レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
双星の陰陽師 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
双星の陰陽師
著者: 助野嘉昭
連載: ジャンプスクエア
評価: 8.8/10
あらすじ
異世界から現れ人に仇なす化け物「ケガレ」。かつて最強の陰陽師を目指しながらも、凄惨な事件「雛月の悲劇」を機に戦うことを拒んでいた少年・焔魔堂ろくろの前に、運命の少女・化野紅緒が空から降ってきた!反発し合う二人だったが、ケガレを祓い清める最強の夫婦となるべき「双星」の託宣を受け、共に過酷な運命へと身を投じていく。助野嘉昭が圧倒的な画力で描き出す、ド派手な呪装バトルと魂を震わせる成長の記録。衝撃の過去から導かれる壮大な伏線回収と、一途な愛が世界を救う王道バトルファンタジーの傑作!
良い所
- 王道バトルの熱さに痺れました!助野先生の圧倒的な画力で描かれる呪装バトルは迫力満点で、ページを捲る手が止まりません。少年漫画の醍醐味が全て詰まった、僕にとって最高のバイブルです。
- 最初はいがみ合っていた二人が、死線を越えて唯一無二のパートナーになっていく過程が本当に尊い。紅緒ちゃんの不器用な優しさと、ろくろの真っ直ぐな想いに何度も胸が熱くなって号泣しました。
- 物語後半の壮大な伏線回収には鳥肌が立ちました!「雛月の悲劇」の真実や宿命の意味が明かされた時の衝撃は忘れられません。ただのバトル漫画ではない、緻密に練られたストーリー構成が素晴らしい。
- 十二天将や敵側の婆娑羅など、キャラクター全員が魅力的です。敵にも譲れない信念があり、それぞれの生き様が丁寧に描かれているので、どの戦いにも深く感情移入して夢中で読み進められました。
- 笑いとシリアスのバランスが絶妙な大傑作!過酷な戦いの中でも、二人の微笑ましいやり取りに癒やされます。全35巻、最後まで熱量が落ちることなく駆け抜けた完結までの構成に、心から拍手を送りたい。
悪い所
- 物語の導入部分が王道すぎて既視感があり、最初はなかなか物語に没入できませんでした。最近よくある設定の詰め合わせのように感じてしまい、私には目新しさが足りなくて少し退屈な場面がありました。
- 物語が進むにつれて独自用語や階級が増え、設定が複雑になりすぎだと感じました。一度読んだだけでは状況を把握し直すのが大変で、サクサク楽しみたい私には少しハードルが高くて疲れてしまいました。
- 子供が犠牲になるシーンや凄惨で重苦しい過去描写が多くて、読んでいて精神的にかなり削られました。残酷な展開が続く時期は本当にしんどくて、明るいファンタジーを求めていた私には合いませんでした。
- 後半の戦闘力のインフレが凄まじく、初期の頃の知恵を絞った戦略的なバトルの楽しさが薄れてしまったのが残念。力押しの勝負ばかりが目立ち、物語のスケールに置いてけぼりな気分になってしまいました。
- メインの二人の恋愛模様の進展がかなり遅いので、ラブコメ要素を期待して読むと焦れったさにヤキモキします。じっくり描いているのは分かりますが、もう少しテンポ良くくっついて欲しかったのが本音です。
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