レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
それでも僕らはヤってない の感想と評価(良いところ、悪いところ)
それでも僕らはヤってない
完結著者: 村山渉
連載: 週刊漫画TIMES
評価: 8.3/10
あらすじ
大手住宅メーカーで働く29歳の時田晃介は、女っ気のないまま歳を重ねてきた営業マン。経験のなさにずっと引け目を感じ、恋にも仕事にもどこか及び腰のままでいる。そんなとき、高校のころに想いを寄せていた藤野陶子とばったり再会する。バツイチになった彼女と少しずつ距離を縮めていく晃介。ところが、キャバ嬢の芹沢亜矢奈までもが彼に好意を寄せはじめ、揺れる気持ちはどんどん複雑になっていく。「ヤってない」のは晃介だけじゃない。不器用な男女たちのまっすぐな恋が、ゆるやかに絡み合いながら同時に進んでいく連作劇。タイトルの色気にだまされて読みはじめると、思いがけず胸を打たれる人間ドラマ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 大人の恋愛ならではのもどかしさと切なさを、静かな夜に一人でじっくりと味わいたいと思っている人
- 繊細な表情や仕草の描写から、言葉にならない複雑な心情を丁寧に読み取っていくのが好きだと感じる人
- 三十代前後のリアルな悩みや焦燥感に寄り添う、不器用な大人のための純愛物語に共感したいと感じる人
向いていない人
- 関係がなかなか進展しない緩やかなテンポより、大きな出来事や分かりやすい変化を物語に求めてしまう人
- 優柔不断で過去に囚われがちな主人公の姿に、じれったさやストレスを感じてしまいやすいタイプの人
- 理屈っぽいやり取りより、本能のままに激しくぶつかり合う熱量の高い恋愛描写を見たいと望んでいる人
良い感想・レビュー
- タイトルと表紙から下世話な話を想像してたら、まるで違った。主人公とヒロインのやりとりに僕までドキドキして、先が気になって仕方なかったです。タイトルと裏腹のまっすぐな恋愛。
- エロ寄りの青年漫画だと決めつけて読みはじめた俺が、まさかの不覚で泣いてしまった。童貞コンプレックスを抱えながらまっすぐ生きてきた主人公の誠実さに、どうか幸せになってほしいという気持ちだけが残ったよ。
- 登場人物がゆるく繋がる連作の形がいい。作者がそれぞれの内面を丁寧に描いているおかげで、私の中にもスッと入ってきた。人物の手ざわりがちゃんとある一作だと思う。
- くっつきそうでくっつかない関係をだらだら続ける感じはある。でも主人公に共感できた瞬間から、僕は一気に引き込まれた。低評価の理由がわからないくらい沼にハマった。
- 幼なじみから恋心へ移っていく都が、読むほどにどんどんかわいくなる。彼女の気持ちが少しずつ変わっていく様子を追うだけで、僕の胸は満たされた。じわじわ効いてくるまっすぐな恋心。
悪い感想・レビュー
- 絵がきれいで序盤の恋愛にはちゃんとドキドキした。なのに主人公が主役に戻るあたりから人間関係がぐちゃぐちゃに絡まり、僕はどんどん読むのがつらくなった。収拾のつかなさが残念。
- ラストがあんまりだ。面白かったのに、最後だけなぜあんな投げ方をするのか。決着が全然ついていないのに感動のフィナーレと言われても、俺には駆け足の打ち切りにしか見えなかった。
- 中盤からエロゲみたいな展開で話を広げすぎて、私はすっかりダレてしまった。広げきった話を最後までたためないまま終わり、風呂敷のたたみ方が雑で残念でした。
- 主人公が成長するどころか退化していく。自分は変わりたいのに相手には変わってほしくないなんて、僕には身勝手すぎる主人公にしか思えず、情けない幕切れにがっかりした。
- きちんと話して説明すればいいのに、思い込みのまま突っ走る。自意識が過剰すぎて、俺はこの主人公に最後まで乗れなかった。言葉足らずのすれ違いがただただもどかしい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
タイトルと表紙から下世話な話を想像してたら、まるで違った。主人公とヒロインのやりとりに僕までドキドキして、先が気になって仕方なかったです。タイトルと裏腹のまっすぐな恋愛。
絵がきれいで序盤の恋愛にはちゃんとドキドキした。なのに主人公が主役に戻るあたりから人間関係がぐちゃぐちゃに絡まり、僕はどんどん読むのがつらくなった。収拾のつかなさが残念。
エロ寄りの青年漫画だと決めつけて読みはじめた俺が、まさかの不覚で泣いてしまった。童貞コンプレックスを抱えながらまっすぐ生きてきた主人公の誠実さに、どうか幸せになってほしいという気持ちだけが残ったよ。
ラストがあんまりだ。面白かったのに、最後だけなぜあんな投げ方をするのか。決着が全然ついていないのに感動のフィナーレと言われても、俺には駆け足の打ち切りにしか見えなかった。
登場人物がゆるく繋がる連作の形がいい。作者がそれぞれの内面を丁寧に描いているおかげで、私の中にもスッと入ってきた。人物の手ざわりがちゃんとある一作だと思う。
中盤からエロゲみたいな展開で話を広げすぎて、私はすっかりダレてしまった。広げきった話を最後までたためないまま終わり、風呂敷のたたみ方が雑で残念でした。
くっつきそうでくっつかない関係をだらだら続ける感じはある。でも主人公に共感できた瞬間から、僕は一気に引き込まれた。低評価の理由がわからないくらい沼にハマった。
主人公が成長するどころか退化していく。自分は変わりたいのに相手には変わってほしくないなんて、僕には身勝手すぎる主人公にしか思えず、情けない幕切れにがっかりした。
幼なじみから恋心へ移っていく都が、読むほどにどんどんかわいくなる。彼女の気持ちが少しずつ変わっていく様子を追うだけで、僕の胸は満たされた。じわじわ効いてくるまっすぐな恋心。
きちんと話して説明すればいいのに、思い込みのまま突っ走る。自意識が過剰すぎて、俺はこの主人公に最後まで乗れなかった。言葉足らずのすれ違いがただただもどかしい。





