レビュー著者: 漫画よしあし
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花より男子 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 俺はつくしが道明寺の顎に「金で買えないものなんてない」っていう傲慢さを粉砕する強烈なハイキックを食らわせた瞬間、ガチで震えた。あの雑草魂こそがこの漫画の魂だし、読んでてスカッとしないわけがない。
- 私、道明寺が「汚名挽回」とか言い間違える恐ろしい暴君からのポンコツなギャップに完全にやられた。つくしに惚れてから、彼女の一言一言に一喜一憂して空回りする姿が、不器用すぎて愛おしくてたまらないんだよね。
- 非常階段で一人佇む花沢類のミステリアスで消えてしまいそうな透明感に、当時の私はどっぷり沼った。道明寺の熱量もいいけど、類の静かな優しさと、たまに見せる強引な態度のギャップは中毒性が高すぎる。
- イジメに屈せず「宣戦布告よ!」と赤札を叩き返すつくしの強さに、女子として本当に勇気をもらった。どんなにどん底に突き落とされても、自分のプライドだけは絶対に売らない彼女の生き様は、今読んでも色褪せない。
- NY編での再会や土星のネックレスのエピソードなど、スケールの大きなドラマチックな演出がとにかく上手い!少女漫画の枠を超えた波乱万丈なストーリー展開に、次はどうなるんだって一気に全巻読み耽ってしまった。
悪い所
- 初期のF4による消火器をぶっかけたり私物をゴミ箱に捨てたりする集団イジメは、正直今の感覚で見ると犯罪レベルで笑えない。道明寺がどれだけいい奴になっても、あの頃の暴力性は引いてしまう部分がある。
- つくしの両親が、娘を金づるにして玉の輿に乗せることしか考えていないクズっぷりに、読んでて本気でイライラした。家族の絆で支え合うどころか、つくしの足を引っ張ってばかりの描写は、私にはストレスだった。
- 物語後半の記憶喪失や海外逃亡といった、いかにも引き伸ばしなドロドロ展開には、流石に「まだ続くのか」と中だるみを感じた。初期の学園でのバチバチした空気感が好きだったから、少しドラマチックにしすぎかな。
- 道明寺の母親である楓さんの執拗なまでのつくしへの嫌がらせが、もう見ていて精神的に削られる。ここまでやるかっていう卑劣な手段が多くて、恋愛のドキドキよりも胸糞悪さが勝ってしまう巻があって辛かった。
- 三条桜子や滋など、二人の仲をかき乱すための当て馬キャラの介入が多すぎて、素直にカップルを応援させてくれよ!とモヤモヤした。少女漫画の王道なんだろうけど、あまりに障害が続きすぎて胃もたれする感覚があった。




