府は衝突を避けて上陸者を引き渡すが、一年後、自衛隊初の航空機を積む護衛艦が海へ出る。艦長を任されたのは、空を知り尽くした元エースパイロット。演習の最中、隣国軍が南の島々へなだれ込み、ついに戦死者が出た。史上初の防衛出動が下る。専守防衛という縛りを抱えたまま、潜水艦も戦闘機も動きだす。撃つのか、撃たないのか。海の底から空の果てまで、ひとつの判断が次の犠牲を決めていく。読み終えた後、平和という二文字が急に手ざわりを持つ海戦劇!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 実在の地名や兵器の名前が並ぶ、現実と地続きの戦争シミュレーションをひりひりしながら読みたい人
- 潜水艦どうしの探り合いや戦闘機の空中戦を、兵器の理屈まで込みでじっくり味わいたい人
- 撃つか撃たないかの判断をひとりで背負う、指揮官の責任の重さにぐっと引き込まれたい人
向いていない人
- 占領された島をめぐる地上戦までたっぷり描かれることを期待して、最後まで読み進めたい人
- 今の国際情勢が頭をよぎると落ち着かず、現実味の強すぎる有事ものを娯楽として読めない人
- 倒れていった登場人物ひとりずつの内面や別れまでしっかり描いてほしいと願いながら読む人
良い感想・レビュー
- 海の上の戦いがこういうものかと、読みながら勉強になった。制約だらけの中で自衛隊に何ができるのかが気になって仕方ない。同時に、こんな日が来てほしくないとも思う。
- 一気に読みました。知っている土地が占領される絵はさすがに辛かったです。今日起きてもおかしくない手触りで、平和ボケしていた頭にカツを入れられました。総理の演説では泣きました。
- 実在の地名や艦の名前が並ぶせいで、作り話のはずが妙な生々しさで迫ってくる。争ったらどうなるかを見せてくれるから、そうならないために何ができるかを考えてしまう。
- 艦長の背負い方に唸った。責任という言葉の意味が変わるくらい、決断のたびに重さが伝わってくる。ぬるくなっていた頭に緊張が走り、読み終えても抜けなかった。
- 潜水艦どうしの探り合いと、ステルス機の空中戦がとにかくアツい。沈めずに空母の機能だけ奪うという勝ち方が実に自衛隊らしくて、幕引きに文句なし。
悪い感想・レビュー
- 見せ場のはずの海戦が前半で決着してしまい、物足りなさが残った。終盤は急ぎ足でたたまれた印象で、相手国があんなふうに引くだろうかという引っかかりも消えない。
- 盛り上がってきたところで場面がぶつ切りになり、別の話に飛ばされる。この焦らし方にはいらいらした。終盤の新顔の出し方も、自分にはしっくりこなかった。
- 島に上がった敵との地上戦を待っていたのに、そこはほとんど描かれない。空挺降下の迫力の後が肩透かしで、戦いが終わったあとの両国の関係にも触れられずじまい。
- 戦術の組み立てには納得できるのに、ここまで思いどおりに運ぶだろうかという疑いが最後まで残る。訓練しか知らない隊員がここまで戦えるのかも引っかかった。
- 倒れていった隊員の描き方が薄く、読み終えても顔が浮かばない。現実の情勢が重なってしまい、娯楽として楽しめたかと聞かれると素直にうなずけなかった。
良い感想・レビュー
- 海の上の戦いがこういうものかと、読みながら勉強になった。制約だらけの中で自衛隊に何ができるのかが気になって仕方ない。同時に、こんな日が来てほしくないとも思う。
- 一気に読みました。知っている土地が占領される絵はさすがに辛かったです。今日起きてもおかしくない手触りで、平和ボケしていた頭にカツを入れられました。総理の演説では泣きました。
- 実在の地名や艦の名前が並ぶせいで、作り話のはずが妙な生々しさで迫ってくる。争ったらどうなるかを見せてくれるから、そうならないために何ができるかを考えてしまう。
- 艦長の背負い方に唸った。責任という言葉の意味が変わるくらい、決断のたびに重さが伝わってくる。ぬるくなっていた頭に緊張が走り、読み終えても抜けなかった。
- 潜水艦どうしの探り合いと、ステルス機の空中戦がとにかくアツい。沈めずに空母の機能だけ奪うという勝ち方が実に自衛隊らしくて、幕引きに文句なし。
悪い感想・レビュー
- 見せ場のはずの海戦が前半で決着してしまい、物足りなさが残った。終盤は急ぎ足でたたまれた印象で、相手国があんなふうに引くだろうかという引っかかりも消えない。
- 盛り上がってきたところで場面がぶつ切りになり、別の話に飛ばされる。この焦らし方にはいらいらした。終盤の新顔の出し方も、自分にはしっくりこなかった。
- 島に上がった敵との地上戦を待っていたのに、そこはほとんど描かれない。空挺降下の迫力の後が肩透かしで、戦いが終わったあとの両国の関係にも触れられずじまい。
- 戦術の組み立てには納得できるのに、ここまで思いどおりに運ぶだろうかという疑いが最後まで残る。訓練しか知らない隊員がここまで戦えるのかも引っかかった。
- 倒れていった隊員の描き方が薄く、読み終えても顔が浮かばない。現実の情勢が重なってしまい、娯楽として楽しめたかと聞かれると素直にうなずけなかった。
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