レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。
マークダウンで表示連載: コミックファイア
評価: 8.1/10
あらすじ
王太子に婚約破棄され、不当な罪で投獄された公爵令嬢エリザベートが、強大な魔導書を手に祖国への報復を誓う復讐ファンタジー。国王も宰相である父親も「自分でなんとかするでしょ」と放置したため、ブチ切れは当然の帰結だ。隣国へ亡命した彼女は、武力だけでなく商会運営や人脈構築を武器に影響力を拡大し、裏切った権力層へ段階的に反撃していく。ざまぁ要素の爽快感を前面に出しつつ、政治と経済の駆け引きを織り込み、勝利までの工程を積み上げる構成が特徴。主人公が受け身にならず常に主導権を奪い返すためテンポがよく、単発の制裁では終わらない容赦なき復讐ファンタジー!
良い所
- よくある婚約破棄モノかと思いきや、見たことないほどダークで規模の大きい復讐劇に驚きました。そりゃ国王も親も見捨てたらブチ切れますよ!目が離せない展開で、コミカライズも最後まで読み切るつもりです。
- これだけハイスペックなお姫様を手放すなんてアホすぎる!!地道にけど着実に力と財力をつけていく姿がたまらなくて、これからの反撃がもう楽しみで楽しみで仕方ありません。
- 逃亡先で王子様に溺愛される展開かと思いきや、バンバン敵を斬って復讐の足掛かりにしていく凄みがあって度肝を抜かれました。話のテンポもよくてどんどん読んでしまい、気づいたら課金していました。
- 国王も父親も「エリザベートが何とかするでしょ」と丸投げしてきたので、今までの功績を当たり前と思ってる人たちには遠慮いらないですよ!徹底的にやっちゃってください、という気持ちで読んでいます。
- 結構グロいシーンもありますが、報復するのがメインのお話なので全然気になりません!クズ王太子のせいで全部始まったことなので、エリーが容赦しないのは当然です。
悪い所
- 有能な国政担当者なら冤罪の時点で潔白を晴らす手を打てたはずなのに、なぜ大人しく投獄されたのか。自分の手を汚さず謝罪した騎士を洗脳して村人を虐殺させる展開は、スカッとよりサイコパス感の方が勝ります。
- 噂に踊らされただけの人や後から真実に気付いて謝罪した人まで容赦なく報復対象にするので、少し立ち止まってしまいます。スカッとしたい人には刺さると思いますが、好みが大きく分かれる作品だと感じました。
- 王太子の騎士に大量虐殺をさせた場面がトラウマになりました。そんな直接的な絵はいらない。部分的な描写でも残酷さは十分伝わるはずで、罪のない人や子供まで手にかける展開には素直についていけませんでした。
- 復讐の火の粉が王太子の家族だけでなく国民まで広く及んで犠牲者が増えていく展開が辛くて見ていられませんでした。元凶の王太子への報復がなかなか届かない分、間に挟まる惨さだけが積み重なっていく感じがします。
- 亡命先で商人として成功させながら冷酷非情に復讐を進めていくヒロインが、少女漫画の感覚で読むと共感しづらくて怖かったです。首がスパーンと落ちたりする描写は少女漫画では絶対無理と納得しながら読みました。





