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フルーツバスケット の感想と評価(良いところ、悪いところ)

フルーツバスケット

フルーツバスケット

完結
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著者: 高屋奈月

連載: 花とゆめ

ジャンル: ファンタジー恋愛少女漫画ヒューマンドラマ

評価: 9.2/10

あらすじ

母を亡くし、たった一人で山にテントを張って暮らしていた女子高生・本田透。その土地の持ち主だった名家・草摩家に、家事を引き受ける条件で住み込むことになる。そこで知ったのは、異性に抱きつかれると十二支の動物に姿を変えてしまう一族の秘密だった。明るく振る舞う彼らは、親に拒まれた記憶や外の世界から切り離された日々を胸にしまっている。透は持ち前のやさしさで孤独ごと受け止め、固まった心をひとつずつほどいていく。だが一族を縛る呪いの根は深く、当主の支配が立ちはだかる。動物に変わるという不思議な設定のもとで、人が誰かを許し、手放し、それでも隣にいると決めるまでを描ききった泣きどころだらけの長編!

この作品が載っている特集

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 登場人物一人ひとりの傷ついた過去にじっくり向き合う長い物語を、丁寧に追いかけたい人
  • ふしぎな力をめぐる話の裏側で、人が誰かを許して前へ進むまでをていねいに描く物語に弱い人
  • じっくり泣ける長編少女漫画を探していて、登場人物が多くても最後に全員が救われる結末まで見届けたい人

向いていない人

  • テンポの速い作品が好きで、重い過去語りが長く続く展開を読むのはしんどいと感じる人
  • 登場人物が多い群像劇が苦手で、人物の関係を覚えながら読み進めることに疲れてしまう人
  • 絵柄のそろった作品を好み、長い連載の途中で絵のタッチが変わるのがどうしても気になる人

良い感想・レビュー

  • 動物に変わる設定の物珍しさで読み始めたのに、一人ずつ明かされる過去がどれも重くて、途中から涙が止まらなくなりました。親に拒まれた子の話は、読み終えたあともしばらく引きずっています。
  • 本当の姿を見せたら拒まれるかもしれない怖さは、私にも覚えがある。怖いと認めたうえで、それでも相手を知りたいと言い切る場面で、こらえきれずに泣いた。
  • 劣等感やずるさを抱えた人物ばかりで、読みながら自分の弱いところを見透かされた気がした。それでも張り巡らされた伏線が最後にすべて回収され、全員が前を向いて終わるので、読後の気分は明るい。
  • 終盤でぽつりと交わされるまっすぐな言葉に、何度読んでもきゅんとしてしまいます。主役以外のカップルまで一組ずつ幸せにしてくれるので、読み終えたあとの後味は驚くほど晴れやかです。
  • 変身するという設定は見た目の話でしかなくて、本当のテーマは大事な人との間にできてしまう呪縛だと気づいてから、読み方が変わりました。恋愛だけを追う話ではありません。

悪い感想・レビュー

  • 序盤の三角関係がどう決着するのかを楽しみに読んでいたので、思っていたのと違う方向へ進んでいく後半はしんどかった。物語として納得はできても、応援していた側としては気持ちが追いつかない。
  • 作者の体調の都合で連載が長く止まり、復帰後に絵のタッチが別人のように変わってしまうのがつらい。顔が細長くなる後半は、序盤のかわいらしさを思い出すとどうしても寂しい。
  • 途中までは設定の新しさと動物のかわいさで夢中だったのに、後半は作者が書きたい話に付き合わされている感じが強くなる。傷の理由が母親絡みに偏るのも、読んでいて単調に思えた。
  • 重い話が長く続く時期があって、読み進めるほど気分が沈んでいきました。主人公がどこまでも善人で、現実離れした純粋さなので、そこに少しだけいらいらしてしまうこともあります。
  • 十二支だけで十二人いるうえに家族や友人まで増えるので、誰が誰の何なのかを覚えきれないまま話が進みます。相関図を自分で書きたくなった時点で、一度手が止まりました。

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