レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
くま クマ 熊 ベアー の感想と評価(良いところ、悪いところ)
くま クマ 熊 ベアー
連載: コミックPASH!
評価: 8.6/10
あらすじ
ゲームに費やしていた15歳の少女ユナが、ある日突然異世界に転移する異世界転生コメディ。転移時に手に入れたのは全身クマコーデのチート装備「くまさんの服」で、本人はクマが特別好きなわけでもないのにその着ぐるみなしでは力を発揮できないという設定が面白い。クマの魔法、クマの召喚獣、クマの家と、とにかく全てがクマで統一されたユナの異世界生活が愉快に描かれる。強さと可愛さを兼ね備えたクマ装備で、時に面倒そうにしながらも颯爽と活躍するユナのキャラクターがたまらない魅力を持つ。最強なのに飄々とした彼女の性格と可愛い見た目のギャップが読み手を引きつける。難しいことは考えずにひたすら癒やしと爽快感が続く、ゆるかわ無双ファンタジーの代表作。
良い所
- 最初はタイトルで笑ってしまったけど、読んでみたらクマ装備のユナのキャラクターが最高に可愛くて愛おしい。面倒そうにしながらもシレッと大活躍するギャップがたまらなくて一気読みしてしまった。
- クマが特別好きでもない主人公が全身クマコーデで異世界無双するコンセプトが面白い。可愛いのに強くて難しいことは考えずに読めるゆるかわな雰囲気が毎回癒やしになっている好きな作品だ。
- ゲーム廃人の少女が異世界でのびのびクマライフを満喫する展開が爽快すぎる。仲間たちとの関係が少しずつ深まっていく様子も微笑ましくて、読んでいてずっとほっこりした気持ちになれる。
- 絵もストーリーも可愛くて、くまゆるとくまきゅうの召喚獣のデザインが最高だった。ラノベのコミカライズとしての完成度が高くて、原作の雰囲気そのままに動きと躍動感が加わっていると感じた。
- タイトル通り全編にクマが推されまくっているのに、本人がそれほどクマ好きではないというポイントがジワジワ面白い。異世界転生系でもひたすらゆるかわな空気感が続くのがクセになる作品だ。
悪い所
- ゆるかわな雰囲気は好きなのだが、主人公が最強すぎて困難に陥る場面がほぼないためドラマとしての緊張感が薄い。のんびり楽しみたい時にはいいが、ストーリーの深みを求めると物足りなさを感じる。
- 異世界転生ものとして見ると設定がシンプルすぎて驚きがない。クマという個性的な要素があるにもかかわらず話の展開がパターン化していると感じる部分があって、続巻を追う勢いが落ちてしまった。
- かわいい絵柄と世界観は好みなのだが、主人公のユナがあまり感情を出さないドライな性格なので感情移入しにくかった。もう少し内面描写があると物語への没入感がぐっと上がると思う。
- のんびりしたファンタジーとして楽しめるのだが、巻が進むにつれて話が広がりすぎて主人公と当初の仲間たちの関係が薄くなってきた気がした。序盤の小さなコミュニティの雰囲気が好きだったので残念だ。
- アニメ化作品として期待して読んだが話のテンポが一定すぎて盛り上がりに欠けると感じた場面もあった。クマという強烈なビジュアルで読み続けられるが、それ以外の要素に新鮮さが足りない気がした。





