レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
鬼獄の夜 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
鬼獄の夜
著者: 加藤キャシー
連載: マンガMee
評価: 7.8/10
あらすじ
幼馴染の男女たちが楽しみにしていた小旅行は、迷い込んだ呪われた廃村で地獄へと一変する。そこは、人を喰らい、女を死ぬまで犯し続ける異形の「鬼」が支配する、逃げ場のない監獄だった。極限の恐怖と絶望、そして剥き出しになる人間の本性を描いた、衝撃のエロティック・パニックホラー。次々と凄惨な運命に翻弄されていく仲間たちの姿と、村に隠された悍ましい真実が読者を深い闇へと引き摺り込む。圧倒的な画力で描かれる過激でグロテスクな描写と、救いのない鬱展開が話題を呼び、マンガMee連載時に多大なインパクトを放ったトラウマ必至の問題作。
良い所
- 極限状態の閉鎖的な村という設定がとにかく怖くて、ページをめくる手が震えました。鬼の圧倒的な暴力とエロティックな描写が脳裏に焼き付いて離れず、ものすごい熱量に最後まで一気にのめり込んでしまいました。
- 幼馴染たちが次々と惨劇に遭う絶望感に、読んでいて心臓がバクバクしました。凄惨な展開が続きますが、緻密に練られたストーリーと衝撃の事実に何度も驚かされて、まさにトラウマ級の面白さを感じた一冊です。
- 加藤先生の描くキャラクターの表情や、鬼の不気味な造形が素晴らしくて圧倒されました。単なるグロテスクなホラーに留まらない、人間の根底にある醜さや欲望を鋭く描いた、非常に読み応えのある力作だと思います。
- 救いのない展開に胸が締め付けられましたが、極限下での登場人物たちの選択には考えさせられるものがありました。ホラー作品としての完成度が極めて高く、この恐怖と興奮は他のマンガでは味わえない唯一無二の体験です。
- 刺激的な内容に最初から最後まで圧倒されっぱなしでした!絶望が深ければ深いほど、物語の先が気になって読むのを辞められなくなる。不謹慎かもしれませんが、背徳感とともに堪能できる最高の残酷ホラーでした。
悪い所
- あまりにも残酷でグロテスクな描写が多くて、途中で気分が悪くなってしまいました。特に女性への無慈悲な仕打ちが延々と続くのは、生理的に受け付けず、最後まで読み切るには私にはかなりの覚悟が必要でした。
- 性的暴行や身体の欠損などがこれでもかと描かれているので、人には口が裂けても勧められない作品です。ストーリー性があるとはいえ、不快なシーンが大半を占めているため、精神的なダメージが大きすぎて後悔しました。
- 設定は面白いと思いましたが、展開があまりにも救いがなさすぎて、途中で心が折れてしまいました。もう少し希望が見える瞬間があれば良かったのですが、ひたすら暗く惨めな状況が続くのは、読んでいて疲れました。
- 一部のキャラクターの言動が極端すぎて、ホラー作品としてのリアリティに欠けるように感じてしまいました。恐怖を煽るための演出だとは思いますが、私には少し強引すぎるように映ってしまい、冷めてしまいました。
- 絵の迫力は凄いですが、内容があまりにも過激すぎて万人受けは絶対にしないと思います。エロとグロのインパクトに頼りすぎている印象も強く、重厚なミステリーやホラーを期待して読むと、少し物足りないかもしれません。
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