レビュー著者: 漫画よしあし
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聖☆おにいさん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
聖☆おにいさん
著者: 中村光
連載: モーニング・ツー
評価: 8.5/10
あらすじ
目覚めた人・ブッダと、神の子・イエスの二人が、世紀末を無事に越えた慰労として、東京・立川のアパートでルームシェアをしながら下界でバカンスを過ごす日常コメディ。細かいお金を気にしてチラシの特売をチェックする倹約家のブッダと、新しいもの好きで衝動買いが多いイエス。神様である二人が、日本の庶民的な生活に馴染みながら、時に宗教的な奇跡や勘違いを交えてドタバタな日常を繰り広げていく。キリスト教と仏教の宗教ネタを笑いに変える独自の世界観と、二人のゆるい掛け合いが絶妙なバランスで描かれている。日本だからこそ描ける、タブーなしの神様コメディの金字塔!
良い所
- 世界の2大宗教の開祖が立川のアパートで同居生活という設定だけで笑えます。宗教ネタがふんだんに盛り込まれており、知っていればさらに深く楽しめる絶妙なコメディです。
- 倹約家のブッダと、新しいもの好きで衝動買いしてしまうイエスのやり取りが最高に面白いです。神様なのに庶民的で人間くさい二人の姿に、読んでいてとても癒やされます。
- キリスト教と仏教の知識を絶妙なギャグに昇華させていて、日本だからこそ描けるタブーなしの世界観が素晴らしいです。クスッと笑える小ネタが多くて飽きません。
- 1話完結でサクサク読めるので、疲れている時に頭を空っぽにして笑える最高のギャグ漫画です。宗教の歴史をちょっと勉強してから読み返すと、より面白さが増します!
- 立川という絶妙な舞台設定で、二人が日本の文化や現代のイベントに戸惑いながらもエンジョイしている姿が愛おしいです。二人の温かい関係性に心がほっこりします。
悪い所
- 宗教の教義や偉人にまつわるエピソードを知らないと、ギャグの意味が分からなくて置いてけぼりになることが多いです。読むのに少し教養が求められる漫画だと感じました。
- 最初は設定の斬新さで笑えたのですが、巻数が進むにつれて同じようなパターンの勘違いギャグが続くので、一気に読むと途中で少し飽きてマンネリ化してしまいました。
- セリフやツッコミの文字数が結構多くて、ギャグ漫画としては読むのに少し体力が要ります。テンポ良くサクサク読みたい私には、少しクドく感じてしまう箇所がありました。
- 登場人物が増えてきてからは、天界のキャラクターたちの身内ネタや内輪ノリのようなエピソードが多くなり、初期の立川での質素な生活感が薄れてしまったのが残念です。
- 宗教をネタにしているため、信仰を厳格に捉えている人には不謹慎で受け入れがたい内容かもしれません。私自身は楽しめましたが、少し人を選ぶブラックな笑いだと感じます。




