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最終更新日:

ガラスの仮面 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ガラスの仮面

著者: 美内すずえ

連載: 花とゆめ

ジャンル: ドラマ恋愛演劇

評価: 9.3/10

あらすじ

貧しく平凡な少女・北島マヤは、一度見た芝居をまるごと演じきる天性の才能を秘めていた。その力を幻の名作の上演権を持つ大女優・月影千草に見いだされ、女優への道を歩みだす。血のにじむ努力を重ねるライバル姫川亜弓とぶつかり合い、過酷なレッスンに身を削りながら、次々と難役に挑んでいく。芸能界を追われかける窮地では、正体を隠した紫のバラの人がいつもマヤをそっと救い上げる。憎んでいたはずの相手と結ばれる恋、狂気じみた嫌がらせ、失明の危機を隠して舞台に立つ亜弓。役者の魂をぶつけ合う二人の姿から、どうしても目が離せなくなる演劇漫画の金字塔!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 物語はやり過ぎなくらいがいいと思っていて、熱量のある展開に思いきり感情を揺さぶられたい人
  • 名ゼリフや白目の演出のツッコミどころまで含めて、多角的に楽しめる作品をあれこれ味わい尽くしたい人
  • 正体を明かせないまま陰から支え続ける切ない片思いの行方に、じりじり胸を焦がしたい人

向いていない人

  • 初期のようなシンプルで熱いスポ根ものを求めていて、じめついた恋愛劇がとにかく苦手な人
  • とにかく話がすぱっと前に進んでほしくて、同じような足踏みする展開に耐えられない人
  • 好きな登場人物がむごい目に遭う重い鬱展開が、精神的にどうしてもきついと感じてしまう人

良い感想・レビュー

  • 今どきの漫画にはないこの熱血ぶりに、読みだしたら止まらなかった。物語はやり過ぎなくらいがちょうどいい。芝居を愛するマヤや母の気持ちに、気づけば泣いていた。やり過ぎの熱量が心地いい。
  • 主人公の目的がはっきりしていて、話がどんどん前に進むのがおもしろい。初期作とは思えないほど絵が見やすく、密度も濃い。1話目から目を奪うぐいぐい引き込む力があった。
  • 子どもの頃にハマって、今は二児の母。ずっと追い続けている。ストーリーとは別に白目やツッコミどころも多くて、多角的に楽しめるのがいい。マヤの恋の行方が気になってしかたない。
  • 正体を隠して陰から見守る紫のバラの人の存在が、とにかく切ない。おなじみの名ゼリフや白目の演出も強烈で、一度読みだしたら止まらなかった。見守る恋の切なさに情緒を掻き乱される。
  • ライバルと実母の壮絶な稽古が、かつてのマヤの猛特訓を思い出させた。実の母が我が子相手にそれをやっていると思うと鬼気迫るものがあって、怖くて泣いてしまった。

悪い感想・レビュー

  • ここのところ、すれ違いや嫌がらせのジメジメした展開が続いて、正直しんどい。以前の演劇に情熱を燃やしていた頃の熱さが薄れてしまい、じめついた恋愛劇が残念でならない。
  • 待ちに待った新刊なのに、ほとんど話が進まない。三歩進んで四歩下がるようで、主役ふたりは演技と仕事のほかは人の心を踏みにじってばかり。足踏みする展開にため息が出た。
  • 恋愛でごちゃごちゃし始めてから、正直おもしろく感じなくなった。結末は決めてあるそうだけど、もう話さなくていいから早く終わらせてほしい。引き延ばされる焦りだけが胸に募る。
  • 後半のスピリチュアルなノリと、恋愛の泥沼にどうしてもついていけなくなった。泥団子を食べてでも役に挑んでいた、あのシンプルで熱いスポ根演劇の面白さをもう一度読みたい。
  • 母親が悲惨な死に方をする場面が辛すぎて、どうしても読み返せない。名作なのはわかるけれど、登場人物にここまでむごい仕打ちをする鬱展開だけは苦手でしかたない。

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