レビュー著者: 漫画よしあし
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BUYUDEN の感想と評価(良いところ、悪いところ)
BUYUDEN
著者: 満田拓也
連載: 週刊少年サンデー
評価: 8/10
あらすじ
何不自由ないエリート家庭に育ち、勉強も運動も学年トップ。そんな「スリルのない退屈」な日々を送る小学6年生の武勇が出会ったのは、圧倒的な強さを誇るボクシング少女・要萌花だった。遊び半分で告白し、返り討ちに遭った勇は、生まれて初めて「熱くなれるもの」を見出し、己の拳を鍛え始める。エリート少年が泥臭いリングの世界で挫折と成長を繰り返し、真の強さを求めて足掻く姿が熱い!『MAJOR』の満田拓也が、野球からボクシングへ舞台を移して描き出す、魂の格闘青春ストーリー。一撃に全てを懸ける少年少女の、瑞々しくも激しい成長の記録がここに誕生!
良い所
- 満田先生らしい圧倒的な熱量と迫力の試合描写に、一気に引き込まれました!最初は嫌な奴だった勇が、ボクシングを通じて泥臭く成長していく姿に何度も胸が熱くなって、最後まで夢中で応援していました。
- ヒロインの萌花ちゃんが強くて可愛い最高のキャラクターです。怪我で挫折を経験しながらもマネージャーとして支える姿に感動。二人の付かず離れずの距離感が焦れったくて、ラブコメとしても最高でした!
- 「持たざる者」としてスタートする勇のハングリー精神に勇気をもらいました。圧倒的な才能に壁を感じながらも、必死に食らいつく姿は少年漫画の王道。野球とはまた違う、格闘技ならではの熱さが心地よいです。
- キャラクター一人一人の情熱的なセリフ回しが心に深く刺さりました。仲間のために、自分のプライドのために拳を振るう姿は本当にかっこいい。最後まで一気に駆け抜ける疾走感がたまらない、大満足の傑作です。
- 運動も勉強もトップだった少年が負ける痛みを知る過程が丁寧に描かれています。挫折を乗り越えて強くなる勇の生き様を見て、私自身も新しいことに挑戦したいという前向きなパワーをたくさんもらえました。
悪い所
- 物語終盤の急激な展開が本当に残念でなりません。高校編に入ってから一気に完結に向かってしまい、もっと読みたかったのにという不完全燃焼感が凄かったです。もっと丁寧に二人の結末を描いてほしかった。
- 前作の『MAJOR』と比べてしまうと、野球ほどの圧倒的な熱中度は感じられませんでした。設定は面白いのですが、どうしても吾郎のインパクトが強すぎて、どこか物足りなさを感じてしまう瞬間があります。
- 二人の恋愛関係がスッキリしないまま終わったのが不満です。あんなに丁寧に絆を描いてきたのだから、最後はもっとはっきりとしたハッピーエンドを見届けたかった。少し投げっぱなしな印象が拭えません。
- 主人公が最初は鼻持ちならないエリート気質なので、序盤は感情移入しづらいかもしれません。性格が変わっていく過程は良いのですが、物語に入り込むまでにある程度の忍耐が必要な作風だと正直感じました。
- ライバルたちの掘り下げが少し浅く、盛り上がりに欠ける試合がいくつかありました。もっと強敵との死闘をじっくり見たかったのですが、全体の巻数が短いために駆け足になっているのが非常に惜しいポイントです。
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