最終更新日:
げんしけん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
げんしけん
著者: 木尾士目
連載: 月刊アフタヌーン
評価: 8.3/10
あらすじ
大学のサークル「現代視覚文化研究会(現視研)」を舞台に、オタク趣味を持つ学生たちの日常を描く物語。新入生の笹原完士は、個性的な仲間たちと出会い、同人誌制作やコミケ参加、秋葉原巡りなどを通して自分の趣味や人間関係を深めていく。オタク文化をリアルに切り取った青春群像劇。
良い所
- オタク文化をリアルに描いていて、当時の空気感がそのまま伝わってきた。
- キャラクター同士の掛け合いが自然で、会話劇としても面白かった。
- 同人誌制作やコミケ参加など、実際のオタク活動が細かく描かれていて共感できた。
- 笹原の成長物語としても読めて、青春漫画としての魅力が強かった。
- 恋愛要素が自然に盛り込まれていて、オタクの日常と青春のバランスが絶妙だった。
悪い所
- オタク文化に馴染みがないと専門用語が多く、理解しづらい部分があった。
- ストーリーの進行がゆるやかで、盛り上がりに欠ける巻もあった。
- キャラクターの内面描写が淡白で、感情移入しにくい場面があった。
- 恋愛展開が唐突に感じられる部分があり、違和感を覚えた。
- 絵柄が地味で派手さに欠け、読み始めは取っつきにくかった。



