レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ストロボ・エッジ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ストロボ・エッジ
著者: 咲坂伊緒
連載: 別冊マーガレット
評価: 8.8/10
あらすじ
まだ恋を知らないおっとりとした女子高生・仁菜子が、学校で人気の男子・蓮と出会い、初めての「本気の恋」に目覚めていく物語。蓮にはすでに年上の恋人がいることを知りながらも、溢れ出す想いを止められない仁菜子のひたむきな姿を描く。報われない片想いの切なさと、誰かを純粋に想うことの輝きを、咲坂伊緒特有の繊細な筆致で丁寧に表現。周囲の友人たちの複雑な恋愛模様も交え、一瞬の表情や言葉の裏に隠された心の機微を浮き彫りにする。全10巻を通して、恋の痛みに寄り添い、読み手の心に深く刻まれる王道にして至高の学園純愛ストーリー。
良い所
- 仁菜子の真っ直ぐで純粋な恋心に、読みながら何度も胸が熱くなって涙がこぼれました。誰かを好きになることのキラキラした輝きと、どうしようもない切なさがこれでもかと詰まっていて、私の大切な一冊です。
- 咲坂先生の描く空気感がとにかく繊細で大好きです。言葉にできないもどかしい距離感や、視線が交差する瞬間のドキドキがリアルに伝わってきて、自分も高校時代に戻ったような最高に幸せな気分に浸れました。
- クールな蓮くんが、仁菜子のピュアさに触れて少しずつ心を開いていく過程が尊すぎて悶えました。二人の心の機微が丁寧に丁寧に描写されているので、どのページをめくっても感情移入が止まらなくなります。
- 報われない片想いの痛みがリアルに描かれていて、読み終わった後はしばらく放心状態でした。単なるキラピカな恋愛漫画ではなく、人の心の奥底にある揺れ動きを映し出した、まさに少女漫画の金字塔だと思います。
- 登場人物みんなが誰かを想って悩んでいる姿がいとおしくて、全員を応援したくなりました。読み返すたびに新しい発見があって、恋の苦しささえも愛おしく感じさせてくれる、私にとって人生に欠かせない名作です。
悪い所
- お互いの気持ちがなかなか通じ合わなくて、あまりのスローペースに途中で何度ももどかしくて叫びたくなりました。もっと早く素直になれば解決するのに!と思ってしまい、せっかちな私には少しストレスでした。
- 王道すぎて先の展開がなんとなく読めてしまう部分があり、刺激を求めている人には物足りないかもしれません。心理描写は素晴らしいですが、もう少し意外性のある展開があれば、最後まで飽きずに読めた気がします。
- 安堂くんが切なすぎて、最後の方は読んでいて本当に胸が苦しかったです。彼が報われない結末にどうしても納得がいかなくて、ヒロインの選択を素直に喜べない自分がいました。とにかく安堂くんが不憫すぎます。
- ふんわりとした独特の絵柄や雰囲気が人を選ぶかもしれません。繊細なのは確かですが、劇的な盛り上がりや派手な演出を期待して読むと、全体的に淡々としているように感じてしまい、少し好みが分かれる作品です。
- 少女漫画特有の「綺麗事」感が強く、現実の恋愛とはかけ離れているように感じて冷めてしまう瞬間がありました。ヒロインが純粋すぎて、ひねくれた性格の私には眩しすぎて逆に感情移入が難しかったです。
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