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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

咲-Saki- の感想と評価(良いところ、悪いところ)

咲-Saki-

著者: 小林立

連載: ヤングガンガン

ジャンル: 能力バトルスポーツ麻雀学園

評価: 9.2/10

あらすじ

時は21世紀。麻雀の実力が人生のすべてを左右する架空の世界。毎局プラスマイナスゼロで和了る奇跡の雀力を持つ宮永咲と、全国中学生大会王者の原村和の出会いから、すべてが始まる!「全国大会に行こう」と誓い合った清澄高校の少女たちが、超常的な特殊能力を引っ提げて全国の怪物たちと激突する異能バトル麻雀漫画。嶺上開花を炸裂させる咲の圧倒的な雀力、相手を圧する魔物っぷりや、デジタルとオカルトの完璧な対比が熱い。ライバル校の一人一人に涙もののドラマがあり、読者を深く惹きつける。インターハイ決勝大将戦の極限の熱狂を描く、競技美少女麻雀の金字塔!

良い所

  • 俺は咲が「連続嶺上開花」で他の怪物を完全に支配して、冷たい威圧感を放ちながら和了るあのゾクゾクする瞬間がたまらなく好き。ただの美少女ものじゃなく、強烈なボス戦を見ているようなバトルとしての熱さがある。
  • 敵対する龍門渕や白糸台といったライバル校の女の子たち全員に、思わず感情移入してしまう深い絆の描き込みが最高。みんながそれぞれの想いを背負って一打に魂を込めているから、全員を応援したくなる。
  • 超能力麻雀と言われつつも、実際の点数計算や他家の捨て牌から安牌を読む牌効率など、麻雀のセオリーが完璧に守られている点に感服した。経験者でも唸るようなロジカルな駆け引きがあるから、パズルとしても面白い。
  • 原村和の、感情やオカルトを100%排除して牌の確率だけで勝負する「デジタル打ち」のカッコよさに惚れた。能力者たちの不思議な戦術を、冷徹なロジックだけで淡々とねじ伏せていく強者のスタイルにマジで痺れる。
  • 決勝戦残り7局という大将戦の極限の張り詰めた空気と、互いの能力がバチバチにぶつかり合う天王山のボルテージに胸が熱くなる!小林立先生の描く、闘気のエフェクトや少女たちの神々しい表情描写は唯一無二。

悪い所

  • 大将戦が始まってからリアルで何年間も同じ試合をずっと見せられているような極端にスローな進行ペースが、流石にしんどい。1巻が出るのも1年近く空くから、途中で話のテンポが冷めてしまうのが本音。
  • 登場人物や学校が多すぎて、久しぶりに出てきたキャラの顔や名前、特殊な能力の設定を忘れてしまい混乱する。すべての対局をじっくり描きすぎるため、久しぶりに読むとキャラの関係が分からなくなるのが辛い。
  • 配牌やツモを完全に支配するような超オカルトな勝ち方が多すぎて、地道にセオリーを学んできた麻雀プレイヤーの僕としては、少し理屈っぽく感じて白ける瞬間がある。さすがに実力ではなくただの超能力合戦に見える。
  • 咲たちの所属する清澄高校の日常や、宮永咲自身の家族の問題といった本筋のストーリーがなかなか前に進まないのが少し不満。他校の対局も魅力的だけど、早く咲と姉の照が直接対決する結末を見届けたい。
  • 女の子たちの「太ももや体型を強調するような過剰なアングル」の作画サービスが、真面目な競技対局のシーンでノイズに感じてしまうことがあった。お色気要素がなくても十分面白い作品なだけに、少しあざとく見える。

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