レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

ノラガミ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ノラガミ

ノラガミ

著者: あだちとか

連載: 月刊少年マガジン

ジャンル: ファンタジー少年マンガあやかしバトル

評価: 8.8/10

あらすじ

祀る社を持たない住所不定無職の自称・神様である夜トは、5円のお賽銭でどんな依頼も引き受ける「デリバリーゴッド」として活動していた。ある日、彼を交通事故から庇ったことで魂が抜けやすい体質になってしまった女子中学生・壱岐ひよりは、体質改善のために夜トと行動を共にすることになる。さらに夜トが拾った死霊の少年・雪音が彼専用の武器「神器」となり、三人で様々な妖や神々との過酷な戦いに巻き込まれていく。日本神話や神の存在意義にまで踏み込んだ重厚なストーリーと、圧倒的な画力で描かれる迫力のバトルシーンが魅力。13年にわたる連載で美しく完結した、大人気の現代和風バトルファンタジー!

良い所

  • ジャージ姿で自称神様の夜トと、女子中学生のひより、神器の雪音というトリオの関係性が大好きです。シリアスなバトルと日常のコメディのバランスが絶妙で、どんどん彼らの絆に引き込まれました。
  • とにかく絵が綺麗で圧倒されました!妖の禍々しさや、神々が住む世界の幻想的な描き込みが素晴らしく、迫力満点のバトルシーンは最高のアクションを読んでいるような爽快感があってページをめくる手が止まりません。
  • 神器に名前を与える設定など、厨二心をくすぐられる要素が満載でたまりません。夜トが過去の罪と向き合いながら、少しずつ本当の神様らしく成長していく姿に胸が熱くなり、最後まで夢中で追いかけました。
  • 13年間続いた物語が美しく完結して感無量です。国生み神話や神の存在意義にまで深く踏み込んだ重厚なストーリーに圧倒されました。伏線もしっかりと回収されて、最後まで読んで本当に良かったと心から思えます。
  • 夜トとひよりの絆の深さに何度も泣かされました。神様と人間という絶対に交わらないはずの二人が、互いを思いやる姿が尊いです。最終巻の展開は深く胸に刺さり、読後もずっと温かい余韻に浸っています。

悪い所

  • 他の神々や周囲のキャラクターが主人公の夜トに対して理不尽に冷たい態度をとる展開が多く、読んでいて少し精神的にしんどくなる時期がありました。主人公がひたすら不憫で、もっと報われてほしいとヤキモキします。
  • 日本神話の知識や登場人物たちの複雑な因縁が絡み合うため、設定についていくのが少し大変でした。一度読むのをやめると人間関係や専門用語を忘れてしまうので、一気読みしないと理解が難しいと感じます。
  • 途中でひよりの記憶喪失など、重くて切ないすれ違い展開が長く続くので読むのが苦痛に感じた巻がありました。序盤のデリバリーゴッドとして奮闘する明るいギャグ路線をもっとたくさん楽しみたかったです。
  • 最終巻で二人の関係に一応の決着はつきましたが、個人的にはもう少し踏み込んだ恋愛要素や、再会した後の二人のイチャイチャする姿を見たかったです。少しあっさりとした結末に物足りなさを感じました。
  • 妖との戦闘シーンの描き込みが細かすぎて、誰がどんな攻撃をしているのか状況を把握しづらいコマが時々ありました。迫力はあるのですが、もう少しスッキリとした構図の方がスムーズに読めたと思います。

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