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対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~

対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~

著者: 江島絵理

連載: 月刊Comicフラッパー

ジャンル: 青春コメディ格闘ゲーム学園

評価: 8.5/10

あらすじ

全寮制のお嬢様学校。気品あふれる生徒たちが、放課後、人目を忍んで熱中していたのは――格闘ゲームだった!?江島絵理が描く、お嬢様×格ゲーという前代未聞のギャップ・コメディ。格ゲーマー特有の思考回路、執念、そして勝負の果てに生まれる絆。美しいお嬢様たちが表情を崩して「ぶっぱなす」姿が最高に熱い!百合要素も織り交ぜた、異色の青春格ゲー格闘劇が今、開幕!

良い所

  • お嬢様としての気品と、格ゲーマーとしての「狂気」のギャップが最高に面白いです!普段は高嶺の花なのに、コントローラーを持つと口調が荒くなり、勝利への執念を燃やす彼女たちの姿に、圧倒的な熱量を感じます。
  • 格ゲー描写の解像度が異常に高く、経験者なら「あるある」と膝を打つテクニックや心理戦が満載です。ハメやぶっぱなしなど、ゲーマー特有の泥臭い駆け引きをお嬢様たちが真面目に議論する姿は、まさに唯一無二。
  • 格ゲーを通じて生まれる激しい感情のぶつかり合いが、「百合としての深い絆」に繋がっていく過程が秀逸です。単なる趣味の繋がりを超え、魂を削り合って互いを認め合う青春ドラマとして、非常に完成度が高い。
  • 江島先生の画力が素晴らしく、対戦中のキャラクターの鬼気迫る表情が圧巻です。勝った時の歓喜、負けた時の絶望。対人ゲーム特有の「感情の揺れ」が丁寧に描写されていて、格ゲーを知らなくてもその熱量に当てられます。
  • 専門用語も物語の中で自然に解説されるので、格ゲー初心者でも勝負の熱さが伝わる構成になっています。自分を偽って生きてきたお嬢様たちが、ゲームの世界で「本性」をさらけ出す解放感に、読んでいて心が踊りました。

悪い所

  • 格闘ゲームに全く関心がない読者の場合、「フレーム単位の攻防」や専門的な駆け引きが長く続くと、少し置いてけぼり感を感じてしまうかもしれません。設定のノリが合うかどうかが、楽しむための最大の分岐点です。
  • キャラクターたちの「本性」があまりにも荒々しいため、お嬢様としての美しさを求めていた読者には刺激が強すぎるかもしれません。顔芸や罵倒シーンも多いので、ギャップを笑いとして許容できるかどうかが鍵です。
  • 物語の舞台がお嬢様学校に限定されているため、世界観の広がりが少し物足りない印象を受ける時期がありました。もっと、外部の大会やプロゲーマーとの対決など、外の世界との関わりも早い段階で見たかったです。
  • 百合的な要素が強いので、「純粋なスポーツ・格ゲー漫画」を期待していると、キャラクター同士の感情の重さに戸惑う瞬間があります。人間関係のドロドロとした部分も含めて、作品の「アク」を愛せる人向けです。
  • 特定のゲームタイトルをモデルにしているため、そのゲームを知らないとネタの深みが分からない箇所がありました。もっと、汎用的な格ゲーあるあるを増やして、どんな層でも100%楽しめる工夫が欲しかったです。

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