レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ガラスの仮面 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ガラスの仮面
著者: 美内すずえ
連載: 花とゆめ
評価: 9.5/10
あらすじ
何の取り柄もない平凡な少女・北島マヤ。しかし、彼女の内に眠っていたのは、一度見た芝居を完璧に再現し、役に命を吹き込む「千の仮面」を持つ圧倒的な演劇の才能だった!往年の大女優・月影千草に見出されたマヤは、厳しい修行と数々の試練を乗り越え、演劇界幻の名作『紅天女』の座を目指す。宿命のライバル・姫川亜弓との火花散る競演、そして影から支え続ける「紫のバラのひと」との切ない恋。白目を剥くほどの衝撃的な演出と、読者の魂を震わせる熱き演技バトルの連続!演劇に全てを懸けた少女が、真の自分を見出すために駆け抜ける、不滅の演劇ロマンの金字塔!
良い所
- マヤが役に憑依する瞬間の圧倒的な演劇の熱量に、読んでいて鳥肌が立ちました!彼女の才能が爆発するシーンは何度見ても興奮します。私の人生で一番熱くなれる、最高に面白い漫画だと確信しています。
- 努力の天才・姫川亜弓との宿命のライバル関係が本当に熱いです!単なる敵役ではない、お互いを認め合い高め合う姿はスポーツ漫画以上の感動。二人の『紅天女』への執念に、心から痺れるほど感動しました。
- 正体を隠して支え続ける紫のバラのひととの恋に、毎回胸が締め付けられます。速水真澄の不器用な愛情表現に、少女漫画らしい最高のトキメキをもらいました。二人の幸せな結末をずっと願って止みません。
- 白目の演出や劇的なリアクションなど、一度見たら忘れられない不朽のエンタメ性が凄まじいです。物語のスケールが大きくて、一気に全巻読み耽ってしまうほどの中毒性。まさに伝説と呼ぶべき最高の傑作ですね。
- 芝居一つで世界が変わる圧倒的な表現力に脱帽しました。マヤが演じる数々の劇中劇がどれも魅力的で、本物の舞台を観ているような没入感を味わえます。私の感性を豊かにしてくれた、人生で大切にしたい名作です。
悪い所
- 連載開始から40年以上経っても完結の見えない長期休載が続き、正直言ってかなり不安でヤキモキしています。生きているうちに結末を読めるのか。続きが気になりすぎて、少し精神的にストレスを感じています。
- 1970年代からの作品なので、初期の絵柄の古さや時代設定に、最近の読者の私は少し違和感を覚えてしまいました。公衆電話やファッションなど、物語の世界観に馴染むまで少し時間がかかって疲れました。
- 後半の「紅天女」編の試演が長すぎて、物語の停滞感を強く感じてしまいました。なかなか本番や最終決戦に進まない展開に、少し間延びしている印象。もう少しサクサクとストーリーを進めて欲しかったのが本音です。
- あまりにも劇的すぎる展開や過剰なまでのドラマ性に、たまにリアリティがなさすぎて疲れてしまうことがありました。キャラクターの性格も極端なので、静かな物語を好む私には少し暑苦しく感じてしまいました。
- マヤを追い詰める大人たちの執拗な嫌がらせの描写が、読んでいて精神的に少ししんどかったです。ドロドロした愛憎劇が続くエピソードでは、少し胸糞悪さを感じてしまい、素直に楽しめない瞬間が多々ありました。
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