レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ミリモス・サーガ-末弟王子の転生戦記 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ミリモス・サーガ-末弟王子の転生戦記
連載: マンガBANG!/コミックノヴァ
評価: 7.9/10
あらすじ
平凡な営業サラリーマンだった青年が電車事故で命を落とし、目を覚ますと山あいの弱小国ノネッテの第七王子に生まれ変わっていた。魔法の大国と神聖術の大国が覇権を争う乱世で、末っ子王子はのんびり暮らすつもりが、共存しないはずの二つの力を独りで身につけてしまう。老臣に見いだされ、わずか12歳で国軍元帥に抜擢。押し寄せる大国の軍勢に対し、地形を読んだゲリラ戦と奇策で兵力差をひっくり返していく。惚れ込んで押しかけてくる隣国の姫や仲間に支えられ、大国の無理難題も知恵でしのぎ、潜入や強敵相手の技術開発戦まで生き残る策は尽きない。夢物語ではなく地に足のついた戦の駆け引き!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 魔法で一網打尽の夢物語ではなく、兵力差を知恵と奇策で覆す駆け引きをじっくり読みたい人
- 重い陰謀ものや悲惨な展開に疲れて、気楽に読める戦記でほっとひと息つきたい人
- ヘタレと有能のギャップがあるユルい主人公と、仲間との掛け合いを楽しみたい人
向いていない人
- 前世の知識で敵をなぎ倒す、わかりやすいチート無双の爽快感を第一に求める人
- 名のあるキャラも容赦なく倒れる、重い犠牲を描いたシビアな戦記を好む人
- 毎回まったく違う展開の予測不能さを求め、似た筋立ての繰り返しが苦手な人
良い感想・レビュー
- よくある転生ものだと思って何度か素通りしていたのに、読み始めたら面白すぎて一気買いしました。何万の兵を魔法で一網打尽の夢物語ではなく、現実的な戦の駆け引きがここまで読ませるとは驚きです。
- 転生前がごく普通のサラリーマンというのが、まず好印象でした。ブラック職場の自慢話はもうお腹いっぱいなので、色のついていない主人公が新鮮で、階級が上がるのを受け入れる過程にも妙な納得感があった。
- 主人公のミリモスがほんわかしているせいか、戦争をやっているのに全体の空気がどこか穏やかなんですよね。心の消費カロリーが少ない戦記もので、重い陰謀ものに疲れたときでも安心して読み進められました。
- なろう系のなかでは戦術がちゃんと伴っている上位の作品だと感じます。本格的にやりすぎると読者に負担がくるところを、塩梅がきちんととれていて、強敵とも真正面から戦っているのが読み応えにつながっている。
- パルベラ姫が可愛くて、コメディとしても楽しめました。主人公のちょっとしたヘタレ具合と、やるときはやるカッコよさの落差にやられて、掛け合いを眺めているだけでも楽しくて仕方なかったです。
悪い感想・レビュー
- 能力チートと言う割に、実際はそれほどチートに見えずフツーに感じました。王子で元帥というのも最初からで、田舎くさい小国が舞台だと凄みも伝わらず、淡々としすぎた展開で盛り上がりに欠けます。
- 味方も数値感覚でどんどん死ぬのに、名前つきのキャラは一切死なないので、被害の実感がまるで湧きません。会話したこともない兵ばかりが数だけ増えて消えるので、死の重みが伝わらないのが気になった。
- 最初にちょっかいを出してきては滅びる馬鹿な国が、何度も繰り返し出てくるんですよね。倒したら更に大きな敵が湧く流れにパターン化が見えてきて、途中から新鮮味がやや薄れてしまったのが正直なところです。
- 神聖術がチート的に強すぎて、シリアスに見せたい場面までギャグみたいな軽さになってしまう。馬で斜面を駆け下りて他国の会談に乱入して居座るノリなど、コミカル路線に振れているのが好みと合いませんでした。
- 中身のイラストのレベルがちょっと残念で、作家さんの素人臭さが抜けきっていない印象を受けました。話自体は悪くないぶん、作画の粗さが目についてしまって、そこだけは最後まで気になって仕方なかった。
良い感想・レビュー
- よくある転生ものだと思って何度か素通りしていたのに、読み始めたら面白すぎて一気買いしました。何万の兵を魔法で一網打尽の夢物語ではなく、現実的な戦の駆け引きがここまで読ませるとは驚きです。
- 転生前がごく普通のサラリーマンというのが、まず好印象でした。ブラック職場の自慢話はもうお腹いっぱいなので、色のついていない主人公が新鮮で、階級が上がるのを受け入れる過程にも妙な納得感があった。
- 主人公のミリモスがほんわかしているせいか、戦争をやっているのに全体の空気がどこか穏やかなんですよね。心の消費カロリーが少ない戦記もので、重い陰謀ものに疲れたときでも安心して読み進められました。
- なろう系のなかでは戦術がちゃんと伴っている上位の作品だと感じます。本格的にやりすぎると読者に負担がくるところを、塩梅がきちんととれていて、強敵とも真正面から戦っているのが読み応えにつながっている。
- パルベラ姫が可愛くて、コメディとしても楽しめました。主人公のちょっとしたヘタレ具合と、やるときはやるカッコよさの落差にやられて、掛け合いを眺めているだけでも楽しくて仕方なかったです。
悪い感想・レビュー
- 能力チートと言う割に、実際はそれほどチートに見えずフツーに感じました。王子で元帥というのも最初からで、田舎くさい小国が舞台だと凄みも伝わらず、淡々としすぎた展開で盛り上がりに欠けます。
- 味方も数値感覚でどんどん死ぬのに、名前つきのキャラは一切死なないので、被害の実感がまるで湧きません。会話したこともない兵ばかりが数だけ増えて消えるので、死の重みが伝わらないのが気になった。
- 最初にちょっかいを出してきては滅びる馬鹿な国が、何度も繰り返し出てくるんですよね。倒したら更に大きな敵が湧く流れにパターン化が見えてきて、途中から新鮮味がやや薄れてしまったのが正直なところです。
- 神聖術がチート的に強すぎて、シリアスに見せたい場面までギャグみたいな軽さになってしまう。馬で斜面を駆け下りて他国の会談に乱入して居座るノリなど、コミカル路線に振れているのが好みと合いませんでした。
- 中身のイラストのレベルがちょっと残念で、作家さんの素人臭さが抜けきっていない印象を受けました。話自体は悪くないぶん、作画の粗さが目についてしまって、そこだけは最後まで気になって仕方なかった。





